mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

やっぱり心配いらないオースティンとやっぱり心配な桑原将志



3月12日 対楽天ゴールデンイーグルス戦 草薙総合運動場球場 3-5 負け


12時半に始まったファームの教育リーグジャイアンツ戦では、右腹斜筋の肉離れでリハビリ中だったキャプテン佐野選手が先発出場。


3打席目にセンター前ヒットを放って交代したが、復調ぶりを見ることができた。

その他、先発した阪口投手の好投もあった(試合は7-5でリードの9回に浅田投手が炭谷選手の逆転スリーランなど一挙5失点で7-10と敗れた)。


1軍は昨日に続いて13時から静岡での楽天主催のオープン戦。

先発は岸と大貫で今日も好投手の投げ合いが期待された。オープン戦も終盤に入って、各チームとも主力が中心になってきたようだ。




1. 桑原(CF)

2. 大田(LF)

3. オースティン(RF)

4. 牧(DH)

5. 宮﨑(3B)

6. 大和(SS)

7. ソト(1B)

8. 嶺井(C)

9. 知野(2B)

P 大貫晋一(5回)→三浦銀二(2回)


ベイスターズの本日のスタメンは全員が右打ち。対する楽天のスタメンは全員が左打ちという極端な布陣となった。


大貫投手は昨シーズン、右打者の被打率が.256なのに対して左打者には.335と打ち込まれている。シーズンオフにも左対策を口にしていたので、課題の答え合わせとしては良い機会だろう。


2回表 ベイスターズの攻撃


先頭の牧がフォアボール、次の宮﨑がサードへの内野安打で無死一、二塁。

大和は6-4-3のダブルプレーで倒れたが、二死三塁となり、続くソトがセンターへの先制タイムリーヒット。1-0とリードした。


2回裏 楽天の攻撃


先頭の島内を三振にうち取ったが、続く小郷の初球を投げたところで球審がタイムをとり、斉藤コーチも呼んで大貫投手にロジンの使い方で注意をした。リリースの瞬間に白い粉が舞うので軽く粉を払ってから投げるようにということだったかと思う。


再開後の初球だった。真ん中高めの甘い球を小郷が思い切りよく打って右中間へのソロホームラン。すぐに1-1の同点に追いつかれた。


3回裏 楽天の攻撃


先頭の黒川がライト前ヒット。

続く田中和基もライト前にヒットを放ち、ヒットエンドランがかかっていたので無死一、三塁となった。


1番の山﨑は犠牲フライには十分なレフトへの飛球で1-2と逆転を許した。


4回表 ベイスターズの攻撃


先頭の牧がツーベースで出塁。続く宮﨑がサインだろうと思われる進塁打で一死三塁。

しかし、大和が浅いライトフライに倒れ、先ほど先制タイムリーのソトだったが今度は2-2からのボールになるカーブにバットが止まらず三振。得点には至らなかった。


5回表 ベイスターズの攻撃


一死から知野が本日2本目のヒットで出塁。続く桑原の三球目はサードゴロだったがヒットエンドランで進塁打となり二死三塁。


しかし、このチャンスも大田泰示が詰まったレフトフライでものにすることができず攻撃終了。


5回裏 楽天の攻撃


先頭の渡邊がツーベースの後、続く黒川がセンター前のポテンヒットでタイムリー。

1-3となり、リードを2点と広げられた。


大貫投手はこの回まで。左を並べた楽天打線に5回被安打5、奪三振5、3失点という結果だった。序盤は快調に投げていたのだが、審判からの注意以降ピッチングのリズムが変わってしまったように思えた(後述)。


6回表 ベイスターズの攻撃


先頭のオースティンがレフトスタンドに特大のソロホームランで2-3と追撃。

打った瞬間にホームランとわかるような彼らしい大飛球だった。


7回表 ベイスターズの攻撃


二死二塁で桑原に代わった新人梶原がタイムリースリーベースを放った。

通常の守備位置だったらセンターフライだったかも知れないが、前進守備の外野手の頭を超える大きな飛球で、梶原選手は快足を飛ばしてサードにまで達した。


3-3の同点に追いついた。


6回裏から新人の三浦銀二投手が登板。ヒットとフォアボールは一つずつあったものの、2回をしっかりと無失点で抑えた。ボールの威力もコントロールも前回よりだいぶ良くなっている。


8回裏 楽天の攻撃


三浦に代わったエスコバーが先頭の山﨑に右中間を破るスリーベースを打たれた。

一死後、小深田のショート強襲内野安打の間に一点追加。3-4と再びリードを許した。


さらに、二死一、三塁から銀二に三遊間をゴロで破られて3-5とリードを広げられた。


エスコバーは未だ本調子ではないようだ。ストレートの球速で圧倒するような投球ができていないが、これから登板を重ねて徐々に調子を上げて行ってもらうしかないだろう。




大貫晋一の白い粉事件


ロジンバッグを使う頻度はピッチャーによって結構差があるようだ。手のひらに汗をかきやすい体質かどうか、そして、滑り止め自体の好き嫌いということもあるように思う。


大貫投手はかなり頻繁に滑り止めをつけるタイプだと思う。そして、時折、リリース時に白い粉が煙のように広がることには気がついていた。


そう言えば、東京オリンピックの韓国戦で、伊藤大海投手のロジンの問題が指摘されたことがあった。その時の伊藤投手のコメントは次のとおり。


“僕は手汗が凄く出るのでロジンを沢山触ります。

万が一、滑って抜けたボールが打者に当たってしまう方がよっぽど危険でルール的にはフェアだと考えています。

もう一つ、国際試合と言うこともあり、僕は指摘されたのが、付けた際の舞ってる粉を指摘されたのかと思い、少し間を開けてくれと言う指摘だと思いました。

打者が見えづらいのであれば、一度、ユニフォームで粉を叩くなど、投手側の配慮も必要だと思いました。“


これから開幕を迎えるにあたって、大貫投手はコーチ陣ともよく打ち合わせをして対策を練ってくれることと思う。


知野直人のアピール


今日は指名打者として出場した牧選手に代わってセカンドスタメンで出場し、3打数2安打と昨日に続いてマルチヒットで開幕一軍に向けたアピールを続けた。


その他の打席でも、フォアボールと進塁打。守備でも良いプレーがあったので、チームに欠かせない選手になりつつあるように思う。引き続き頑張ってください。



やっぱり心配いらなかったタイラー・オースティン


このところ甘くきたボールを狙いすましてミスショット、という場面が多かったが、今日は好投手岸のストレートを完璧にとらえた。


やはり、ボールに目が慣れてくるまでに少し時間が必要だったということだろう。

今日のホームランは、角度をつけてフライボールを強く打つ、というフライボール革命のCMに使いたいような当たりだった。


本人も、YATTAと仰っているようだし、彼に関しては、やはり心配はしなくても良いようだ。


やっぱり心配な桑原将志


一方、やはり心配なのは桑原選手。

今日も3打数ノーヒットで、オープン戦の打率は .120まで低下した。


今日も進塁打があり、決して意味のない打席ということではないのだが、本人としてはヒットが出ずに意気消沈しているように見えた。


そこで、提案なのだが、進塁打でも無邪気に喜んでみてはどうだろうか?

彼はやっぱり笑顔が似合うし、自分自身も笑顔から調子が出てくるということがあるはずだと思う。


笑う門には福きたる、という言葉があるが、私はこの順番が大事だと思っている。

つまり、福が来たから笑うのではなく、まず最初に笑うこと、そうすれば福が後からやって来る、ということなのだ。


進塁打で笑う桑原にはタイムリーきたる