オープン戦の成績まとめと開幕時の一軍メンバー(投手編)
昨日の野手に続いて、本日はオープン戦での投手陣の成績をまとめ、開幕時の一軍の陣容について予想してみたい。ただし、先発ローテーションについては、順序も含めて確定したようだという報道もあるので、後出しになることをご容赦いただきたい。
先発ローテーションの候補と言われた7人のオープン戦での成績をまとめてみた。
東、石田、大貫、坂本については各種指標とも安定しており、まずますの結果だったと言って良い。石田と坂本の投球イニング数がやや少ないのが気になる。
特に石田は登板予定だった今日のイースタンリーグの試合も悪天候で中止になったしまった。明日も日本ハムとの試合が予定されているので、1日スライドしても良いように思うが、首脳陣の判断はどうなるだろうか。
濱口とロメロはそれなりにまとめていたが、万全とは言い難い。特に濱口はいつも通りフォアボールが多く、攻守に渡ってリズムを悪くしてしまう場面が多かった。
ロメロももう一つという印象だったが、昨日のファームの試合では6回、80球、被安打3、与四死球3、奪三振4、無失点の好投で、ファームとは言え、前回よりは良くなっている印象だった。
上茶谷は苦しかった。三振が取れず、被打率も高かった。
時おり良いボールもあるのだが、投手特に先発ピッチャーは良いボールを投げるのが仕事ではない。
悪いボールを減らすことそして悪いボールも甘いボールにならないようにすることの方がむしろ大事だろう。一言でいえばピリッとしないという評価だったと思う。
先発ローテーションの枠は6人。
報道によると、次のような登板日程になるようだ。
3月25日 対広島カープ 横浜スタジアム 東克樹
3月26日 対広島カープ 横浜スタジアム 大貫晋一
3月27日 対広島カープ 横浜スタジアム 坂本裕哉
3月29日 対中日ドラゴンズ バンテリンドーム F.ロメロ
3月30日 対中日ドラゴンズ バンテリンドーム 石田健大
3月31日 対中日ドラゴンズ バンテリンドーム 濱口遥大
オープン戦の結果と照らし合わせても妥当なところだと思う。
開幕投手となった東克樹の昨シーズンのカープとの対戦成績(マツダスタジアムでの1試合のみ)は援護がなく敗戦投手となったものの、7回を投げて1失点のHQSを達成しており、被打率 .192、WHIP 0.86と良い内容だった。
しかしながら、カープの先発が予定されている大瀬良投手も横浜スタジアムでは昨シーズン2戦2勝、被打率 .173、WHIP 0.68と東投手を上回る成績を収めている。
ちなみに、六星占術では東投手は1995年11月29日生まれの土星人(-)霊合星で3月25日は種子と再会の重なる日に当たる。
しばらく遠ざかっていたこと(ベイスターズのエースとしてチームを引っ張ることなど)を再開するのに最適な日で、また、新しいこと(今オフに習得した笠原流の遅いチェンジアップを含めた新たな投球戦術など)を始めてもうまく行く。
だから、きっと大丈夫。ズバリ言うわよ。
救援投手陣についても同じようにまとめてみた。
クローザー候補の三嶋と山﨑は二人とも安定した成績を残した。特に、山﨑投手は減量のせいかツーシームが入団時に近い落ち方をするようになっており、奪三振率も9.00と良い数字になっている。
ただし、オープン戦の最終回というのは、対戦チームもレギュラーはベンチに下げて若手を積極的に起用しているので少し割り引いて考える必要がある。
三上、田中健、砂田の3人も安定していた。特に、タナケンは手術前よりもストレートに威力があり、伝家の宝刀のスローカーブも決まるようになってきたので、勝ちパターンの一角として期待できるような気がする。
今シーズンからリリーフに転向した昨年のドラフト一位入江投手は、威力のあるストレートと鋭く落ちるスライダーやフォークボールがあるので将来はクローザーをつとめることも期待できる。
ただし、勝ちパターンのピッチャーは何より避けなくてはならない、力んでフォアボールという状況も見られたので、まずは比較的楽な場面での登板から経験を積んで行って欲しい。
伊勢とエスコバーは本来の姿からはほど遠かった。
二人とも、球威がもう一つのところでストライクゾーンにアバウトに投げ込んで痛打されるという場面が多かった。このままでは、勝ちパターンを任せることは難しい。
三浦監督は、「頑張ってもらわないと困るから、頑張ってもらいたいと思う」といった前環境大臣風のことを言いがちなのだが、ここは現実をよく見て柔軟な対応をして欲しい。調子が上向くまでは、得点差のある場面などで使っていって欲しい。
救援投手の一軍枠は恐らく8人だと思うので、ここで挙げた9人から一人ファームに回すことになるのではないかと思う。その場合のシナリオとしては、以下のような可能性が考えられる。
① 新人の三浦銀二をファームに下げて修正・改良を行う
② オープン戦終盤で登板のなかった三上が何らかの故障によるものである場合、彼をファームに下げて調整する
③ 調子の上がらない伊勢かエスコバーをミニキャンプ等で再調整する
④ クリスキー投手が合流するまで9人全員を1軍に残し、代わりに外野手の一軍枠を7人に減らす(この場合は、神里、大田、関根のうちの誰かを下げることになるか)
さて、結局、クローザーは誰にするべきなのだろうか?
クローザーはシーズンを通じて固定したいと言うのが三浦監督はじめ首脳陣の希望だとは思うが、それでも、昨年の開幕時の逆噴射はトラウマになっていると思うので、広島戦の成績は気になるだろう。
昨シーズンの広島戦の防御率は、三嶋が4.15、山﨑が5.79と芳しくない。縁起でもないことは言いたくないが、横浜スタジアムに限ると、三嶋が7.71、山﨑が8.31とさらに悪化してしまう。
クローザー候補の中で広島戦の防御率が比較的良いのは伊勢大夢の2.70だが、オープン戦最後の試合の状況を見ていると難しいだろう。
ミスター・ポジティブフィルターと呼ばれた私も中々良い材料が見つからないのだが、強いて言えば次の点だ。
三嶋投手のマツダスタジアムでの防御率は0.00、山﨑投手は3.60であり、極端に悪いわけではない。そして、横浜スタジアムのマウンドは今期から土を入れ替えて全く別物のようになったということである。
そう、別物なのだ。以前の横浜スタジアムの柔らかい土とカープ打線という最悪の組み合わせが無くなった以上、きっと大丈夫に決まっている。
ちなみに、三島投手は1990年5月7日生まれで土星人(+)。3月25日は緑生で「ほぼ順調に進んでいく1日」。
山﨑投手は1992年10月2日の生まれで木星人(+)。3月25日は陰影で「やる気はあるのですが、体がついていかないといった感じです。無理をすると思わぬ怪我をすることになります」。
ズバリ言うわよ。クローザーは三嶋にしなさい。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。