mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

楽天戦は引き分け 心配な人たちと心配しなくても良い人たち



3月11日 対楽天ゴールデンイーグルス 草薙総合運動場野球場 2-2 引き分け


楽天は則本、ベイスターズは東と共に開幕投手をつとめることが昨日発表された二人が先発した。




1. 桑原(CF)
2. 柴田(SS)
3. オースティン(RF)
4. 牧(2B)
5. 宮﨑(3B)
6. 神里(LF)
7. ソト(1B)
8. 戸柱(C)
9. 楠本(DH)
P 東克樹(4.2回)→三上朋也(0.1回)→伊勢拡(1回)→田中健二朗(1回)→入江大生(1回)→三嶋一輝(1回)


さすがに二人とも好投手で、序盤は両チームとも無得点のまま淡々と試合が進んでいった。


東投手はストレートの球速が140km/h半ば程度とスピードガンの表示はもう一つだったが、クリーンヒットされる場面はほとんどなく、コントロールに気をつけて無難に抑えた印象だ。


5回ツーアウトでおそらく予定した球数(60球)に達したため、マウンドを三上投手に譲ったが、その間、被安打3 与四球0 奪三振3 無失点だったので、まずまずというところだろう。中日笠原投手から習ったという遅いチェンジアップも試投して手応えがあったようだ。


彼に関しては、このまま順調に調整して3月25日の開幕を迎えてもらいたい。


唯一気になっているのは、土が変わって投手陣が苦労している横浜スタジアムの今シーズンバージョンについては開幕戦がぶっつけ本番になることだ。


もちろん、ホーム球場なので、新マウンドでの投球練習は可能だろうが、実戦となるとまた感触が変わってくるというようなことがないか少し心配だ。


6回表 ベイスターズの攻撃


楽天の投手は先発した則本昂大に変わって高田孝一。


先頭の桑原が三振で倒れた後(最近、この手の文章を書くことが増えた。気がかりだ)、柴田がライト前ヒットで出塁。


オースティンはライトフライに終わったが、牧に代わってセカンド4番に入った知野が打席に入ると、高田投手の牽制擬投がボークを取られ、柴田はセカンドに進塁。


ここで、知野がうまくセンター前に運んで柴田がホームイン。
先制タイムリーヒットとなった。


次の倉本もライト前ヒットで二死一、三塁とし、バッター神里となったところで、代打細川。
三遊間を鋭く抜けるレフト前ヒットで三塁ランナー知野が帰還して2-0とリードした。



6回裏 楽天の攻撃


5回二死から登板した三上は結局ワンポイントで、この回は伊勢大夢がマウンドに上がった。


今日の伊勢はストレートが右上に抜けていく傾向があってストライクを取るのに苦労していた。先頭打者から3人連続でフルカウントまで行ってしまうのはリリーフピッチャーとしてやはり戴けない。


西川と島内にヒットを打たれ、さらに続く渡邊の打席で島内の代走武藤が初球から二盗を決めて二死二、三塁。ここで、伊勢がワイルドピッチ。叩きつけたワンバウンドを戸柱が止められず三塁走者がホームイン。


そして、渡邊にもレフト前にタイムリーヒットを打たれて2-2の同点に追いつかれた。


その後、ベイスターズは8回に一死満塁、9回には大田泰示のあわやホームランというレフトフェンス直撃のツーベースヒットから一死三塁のチャンスを作ったが、いずれも後続が凡退し無得点に終わった。


2-2のまま試合終了でオープン戦二度目の引き分け。




得点効率は良くなかったが、チーム全体としては8安打を放っており、一定の調子は維持している。


特に、途中から牧に代わってセカンドで出場した知野直人は2打数2安打1打点、細川も代打からタイムリーヒットを放った。


好調の柴田と戸柱もヒットを打っており、打撃の状態は悪くないと思う。


一方、一昨日のブログでも書いた「気にしい」の桑原将志は死球での出塁はあったものの、今日も2打数0安打で途中から新人の梶原選手に代わった。


オープン戦の打率 .136
どうもやはり悩みの迷路に入り込んでしまっているように見える。心配だ。


本人も驚いたという複数年契約で逆にプレッシャーを感じてしまったのか、あるいは、前回レギュラーをつかんで手放したことがトラウマになっているのか、いずれにしてもメンタルの面が大きいような気がしている。


桑原に輪をかけて心配なのが神里和毅だ。
今日も2打数ノーヒットで、オープン戦の打率は .063となった。


6回表の二死一、三塁のチャンスで代打細川を送られてしまうというのは、予定通りの交代だったのかも知れないが、首脳陣の評価も芳しくないのではないかと心配になってしまう。


彼も桑原もそうなのだが、結果以上に、打席での内容がよろしくない。
二人とも厳しいコースに手が出ずに見逃し三振、あるいはチャンスでの内野正面のゴロでゲッツーというシーンが目に付く。


心配だ。明日あたり、近所の神社にお参りしてこようかと思う。




二人の外国人選手、オースティンとソトも今日はノーヒット。
しかし、こちらはあまり心配していない。


ヒットにはならなかったが、鋭いゴロが楽天内野陣の好守でアウトになったりしていたので、そのうちヒットも出始めるだろう。


今のところ、二人ともゴロか上がりすぎのフライが多く、良い角度のついた打球が少ないのだが、これは実戦でボールに目が慣れてくれば徐々に修正していくことができるのではないかと思っている。


大田泰示の不調は底から抜けつつあるように見える。今日も代打で登場して大きな当たりのフェンス直撃のツーベースを打っていた。


オープン戦が始まった頃に比べれば、際どいボールをしっかり見送るなど投球にも目が慣れてきているように思える。


伊勢大夢は被安打3とワイルドピッチで2失点だったが、こちらもあまり心配していない。
ボール自体は良かったので、ストレートが抜ける問題を解決すれば変化球も生きてきてしっかりと抑えることができるようになるだろう。


明治大学の後輩の入江大生が8回を三者凡退で抑えており、彼の頑張りも刺激になって双方に良い競争意識が生まれてくれれば良いと思う。


三嶋一輝は前回登板よりもだいぶ良かったように思う。
ストレートもシュート回転することなく、スライダーもよく切れていて三振を奪うことができた。


ちょっと気になったのは、高速シュートを投げなかったのではないかということだ。
邪推かも知れないが、シュート自体があまり曲がらないことに加えて、ストレートの質も低下するという弊害があることがわかって当面は封印したようにも思える。


そもそも高速シュートは右バッターの内角の被打率が高いことへの対策だったはずなので、これを封印すると昨シーズンと同じ問題がまた出てくるのではないかと思うからだ。


まあいい。きっと小谷さんが特訓でなんとかしてくれるだろう。