mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

2021年11月のブログ記事

  • ベイスターズを応援する理由

    10年ほど前。まだベイスターズ暗黒時代の真っ只中、私はぼんやりとテレビを見ていた。 「『だめんず』にハマった私」といったタイトルの番組で、数名の若い女性が匿名で登場してそれぞれ体験談を語ると言う内容だった。 彼女たちは異口同音にそれぞれの「だめんず」達が如何にやる気がなく、いい加減で、浮気症である... 続きをみる

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  • ヤクルトスワローズ優勝のストーリー

    国に国生みの物語があるように、日本一になったチームにはチームが生まれ変わり成長して栄冠をつかむまでのストーリーがある。ように思う。 2021年ヤクルトスワローズ優勝に至るストーリーはどこから始まったのだろうか。 青木宣親のMLBからの復帰からかも知れない。 2017年シーズンオフにニューヨークメッ... 続きをみる

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  • 嵐の中の山﨑康晃を導くともし火

    以前このブログで次のような記事を書いたことがある。 “山﨑康晃は170個のセーブを積み重ね、その間に失敗もしてきている。私は、彼の生命線はツーシームがわずかだが決定的にスタンダードを上回っていることだと考えているが、その生命線が破綻したと思われる危機も何度かあった。スタンダードは時と共に変化するの... 続きをみる

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  • 筒香嘉智30歳の誕生日とピッツバーグの感謝祭

    今日11月26日は筒香嘉智の30歳の誕生日だ。 彼はベイスターズ久々の高卒野手ドラフト1位として2010年に入団した。その後もずっと注目していたが、もうあれから11年経ったのかという印象だ。 筒香選手は中学生の頃から頭角を表し、ボーイズ関西選抜の四番として世界大会にも出場している。中学時代は野球漬... 続きをみる

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  • 上茶谷大河に関する心配事

    11月23日に上茶谷大河の契約更改が行われた。年俸4300万円から1000万円減の3300万円でサイン。 今年の上茶谷は出だしから大きくつまづいた。 4月1日ヤクルト戦2回被安打5 本塁打1 四死球3失点5 4月10日タイガース戦7回被安打1 四死球0失点1 負け 4月17日ジャイアンツ戦6回被安... 続きをみる

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  • 日本シリーズの記憶(2017年横浜DeNAベイスターズ対福岡ソフトバンクホークス)

    今日から日本シリーズの舞台は東京に移って第3戦が始まる。 スワローズもバッファローズも近年屈指の良いチームなので、きっと白熱した良い試合になるだろう。 私はその傍で2017年の日本シリーズについて書いてみようと思う。 2017年のクライマックスシリーズファイナルステージの戦いについては既に書いた。... 続きをみる

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  • タイラー・オースティンの去就とグリエルと細川成也

    タイラー・オースティンの契約成立がなかなか発表されない。 このところベイスターズOBのコーチ就任のニュースが相次いでいたので忘れていた(本当は思い出さないようにしていた)。 昨年のオースティン選手との契約は2年間であり、2年目は球団が選択権を持っていると言うことなので確実だとは思うのだが、私が心配... 続きをみる

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  • 2021年秋季トレーニング 今永昇太の一本締め

    今シーズンの我がベイスターズは、コロナ禍でのビザ取得の遅れによる外国人選手の不在という大きな失敗から始まった。 そして、ジャイアンツとの開幕戦では志願の開幕投手だった濱口遥大が3回6失点と試合を作ることに失敗した。 その後じわじわと追い上げ、9回表に新加入の田中俊太の2点タイムリーで7-7の同点に... 続きをみる

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  • 相川亮二のおとこ気

    ファンがプロ野球選手を記憶にとどめる理由はさまざまだ。 江夏の21球 斎藤佑樹のハンカチ 松井の五連続敬遠 などなど そして何の理由で覚えられるかを選ぶことができないこともある。 相川亮二選手はキャッチャーとしては珍しく打率3割を記録しているし、オールスターにも出ている(いずれも2007年)。 ア... 続きをみる

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  • 日本シリーズの記憶(1971年読売ジャイアンツ対阪急ブレーブス)

    明日からヤクルトスワローズとオリックスバッファローズの日本シリーズが始まる。 来年こそは我がベイスターズがペナントレースを制し、クライマックスシリーズも勝ち上がって日本一を決めるこの舞台に駒を進めることを祈っている。 私の記憶の中で一番古くそして一番印象深い日本シリーズは連覇中の読売ジャイアンツと... 続きをみる

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  • フェルナンド・ロメロのストレートの「のび」とゴロ量産

    先日の記事で書いたように、今永昇太は多くの三振を奪い被打率は低いのだが被本塁打は比較的多い傾向であるのに対して、フェルナンド・ロメロはあまり三振はとれずヒットも打たれるのだが被本塁打は少なく防御率も良い。 そこで、この二人の傾向を「球質」の差という観点から考えてみることにしたのだが、今永について書... 続きをみる

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  • 優しい名伯楽小谷正勝さんがコーチのコーチに就任

    大洋、ヤクルト、ロッテ、巨人の投手コーチを歴任し名伯楽の誉れが高い小谷正勝さんがピッチング部門のコーチングアドバイザーとしてベイスターズに入団することになった。 小谷さんは1967年に國學院大学からドラフト一位で大洋ホエールズに入団し、その後、球団初のクローザーとして活躍された。 江夏の9連続三振... 続きをみる

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  • タクロー・イシイの青い鳥

    あるところに、貧しい木こりの家庭がありました。2人の子どもがいて、兄はタクロー、妹はイシイという名前です。 クリスマス前の夜、彼らのもとに魔法使いのおばあさんがやってきました。2人は魔法使いから「私のチームが貧打で苦しんでいる。貧打を治すために『幸せの青い鳥』を見つけてきてほしい」と頼まれます。 ... 続きをみる

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  • 今永昇太のストレートの「のび」と飛翔癖(野球の科学)

    2021年シーズン後半の我がベイスターズの戦いの中で、私はフェルナンド・ロメロと今永昇太という持ち味の大きく異なる二人の才能豊かなピッチャーに注目していた。 この二人の終盤6試合の成績を比べてみると下の表のようになる。なお、投球回数はロメロ43回に対して今永38回である。 この表からも明らかなよう... 続きをみる

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  • CS最終戦 中田翔はボールを見て振ったのか (野球の科学)

    スポーツビジョンと呼ばれる研究がある。 さまざまなスポーツで視覚がどの様にして選手のパフォーマンスに影響を与えるのかを明らかにし、どのようなトレーニングをすればパフォーマンスを上げることができるのか、などを研究する分野だ。 藤木恭平さんの「トップアスリートのスポーツ視覚:野球編(SPORTS VI... 続きをみる

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  • 石井琢朗コーチ就任 ジェダイの帰還

    11月13日 かねてから噂されていた通り、前ジャイアンツコーチの石井琢朗がベイスターズのコーチに就任することが正式に発表された。 当時の親会社だったTBSとの間がうまくいかず2008年に広島に移籍してから14年ぶりの古巣への復帰だ。 彼は2008年のシーズン終了間近に球団から引退勧告を受けたが、そ... 続きをみる

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  • ベネズエラリーグのホセ・ロペス

    3年ほど前のある日の午後みなとみらいのTSUTAYAの前を小走りで通り過ぎる人がいた。少し跳ねるような走り方で、どこかで見たことがあると思った。 そうだ。ホセ・ロペスがホームランを打ってダイヤモンドを一周する時の走り方にそっくりだ、と思った。そう思ってもう一度見るとホセ・ロペス本人だった。あんなに... 続きをみる

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  • クライマックスシリーズの記憶(2017年ファイナルステージ)

    セリーグのクライマックスシリーズファイナルステージは昨夜の第1戦でスワローズが先勝して2勝0敗とした。 セパ両リーグが参加する形では2007年に始まったクライマックスシリーズの歴史の中で先に2勝0敗としたチーム(優勝チームのアドバンテージの一勝も含む)が敗退したのは一度だけ。我がベイスターズがカー... 続きをみる

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  • クライマックスシリーズの記憶(2016年ファーストステージ)

    2016年はアレックス・ラミレス監督が就任した最初の年であり、序盤こそ出遅れたものの徐々に挽回し最終的には69勝71敗3分けと勝ち越しは出来なかったが3位となった。11年ぶりのAクラスだった。 チームの中心になったのは当時24歳の筒香嘉智で、本塁打(44本)と打点(110点)はいずれもキャリアハイ... 続きをみる

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  • 牧秀悟はじめての月間MVP

    牧秀悟が10月の月間MVPを受賞した。彼にとってはじめてのことだ。 10月は19試合で打率4割5分2厘、1本塁打、6打点の大活躍。負傷したタイラー・オースティンに代わって10月6日に4番に座ってからの15試合では5割1分7厘と言う驚異的なペースでシーズン最終盤を終えた。 チームの新人としては200... 続きをみる

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  • 暗黒時代とはなんだったのか

    横浜ベイスターズの暗黒時代とは、一般に、2002年から2015年の14年間を指す。 この14年間で最下位になること10回。Aクラスになったのは一度だけである。 特に、2008年から2012年までの5年間は連続最下位で勝率も4割を下回った。 2009年と2012年には首位とのゲーム差が40を超え、2... 続きをみる

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  • 三嶋一輝とともに歩もう

    2021年のペナントレースは3月26日に三嶋一輝がジャイアンツ亀井善行にサヨナラホームランを打たれて幕を開けた。その時は開幕戦とは言え一敗は一敗と自分に言い聞かせたが、それ以上の重みを持つような嫌な予感がしていた。 その後、ベイスターズは交流戦で一時浮上しかけたものの最後まで良い波に乗ることはでき... 続きをみる

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  • 三浦大輔の隠し湯

    11月4日 平田真吾投手が横浜市内の病院で右肘のクリーニング手術を受けたという発表があった。 平田は球団を通じ「来季を万全に戦うため、手術することを決断しました。今後はリハビリに励み、パワーアップしてグラウンドに戻ります」とコメントしたとのこと。 昨年から今年にかけて、我がベイスターズの選手たちの... 続きをみる

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  • ホセ・ロペスの現在

    11月4日 今日も嬉しいニュースがあった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/1104fe13d54a2188dec6ad88fe12cb94cebb43d3/images/000 “昨オフにDeNAを退団後もトレーニングを続けてきたロペスが今年10月中旬、母国・... 続きをみる

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  • 1998年に咲いたひまわり

    二十歳の誕生日の直後に友人と二人で2ヶ月近いバックパッキングの旅に出た。 起点がロンドンで終点がパリということだけが決まっていて、その間の計画は全く未定と言う行き当たりばったりの旅だった。 自分にとってはじめての海外であり、はじめての冒険だった。 当時はユーレイルパスと言う各国の鉄道乗り放題のチケ... 続きをみる

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  • 牧秀悟が手にしたものは“牧秀悟”と言う名のタイトルである

    牧秀悟のプロ野球選手としての最初のシーズンが終わった。 まずは彼が今シーズン成し遂げたことを列挙してみよう。 打率.314(新人歴代2位) 153安打(新人歴代4位) 14度の猛打賞(新人歴代1位) 35二塁打(セ・リーグ新人1位) 5打席連続二塁打(NPB初) 22本塁打(新人歴代8位) 260... 続きをみる

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