mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

2022年シーズンの出陣式とファンの責任





以前は鎌倉の鶴岡八幡宮で行っていたベイスターズの出陣式が今年は横浜スタジアムで行われた。


コロナ禍ということで、駆けつけたファンの感染対策が完成している本拠地球場の方が良いという判断だったのだろう。


南場オーナーや三原球団代表も含めチーム全員が参集して、最下位に沈んだ昨シーズンからの巻き返しに向け一丸となって進んでいくことを誓い合ったことは、節目として重要だと思う。


横浜反撃と書かれた巨大な絵馬に監督や選手たちも自分の願いや想いを書いた通常サイズの絵馬を取り付けていた。三浦監督と佐野恵太キャプテンはいずれも「日本一」と書いた絵馬を持ち、伊勢大夢投手は「獲る」という決意をしたためていた。



式典の後はグラウンドに椅子を置いて選手たちが質問に答える場面もあり、故障でリハビリ中の佐野選手や今永投手も参加していた。


佐野選手は既にバッティング練習を始めているそうで、強いスイングをできるようにして戻って来ると答えていた。開幕に間に合いそうだという報道もあり、最初は代打でもベンチにいてくれると大変心強い。


今永投手もキャッチボールは始めているとのこと。

こちらは4月に入ってからの復帰になりそうだという話が出ている。


彼の調整遅れによって先発ローテーションそして開幕投手をめぐる競争が激化しており、投手陣に良い緊張感をもたらしているので、焦らず、しっかりとシーズンを通じて戦える状態になって戻って来て欲しい。


司会役のOB荒波翔さんの質問に、三浦監督も「開幕投手は今永・・・が怪我をしたので未定です」と答えていて、荒波さんも「今永投手が怪我をしたせいで開幕投手が決まらないということで良いですね」と言っていた。


ユーモアのある受け答えからも、軽症でほどなく復帰できそうだという余裕が垣間見えたように思う。





昨日のカープ戦を終えて3勝1分けとオープン戦ながら12球団のトップに立った。

だからどうということも無いのだが、最下位だった昨年は、オープン戦の成績も3勝9敗1分けだったことを考えると、既に勝ち数で並んでいる今年の方が明るい希望があることは確かだ。


昨日も書いたが、チーム全体が、ひとつ先を目指す走塁と進塁打を狙うチームバッティングということで一つの方向を向いていることは試合を見ているだけでも分かる。


象徴的だったシーンは、昨日の試合で、無死二塁から前の打席は三振だった神里選手が思い切り引っ張ってファーストゴロを打ちランナーを三塁に進めたこと、そして、彼がベンチに戻ると全員がそれを讃えていたことだ。


結局この後は梶原選手の内野安打でサードランナーが還り1点を奪ったことからも、こうしたことの積み重ねがシーズン全体としてみると大きな差になってくるだろう。

三浦もこの時のことについて「非常に貴重な1つのアウトだった」と讃えていた。


別の取材では、三浦監督は、


「もちろんシーズンに入れば、こんな風にずっとうまくいくわけがない。


とはいえ、オープン戦でできないことは、公式戦でもできない。


オープン戦でやりたいことができているのは、いい傾向だと思います」


とコメントしていて、これは正直な感想だろう。失敗することもあるし、それが重なることもあるだろうが、この姿勢を継続して行って欲しい。




上に書いた三浦監督の記事は今日のfull countのものだが、私はそれに対するコメント欄に目を引かれた。無記名のコメントだが、全文を引用する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/80322f8d483bb1151145297442b283fd0c1013b9


“横浜大洋の頃から40年弱、ずっと応援してます。


経営権がDeNAに移り、その頃からそれまで感じなかった球団、チームの成長を感じるようになれた。


ドラフト戦略や監督コーチの招聘から、球場の改修などのファンサービスに至るまで。

ベイスターズというチームはまさに変わろうとしている。


以前は失敗や気のないプレーに対しても寛容だったファンも、自分を含めて最近では厳しくなった気がする。


チームが強くなるには、ファンの温かくも厳しい声も必要だろう。


長年のファンとして、ファンの責任というものを初めて感じた気がする。“


私は一瞬自分で書いたのかと思ったほど、強く賛同した。


そう、ベイスターズと共に我々ファンも成長している。


石井琢朗コーチが就任してチーム一丸となって意識改革を進めている今、その方向性に反するようなプレーや行動に対しては、我々ファンも「温かくも厳しい声」を発して、チームが初志貫徹して上のレベルに行くことを支えたいと思う。