mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

日本ハムに快勝 笑う桑原には福来たる



3月18日 対日本ハムファイターズ 札幌ドーム 6-1 勝ち


打っては13安打6得点、守っては先発の東克樹が7回1失点のハイクォリティスタートを決めるなど3投手がピシャリと抑えて危なげなく勝った。


1イニングで盗塁失敗2つ


やや無理な走塁で本塁タッチアウト


二死から二盗成功直後にタイムリーツーベース


ピッチャーのセーフティスクイズ成功


など久しぶりに積極的に動いて失敗したり成功したり。


開幕直前になって、もう一度今シーズンのスローガンに立ち返って頑張り始めたのは良いことだ。


オープン戦とは言え、やはり大きく勝ち越していることから、こう言うダイナミックな攻撃を仕掛けることができるのだろう。




1. 桑原 (CF)

2. 柴田 (SS)

3. 楠本 (RF)

4. 牧 (2B)

5. 宮﨑 (3B)

6. 佐野 (LF)

7. 知野 (1B)

8. 戸柱 (C)

9. 東 (P)


継投 東克樹(7回)→エドウィン・エスコバー(1回)→三嶋一輝(1回)


1回表 ベイスターズの攻撃


二死二塁から牧のヒットで一、三塁とした後、5番宮崎がファイターズ先発の伊藤大海のスライダーをライトへ弾き返して先制タイムリー。幸先良く1-0とリードした。


宮﨑選手はオープン戦を通じて好調を維持している印象だが、意外にも6試合ぶりのタイムリーとのこと。今日は初の猛打賞でオープン戦の打率は .464となった。



3回表 ベイスターズの攻撃


先頭の桑原がヒットで出塁したが、続く柴田の打席の初球に走ってセカンドアウト。

盗塁失敗の形となったが、柴田は高めの明らかなボールを空振りしており、エンドランがかかっていたのではないかと思う。


その後柴田は右中間を破るツーベースで再びランナーを出した。


一死二塁の場面で次の打者は楠本。2-2からの5球目を強振した打球は都合良くつまってレフト前ヒット。セカンドランナーの柴田は強引にホームへ突っ込んだが、好返球もあってアウト。


二死二塁となって打席に入ったのは4番牧秀悟。牧は落ち着いて鋭い打球のアイムリーヒットを放って2-0とリードを広げた。


彼もオープン戦打率が .405と相変わらず2年目のジンクスを感じさせない活躍を続けている。


しかし、続く宮﨑の打席で牧は二盗を試みて失敗。スリーアウト。


この回打席に入った4人の打者が全員ヒットを打ったにも関わらず、盗塁死二つと走塁死一つでスリーアウトチェンジと言う非常に珍しい展開となった。


4回表 ベイスターズの攻撃



宮﨑と佐野の連続ヒットで一死一、三塁となったところで、戸柱の鋭いセカンドライナーを石井選手が大きく弾いて一点追加。当たりが良かったのでヒットかと思ったが、グラブはとどいていたのでエラーの判定となった。


開幕が近いこともあって今日はDHを使わず東が9番に入っていたが、再び一死一、三塁のこの場面で初球セーフティスクイズを決めて4-0と効率よく加点した。


こう言う攻撃は昨シーズンはあまり見られなかったが、今シーズンを象徴する戦い方として定着して欲しい。その意味では、前の回の三つの走塁死で諦めなかったことを評価したい。


6回裏 ファイターズの攻撃


この回の東はボールが高めに浮いていた。


先頭の松本、続く宇佐美の二人に簡単にヒットを打たれて無死一、三塁となり、新入団のヌニエスに犠牲フライを打たれて4-1となった。


しかし、その後はピシャリと抑えて最小失点にとどめた。この辺りの安定感はさすが。


7回表 ベイスターズの攻撃


先頭の桑原将志がファイターズ2番手の吉田輝星の甘く入ったストレートを一発でしとめてオープン戦第一号のソロ。5-1と再びファイターズを突き放した。



8回表 ベイスターズの攻撃


二死からヒットで出塁した知野が盗塁を決めて、その直後に戸柱がレフトオーバーのタイムリーツーベースを打って6-1と試合を決定づけた。


一昨日の試合では伊藤光選手がマルチヒットを放っていたが、こちらも打撃好調。二人の経験ある捕手が切磋琢磨して打てる8番を続けてくれると本当に心強い。


その後は、エスコバー、三嶋一輝の二人がしっかり抑えてゲームセット。


エスコバーは先頭打者にいきなりツーベースを打たれて不穏なムードだったがその後は抑えた。昨年までと同様に信頼できるかどうか、もう少し見て行く必要がありそうだ。




今日の東投手は、横浜スタジアムの今年バージョンと同じ仕様の札幌ドームのマウンドに手こずっているように見えた。


フォアボールは一つだったが、珍しくデッドボールが二つと彼らしくない乱調を見せた。

それ以外にもボールが大きく高めに外れることも何度かあり、苦労しているようだった。


ストレートの走りも彼にしては少し物足りなかったが、それでも7回93球、5安打3四死球、奪三振7、失点1のハイクォリティスタートは文句なしの結果だ。


手術とリハビリを経て一回り大きくなったのは下半身だけではなく、むしろメンタルとマウンド上でのマネジメント能力だと思う。そう思わせるような大人のピッチングだった(同じ三重県出身のタイガース西勇輝投手のようだった(良い意味で))。





今日の桑原選手は4打数2安打、1本塁打で打点1。


吉田投手のストレートを前がかり気味で札幌ドームのレフトスタンドに放り込んだバッティングは彼本来のタイミングとスイングだった。


そして、何よりも、彼の挙動に迷いと悩みが見られなくなった。非常に良い兆候だと思う。


一昨日のブログで私は次のように書いた。


“今日もノーヒットで、オープン戦の打率はとうとう1割を切ってしまったが、内容は悪くなかった。


ライトライナーやセカンドの頭上を越えるかというライナーなど、運が悪いだけで、バッティング自体は良化している。


アウトになってベンチに戻っても明るい笑顔が見えたので、彼自身、納得のいくバッティングができるようになってきたのだろう。


先日も書いたが、まず笑顔になることが肝心だ。そうすれば、福は自ずとやってくる。


金曜日からの札幌ドームで桑原選手の打棒爆発の予感がする。“


ほらね。言った通りでしょ?