mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

チーム再生に向けた工程表



ベイスターズのクラスター発生を受けて、NPBは専門家の意見をヒアリングした上で、金曜日からの中日3連戦を中止とし、その間はチームとしての活動は停止と決定した。


一夜明けた今日は、横浜スタジアムで選手が分散して個別練習を行なっている。

午前中は8名が参加したそうで、マスク姿で守備練習する佐野選手の姿が報道されていた。


今日もPCR検査が実施されたことと思うが、これ以上感染者が増えないことを祈るばかりである。


仮に、感染拡大にここで歯止めがかかった場合、これからチームはどのような日程で立て直して行くことができるのだろうか?


少し調べて見ると、神奈川県のホームページに次の情報が掲載されていた。


“新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者は、感染者と最終接触した日から7日間(8日目解除)ですが、4日目及び5日目の抗原定性検査キットを用いた検査で陰性を確認した場合は、社会機能維持者であるか否かに関わらず、5日目から解除が可能です。”


また、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部の事務連絡(令和4年1月5日付け、1月28日一部改訂)によれば、陽性判定されたものの無症状の方も、上記と同様、検体採取日から4日目及び5日目に抗原定性検査を行い、陰性が確認されれば5日目から解除が可能とされている。


この情報を踏まえて、現状、濃厚接触者とされている選手たち、及び陽性判定されたが無症状の選手たちの最速での復帰可能日を整理すると次のようになる。





上表で牧選手から石田投手までの6名については、最速で那覇への移動日にあたる11日に待機期間が解除となり、ルールとしては12日からの巨人戦に出場可能となる。


この場合のスタメンは次のようになるだろう。


1. 桑原(CF)

2. 大田(RF)

3. 佐野(LF)

4. 牧(2B)

5. 宮﨑(3B)

6. ソト(1B)

7. 大和(SS)

8. 山本(C)

9. ロメロ(P)


楠本に代わる2番には中断前の最後の試合(6日の阪神戦)でヒーローになった大田泰示を入れて、今週末の中日戦から合流予定だったソトをスタメンファーストで起用すると仮定した。この場合、佐野はレフトの守備につくと予想される。


これは、ほぼ現状でのベストメンバーに近い布陣であり、中断の影響は懸念されるものの十分戦えると思う、


しかし、待機期間の解除されるその日に沖縄に移動という強行日程は組まない可能性もかなりあると思う。この場合は、上記の6名は沖縄には帯同しないため、次のようなスタメンとなるだろうか?


1. 関根(CF)

2. 知野(2B)

3. 佐野(LF)

4. ソト(1B)

5. 宮﨑(3B)

6. 大和(SS)

7. 細川(RF)

8. 山本(C)

9. ロメロ(P)


セカンドには、ファームから伊藤裕季也を上げる可能性もある。この場合は、同タイプと言われる牧の穴をどれほど埋めることができるか、彼にとってチャンスであると同時に正念場となるだろう。


また、ソトを復帰初戦から4番で起用とはならないかも知れない。例えば、細川を3番に入れて、佐野が4番、ソトは7番で楽に打たせるということも十分考えられる。


いずれの場合も、救援投手陣は今のところ砂田の離脱以外は影響が出ていないため、これも今週末の中日戦から合流予定だった新入団のクリスキー投手が加わることのみが変更点だろう。


なお、第2戦の先発は、週末に登板予定だった坂本裕哉か東克樹ということになるだろう。

東の場合は、巨人戦が得意な彼が第1戦でロメロが第2戦に回るということもあるかも知れない。


NPBの判断によっては、来週前半の巨人戦まで中止ということもあり得る。

クラスターの発生した大所帯のチームが沖縄まで移動するということに難色を示す関係者あるいは専門家がいるというのは十分に考えられることだ。




15日金曜日からの横浜でのヤクルト戦は、よほどのことがない限り開催されるだろう。

そして、無症状の選手たちや濃厚接触者が陰性判定されれば、上表の全員がこの時点で復帰可能となる。


まず、先発については、大貫、浜口、石田に加えて、東と坂本のうち巨人戦(実施されるとして)で投げなかった投手がいるため、むしろ一枚余っている勘定になる。自主隔離期間のある浜口と石田の状態を見ながら決めて行くことになるだろう。


スタメンは、オースティンのいない状況でのベストメンバーを組むことができる。


1. 桑原(CF)

2. 楠本(RF)

3. 佐野(LF)

4. 牧(2B)

5. 宮﨑(3B)

6. ソト(1B)

7. 大和(SS)

8. 戸柱(C)

9. 大貫(P)


ヤクルトの先発は、今週と同じだとすると、原、小川と続くので左打者の楠本を想定したが、彼の状態によっては勢いの出てきた大田を2番ライトで起用することも考えられる。


こうして考えてみると、現在離脱している選手たちの多くが無症状あるいは濃厚接触者の疑いのため自主隔離という状況であるため、このまま陰性判定になっていってくれれば、チームへの影響は大きいものの破滅的ではない。


何よりも、彼らの全員がこのまま症状が出ず、順調に陰性判定へと推移することを今は祈るばかりである。