mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今年こそがベイスターズ先発投手陣黄金時代の幕開けかも知れない



なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな(回文)


石田健大、今永昇太、濱口遥大、東克樹、大貫晋一、上茶谷大河、フェルナンド・ロメロと言う七福神、じゃなかった7人の投手たちは、今年、26歳から29歳と言う脂の乗りきった年代にある。


彼らのベストシーズンはいずれも2016年から2021年の間にあるが、誰かが仕組んだかのように少しずつずれており、今まで一度も重なったことがない。エース格と思われる今永投手と東投手の二人に限っても、同じ年に万全の体調で力を出し切ったことは一度もない。


しかし、彼らが苦しめられてきた故障は、全て、肩のクリーニング手術や肘のトミージョン手術などによって乗り越えた。そして、長いリハビリを経て、復活を確かなものとするような好投を昨シーズン既に見せてくれた選手も多い。


私は、斎藤隆コーチと小谷正勝アドバイザーが復帰する今年こそは、彼ら全員が初めてそれぞれ本来の実力を発揮して活躍するシーズンになると言う予感がしてならない。


彼らのことを敵チームのバッテリーコーチとして分析し対策を研究し続けてきた相川亮二コーチが復帰することも、配球面や弱点の補強などできっとプラスに働くはずだ。


と言うことで、少し気が早いかも知れないが(善は急げとも言う)、今年、彼らがそれぞれのベストシーズンの成績をあげることを想定して、ベイスターズ先発投手陣の成績予想をまとめてみた。



勝ち頭は今永投手で13勝7敗。そして東投手が11勝5敗で続く。

この二人だけで12の貯金を稼いでおり、まさに左のダブルエースと言う位置付けだ。


セイバーメトリクスで良く使われる総合指標WAR(リーグの平均よりやや劣るような容易に交換可能な投手と比較して何勝分チームの勝利に貢献したかを表す)では、東投手が6.0、今永投手が5.8。どちらも素晴らしい成績と言って良い。


濱口投手と大貫投手がいずれも10勝6敗と活躍し、チーム内に4人の2桁勝利のピッチャーがいるのは心強い。ここまでで、貯金は20。


上茶谷投手はここ2年間の不調から崖っぷちと言う危機意識を持っており、新しい投手コーチ陣と共に入団時以上の成績をあげるべく死にものぐるいで努力するだろう。


そしてロメロ投手。彼が実力を発揮したのは昨シーズン後半のオリンピック休み明け以降で、ほぼ2ヶ月で5勝をあげたことを考えれば、今シーズンはさらに上積みが期待できる。

が、しかし、慎重派の私はそこまでは勘定に入れない。


石田投手も2年連続で開幕投手をつとめた実力者で、復権を虎視眈々と狙っている。



一年を通して見れば、彼ら先発投手陣全体で65勝37敗、貯金28ということになる。

今年のヤクルトの貯金が21であることを考えれば、十分優勝を狙える数字だ。


先発投手陣トータルのWARは25.7である。

昨日の記事で書いた野手陣のWARの予想に基づき、佐野選手が一塁手も兼ねて、楠本選手とソト選手を適宜併用した場合の合計値を計算すると、17.9になるので、チーム合計としては、(救援陣が±0だとしても)WAR 43.6となりまさに優勝チームにふさわしい数値となる。


そして、我がベイスターズが出場することのほぼ確実な日本シリーズ(景気の良いことを言っていると本当になるそうです)では、今永、東、大貫、ロメロを先発4本柱、石田、濱口、上茶谷を第二先発としてスタンバイさせると言う万全の体制で24年ぶりの日本一になりましたとさ、めでたしめでたし。