mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

逆転満塁ホームランを打たれても 15年ぶりにホームで阪神をスイープ



4月21日 対阪神タイガース 横浜スタジアム 7-5 勝ち


隔離期間が終わりチームに合流していた楠本泰史は昨日のイースタンリーグの試合に先発出場して2打席ノーヒットだったが、体調的には問題がないことが確認できたということで本日1軍に登録された。


復帰早々、今日はスタメンで1番ライトに入った。
桑原が不在ということもあるが、やはり一軍のピッチャーに慣れることが先決だと思うので、打席数を稼ぐのは良いことだと思う。


試合は雨の中始まり、徐々に雨足が強まる中、試合も荒れ模様の乱打戦となった。


一時は代打逆転満塁ホームランで突き放されたが、それを跳ね返す勢いがあった。
6回裏途中で雨天コールドとなった試合で15年ぶりにホームで阪神をスイープすることとなった。




1. 楠本(RF)
2. 大田(CF)
3. 佐野(LF)
4. 牧(2B)
5. ソト(1B)
6. 大和(SS)
7. 倉本(3B)
8. 嶺井(C)
9. 坂本(P)


継投 坂本裕哉(4回)→池谷蒼大(1回)→ブルックス・クリスキー(1回)


3回表 タイガースの攻撃


先頭の斉藤投手が右中間を抜けるツーベースで出塁し、続く一番打者近本選手が引っ張った強い打球は一、二塁間を抜けるヒット。


無死一、三塁から熊谷選手のライトへの犠牲フライでタイガースが1点先制した。


3回裏 ベイスターズの攻撃


先頭の大田泰示がセンター前ヒット。続く佐野が二塁打で無死二、三塁となったところで、本日24歳の誕生日の牧秀悟が斉藤投手の4球目を逆らわずに右中間に放った打球は飛距離119mのバースデイ逆転スリーランとなった。3-1とベイスターズが逆転した。


4回表 タイガースの攻撃


先頭の糸井選手は大きなセンターフライに打ちとったが、中野選手を死球で歩かせると、山本選手がレフト前ヒット、そして梅野選手にフォアボールで一死満塁となった。


斉藤投手の打順で代打小野寺。昨年育成から支配下登録された選手のようで、今シーズンまだノーヒットだが、選手名鑑を見ると、「思い切りの良いスイングが魅力の外野手」と書いてある。


嫌な予感がしていたが、0-2と2球で追い込んでいたので杞憂に終わるかと思いきや。
坂本の3球目は痛恨の失投。真ん中に入ったボールを小野寺選手が「思い切りの良いスイング」で振り切ると、レフトスタンド中段に飛び込む代打逆転満塁ホームランとなった。


4回裏 ベイスターズの攻撃


先頭の楠本がタイガース2番手の馬場投手からライトスタンドへのソロホームランを放ち、4-5と差を縮めた。



5回裏 ベイスターズの攻撃


先頭のソトがセンターへのヒットで出塁し、続く大和もセンター前ヒットを放ち無死一、二塁。その後、倉本、戸柱が倒れたが、その間に二死二、三塁とチャンスを広げた。


ここで、2番手で5回のタイガースのクリーンアップを三者凡退で抑えた池谷投手にかえて代打藤田。馬場投手のワイルドピッチがあり5-5の同点に追いつく。


さらに、藤田はベテランらしいセンター返しで6-5と逆転に成功した。


打順はトップに帰って楠本は今日3本目となるヒットで二死一、二塁とすると、このところ好調の大田泰示も猛打賞となるタイムリーヒットで7-5とリードを2点に広げた。



その後、雨が激しさを増し、6回途中で雨天コールド勝ちとなった。




シーズン未勝利の投手というのはこういうものだろうか?


1点を失った直後、牧秀悟のスリーランですぐさま追いついてもらったにもかかわらず、リードを守ることができず、次の回に再逆転を許してしまう。


今シーズンの好調を支えた左打者の内角ツーシームがデッドボールになってから、コントロールがおかしくなったように思う。四死球でランナーをためて満塁ホームランで返されるという悪夢のシナリオが現実のものとなってしまった。


小野寺選手にホームランを打たれたボールも、一球前に空振りをとった外角のツーシームをむしろ外角に外れるボール気味に投げたかったところだったが、引っかかってしまい内角からど真ん中に行ってしまった。


もう一度メンタルコーチとよく相談して出直してきて欲しい。おじさんずっと待ってるよ。


一方の池谷投手は、逆転満塁ホームランを打たれた嫌なムードを断ち切る好投を見せた。
タイガースのクリーンアップをピシャリと三者凡退に抑え、終わってみれば、プロ入り2年目での嬉しい初勝利となった。




持っている人というのはこういうことなのだろう。
自身の24歳の誕生日を自ら祝う逆転スリーランホームランをかっ飛ばした。


雨天中断の間に応援団の方々がバースデイソングを演奏すると、ベンチの中で得意の不思議な踊りをおどっていたので、やはり嬉しかったのだろう。


一時は再逆転されたが、その後再々逆転して結局勝利をものにすることができたことも、最高の誕生日プレゼントになった。





大田選手が入団してから、大田泰示と楠本泰史という二人のタイシの話題があり、三上投手が“タイシ”と呼ぶと二人が同時に振り返る動画がアップされて5万回ほど再生されていた。


今日はその二人のタイシが揃って猛打賞。
楠本選手はソロホームラン、大田選手は試合を決定づける7点目となるタイムリーヒットも放った。


桑原選手の復帰までもう少し時間がかかると思うが、この二人のタイシの一二番コンビは好調のまま明日からの広島戦でもグラウンドを駆け回る活躍を見せてくれることだろう。





一昨日に続いて、今日も痺れる場面でしっかり仕事をしてくれた。


ワイルドピッチでまず同点に追いつき、さらに、その直後に逆転となるタイムリーヒットを打ってくれた。軽打狙いでしぶとく二遊間をゴロで抜けるベテランらしいいぶし銀の活躍だ。


ベイスターズにはこういうことをしてくれるベテランが長いこと不在だった。
ありがとう藤田。これからベースターズファンは皆いぶし銀と書いてふじたかずやと読むことにするよ。


この3連戦で二度目のヒーローインタビューでもいぶし銀の技を見せてくれた。
“今日は牧秀悟の42歳の誕生日(もちろん、実際は24歳)を祝いことができてよかったです”というこれもいぶし銀のジョーク。


ベテランの風格と言われる牧のことをいじったものだったが、いぶし銀すぎてMCの方にスルーされてしまったのが残念だった。