mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

離脱者復帰まであと少し 春の雨は百穀を潤す



コロナ陽性判定で離脱したベイスターズの選手達は、神里和毅と石田健大を除く全員が今日までにチーム合流を果たして練習を再開している。これから調子を上げてイースタンリーグの試合での実戦テスト等を経て一軍に再登録ということになるはずだ。


明日19日の読売戦からベイスターズ2軍の試合が再開されるはずなので、まずは合流の早かった牧秀悟、戸柱恭孝、倉本寿彦、山下幸輝が出場して実戦での調整を行うだろう。


彼らが一軍に合流するのは来週の横浜での読売戦からだろうか?早ければ今週後半の広島遠征に帯同して代打で出場ということもあるかも知れない。


それ以外の野手達(楠本泰史、桑原将志、柴田竜拓など)は、もう少し先、おそらく来週半ばくらいには一軍に戻ってくるのではないだろうか。


今日の斉藤コーチの談話でもあったように、先発投手は復帰しても先発登板までにはまだまだ色々と確認すべきことがあるようだ。


浜口遥大の復帰は五月はじめ、石田健大の場合は陽性に転じた時期が遅かったのでもう少しかかるだろう。二人とも好調な滑り出しだっただけにクラスタの発生が恨めしい。


左前腕部の筋肉の炎症から復活途上であった今永昇太投手は、イースタンで一度先発し2イニングを投げたところでクラスター発生によりファームの試合がキャンセルになってしまったので登板機会が奪われてしまった。


彼が明日もし先発して50球程度を投げるような状況だと、浜口、石田両投手よりも早く5月の頭に復帰するというシナリオも十分に考えられる。


多くの選手が欠けている現状は、いずれにしても、春の雨のようなものだ。ずっと続くことはない。


ところで、日本には四季があると言われるが、二十四節気や七十二候というものまである。四季どころの話ではない。


四月二十日から五月四日までは、二十四節気のうち穀雨と呼ばれる期間だ。


この名は“百穀を潤す春に降る雨”という意味の「百穀春雨」からきたもので、この時期の雨が、穀物が健やかに生育するために必要な恵みの雨であることを意味している。


ベイスターズもクラスターという春の雨を百穀を潤す恵みの雨とすることができるように、これからの二週間ほどを前向きに過ごしていって欲しい。




先週の5試合を通して、クリーンアップの佐野恵太、ネフタリ・ソト、宮﨑敏郎は打撃の好調を維持していたし、守備も宮﨑選手やソト選手の鋭い反応など少なくとも決してマイナスにはなっていかなった。今週もこの3人は固定されるだろう。


ショートの大和も勝負強いバッティングを続けており、守備範囲は全盛時に比べてだいぶ狭くなったものの、現状の他の候補より安心して見ていられることは確かだ。


キャッチャーについては、このところ味のある打撃を見せている嶺井選手が中心で、フェルナンド・ロメロのように先発投手との相性で山本祐大選手を起用することになる。


問題はレフト以外の外野とセカンドだ。


先週の後半になって少しずつ機能し始めたのがセンターの関根選手。
今週も彼を2番センターで起用するところから始めることと思う。


ライトについては、大田泰示、梶原昴希、宮本秀明が使われているが、ここまでのアピール度で言うと、まずは大田選手、そして梶原選手という順序になると思う。


桑原選手や楠本選手が合流すると梶原、宮本の両選手はファームに回すと思うので、今後のことを考えると大田選手に一軍の打席を多く与えてチーム内競争を激化し、代打も含めた層の厚さを増したいところだ。


セカンドは、知野直人、田中俊太、藤田一也の3人。打撃と走力そして年齢を考えると知野選手に期待したいところだが、開幕戦でやらかしてからどうも守備の自信をなくしているようで、ベースカバーやら何かと用事の多いセカンドを任せるのはやや不安がある。私は、大和選手をセカンドに回して知野選手を本業のショートで起用した方が良いように思うのだが。


今週の予想スタメン


1. 大田(RF)・・・梶原昴希の可能性あり
2. 関根(CF)
3. 佐野(LF)
4. ソト(1B)
5. 宮﨑(3B)
6. 大和(SS)
7. 嶺井(C)・・・ロメロ投手先発の試合は山本祐大
8. 知野(2B)
9. 投手



先発ローテーションについては、明日(19日)のロメロ投手が既に発表されており、20日の東克樹もほぼ確定。この二人はこのところ思うような結果を残せていないので、横浜に戻って心機一転頑張って欲しい。


21日は先週投球数の少なかった好調の坂本投手が中5日で登板することが昨日の報道で伝えられていた。


22日からのマツダスタジアムでのカープ戦はベンチに入らずに先発転向のための調整を行っていたと思われるマイケル・ピープルズ投手が先発する予定だと言うことが今日のニュースになっていた。


先週マダックスで勝利した上茶谷大河投手とQSを達成したが降板後に救援陣が逆転された大貫晋一がそのままの順序で登板するだろう。


阪神戦(横浜スタジアム)


4/19 フェルナンド・ロメロ


4/20 東克樹


4/21 坂本裕哉


広島戦(マツダスタジアム)


4/22 マイケル・ピープルズ


4/23 上茶谷大河


4/24 大貫晋一



4月13日にアメリカで右肘のクリーニング手術を受けたタイラー・オースティン選手から我々日本のファンへのメッセージが届いた。


手術は無事終わり、もうすぐ日本に帰ってくると言うことだ。


もちろん、これは本格的なリハビリの開始ということなので、実戦復帰までにはまだまだ時間がかかることと思う。


ただし、ピッチャーの場合と違って、野手の場合の肘のクリーニング手術からの復帰は比較的早い。前例を見ると、手術後2ヶ月程度で復帰という場合もあるので、うまくすれば6月中旬の交流戦後のリーグ戦再開時、あるいは7月末のオールスター明けといったタイミングでの復帰が考えられる。


その時まで、優勝の望みが残っている位置、悪くても十分にAクラスを狙える位置につけて置きたいと思う。