mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

当落線上の人びと



3月13日 対楽天ゴールデンイーグルス 草薙総合運動場野球場 0-6 負け


今日の試合は、オースティン、ソトの両外人、そして宮﨑選手と言ったレギュラー確定組は出場しなかった。


オープン戦も終盤に入った。火曜日のヤクルト戦から佐野キャプテンと伊藤光捕手が1軍に戻ってくると言う情報もあり、来週は開幕戦のスターティングメンバーに近い陣容でゲームに臨むことになるのだろう。


今日のスタメンは以下の通り。


1. 梶原(RF)

2. 神里(CF)

3. 楠本(DH)

4. 細川(LF)

5. 倉本(SS)

6. 知野(3B)

7. 柴田(2B)

8. 益子(C)

9. 田中俊(1B)

P 上茶谷(3.2)→田中健(0.1)→砂田(1回)→入江(1回)→伊勢(1回)→山﨑(1回)



これを見ても分かる通り、いわゆる1.5軍と言われる選手たちが多く、来週に向けて1軍生き残りをかけたテストという意味合いも強かったのだろうと思う。


ただし、柴田選手はそもそも1.5軍ではなく、ショートのレギュラー獲得に向けた確認運転ということだろうし、途中出場の大和選手、桑原選手や戸柱捕手など実績のある選手たちも1軍に残ることはほぼ確定だろう。


投手では、砂田、伊勢、山﨑という昨年の勝ちパターンのリリーフ達も確定。


それ以外の選手については、1軍に残る選手も2軍に残留する選手もそれぞれ納得でき、それぞれの立場で頑張って行くことのできるような結果が出ることが、勝ち負けよりも大事な試合だった。


1軍に残る人はそれなりの結果を出したし、恐らく2軍に回るだろうと思う人たちも取り組むべき課題がはっきりしたのではないだろうか?


この意味からは今日の試合は大成功だった。良かった、良かった。





知野選手、倉本選手


二人とも今日はノーヒットだったが、知野選手は昨日の試合まで連続でマルチヒットを放つなど好調を維持しており、倉本選手も広角に打ち返すバッティングが印象的だった。


知野選手は内野全てを守ることができるユーティリティ性が売り物だし、倉本選手の守備も揶揄されていた数年前に比べるとだいぶ良化している(昨年のベイスターズの遊撃手で唯一UZRがプラスだった)。


開幕時のショートのレギュラーは恐らく柴田選手になると思うが、彼の弱点である対左ピッチャーの打撃が今シーズンも課題になるようであれば、左ピッチャーが先発の時のスタメンとして知野選手か倉本選手の併用になることも考えられる。


その他、宮﨑選手やソト選手に代わって試合終盤に出場する機会も多そうだ。


楠本選手、細川選手


二人ともオープン戦を通じて長所であるバッティングをアピールできている。


楠本選手はここまで4割を超える打率で好打者ぶりを見せているし、細川選手も打率.353でホームラン2本とロマンのある打棒は健在だ。


この二人は左右の代打として使い勝手が良く、怪我で出遅れた佐野選手や桑原選手の調子が上向かない場合には、代わってスタメンという可能性もある。


タナケン投手、入江投手


今日の入江投手は被安打2、与四球2の1失点と本調子ではなかったが、ストレートは常時150km/hを上回っており、プロの救援の場面に慣れればやってくれると思う。


今年のブルペンの充実度が未だ計りかねるので、彼は1軍に残して、リリーフとしての適性を見極めつつポジションを考えて行くことになると思う。




梶原選手、蝦名選手


梶原選手は、快足と思い切りの良いスイングなど、将来性を感じさせる選手だ。ただし、プロとしてやって行く上では未だ学ぶべきことも多くあるようなので、しばらくはファームでしっかりとこれらの課題に取り組んで来て欲しい。


今日の外野守備でのエラーやその後のメンタル面での課題など、ファームで過ごす時間はきっと有意義なものになるはずだと思う。


蝦名選手は2軍でかなり良いバッティングをしていた記憶があるのだが、1軍ではなかなか結果が出ない。彼の場合は、調子が上がれば通用する技術はあると思うので、近いうちに再昇格があると思う。


2軍で絶好調な時期が必ずあると思うので、その時に1軍でチャンスが回ってきてそれをしっかり掴むことを期待している。


田中俊太選手、益子捕手


田中選手は今日ヒットを放ったが、同じく内野のユーティリティ選手ということだと現状は知野選手が一歩リードしていると思う。それに加えて、倉本選手や大和選手もファーストを守るなど、首脳陣も様々な使い方を考えているようなので、今の調子だと厳しいか。


益子捕手は伊藤光選手の怪我のタイミングで1軍に再昇格したが、伊藤選手が火曜日から1軍に再合流するのと入れ替わりで2軍に戻ることになるだろう。


2軍で出場機会を多くもらって、山本祐大選手に続く若手捕手2番手からの飛躍に期待したい。


上茶谷投手


今日は守備の乱れに足を引っ張られたとは言え、4回途中でヒット10本を打たれてしまっては言い訳はできない。


一度打たれ始めると止まらない、マシンガン被打は昨年の阪神戦の悪夢を思い出すようだった。今日は、無失点に抑えた1回と2回もボールが高く、ヒットを打たれていたので、しっかりとファームで再調整して来た方が良いと思う。


今シーズンは、大学時代のフォームに戻してストレートの力が戻って来たように見えたので本人が一番悔しいと思うが、低めいっぱいに伸びてくるような入団当時のフォーシームをもう一度見せられるように頑張ってください。