mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今永が復帰し宮崎が不在の今週 先発ローテーションと打順を考えよう





当初は軽傷と伝えられていた宮﨑敏郎のハムストリングの炎症はやはりそれなりに時間のかかるものだったらしい。


ファンとしては、それなら早く言ってよという気持ちもないわけではないが、情報戦ということもあるだろうし、回復に必要な時間はある程度経過を見ないと分からないということもあるのだろう。


7日のイースタンリーグ楽天戦で実戦復帰の予定。

順調であれば10日の新潟でのジャイアンツ戦で1軍合流を目指すことになりそうだ。


素人考えだが、まだ寒そうな仙台で7日に復帰というよりは、ホームに近い横須賀でのロッテ戦(5日)で良いのではないかと思うが、そうはいかない事情があるのだろう。


ともかく、この1週間は彼が不在の中で、先週最後の二戦で完封された打線の得点力を上げる方策を考えなくてはならない。


一昨日の記事で、桑原将志は一旦スタメンから下げて、宮﨑と一緒に復帰させるという趣旨のことを書いたが、宮﨑の復帰が一週間遅れるということだと、そんなに待つことはできない。


1番から6番までは、先週の後半と同じメンバー、つまり、桑原、楠本、佐野、牧、ソト、大和を起用することになるだろう。



ひとつだけ提案したいのだが、桑原と楠本の打順を入れ替えてみてはどうだろう?

楠本泰史はこれまでのところ打率 .281、出塁率 .356とリードオフマンを任せるのに十分な成績を残している(ちなみに、桑原は打率 .200、出塁率 .286)。


桑原の状態自体はさほど悪くないので、2番に置いて復調を狙ってはどうか。ただし、彼は進塁打が得意ではないので、2番とは言えバント(これは下手ではない)以外は自由に打たせて良いと思う。


楠本が35%の確率で出塁して、それを桑原が二塁に進めれば、それ以降の佐野、牧、ソトで得点する確率はかなり高くなると思うのだが、どうだろうか。


7番と8番のうち一方は捕手になる。これまでと同様、当方の先発投手や対戦チームの先発や打線との相性などを総合的に考えて、戸柱、嶺井、山本の3選手を併用することになりそうだ。


一番頭が痛いのが宮﨑敏郎の代役となるサードだ。コロナから復帰した柴田や倉本を使っているが、柴田は開幕以来32打席ノーヒットだし、倉本も打率 .167と攻撃面では宮崎欠場の穴を埋めているとは到底言い難い。


しかし、2軍には伊藤裕季也がいる。イースタンリーグの直近の試合(4月28日の楽天戦)では、タイムリーツーベースを含む4打数2安打1打点と復調傾向だ。


宮﨑敏郎が不在の今週、一軍に呼ばれないようだと、彼の居場所はもうなくなりつつあるのではないかと思う。今シーズンから導入が予定されている現役ドラフトに期待した方が良いのではないかという気さえしてくる。


※ 先ほどNPBから山下幸輝選手の一軍登録抹消の公示があった。彼と入れ替えで伊藤選手を上げる可能性はあると思う。



ということで、若干の期待を込めて、私は今週のスタメンと打順を次のように予想する。


1. 楠本(RF)

2. 桑原(CF)

3. 佐野(LF)

4. 牧(2B)

5. ソト(1B)

6. 大和(SS)(疲労に応じて柴田と交代)

7. 伊藤裕(3B)

8. 戸柱/嶺井/山本(C)(状態に応じて7番と打順の入れ替えあり)

9. 投手




先週の先発予定投手は、ロメロ(辛勝)→坂本(満塁ホームラン製造)→東(不調で敗戦)→有吉(雨天中止)→上茶谷(6回2失点のQSも援護なく敗戦)→大貫(雨天中止)の6人だった。


有吉は一軍昇格前の中止でその後も昇格は見送られたので、残りの5人に加えて今永投手という6人が今週の先発ローテーションということになるだろう。


今日の報道で、今永は6日のカープ戦で先発という情報があったので、これが正しいとすると、カープ戦は、今永、上茶谷、大貫という順番だが、昨日の登板が雨で流れた大貫はドラゴンズ3連戦に回る可能性が高い。


一方で、手術後の影響を考慮しつつ東は少し登板間隔を空けるという話もあるようなので、彼はカープ戦に回るのではないか?


以上をまとめると、次のような予想が出てくる。


ドラゴンズ戦(横浜スタジアム)

3日火曜日 F.ロメロ

4日水曜日 大貫晋一

5日木曜日 坂本裕哉


カープ戦(マツダスタジアム)

6日金曜日 今永昇太

7日土曜日 東克樹

8日日曜日 上茶谷大河


一方、コロナによる隔離期間を終えて復帰した浜口遥大が明日(3日)の平塚でのロッテ戦に登板するという情報もある。その次は、13日からの横須賀での日本ハム戦で再度登板し(来週前半はまたベイスターズのファームは試合が組まれていない)、20日からの横浜でのヤクルト戦で一軍復帰登板ということになりそうだ。


石田健大は浜口よりも一週間遅れて同様のプロセスをたどることになるだろう。


※この記事を書いている途中に、今永の故障が実は前腕の肉離れだったという報道があった。思い返してみると、彼が故障した当初、日刊スポーツだけが、浦添市内の病院での2月15日の診断結果を「軽い肉離れ」と報じ、開幕絶望という見出しをつけていた。その後、この内容は撤回されていたが、ひょっとしてチームが報道を抑制したのではないかということも勘ぐりたくなる。





開幕以来12試合で無失点の伊勢大夢は昨年の好調時以上に安定感を増してきた。このところいつも言っているが、もう一度、彼にクローザーを任せてみて欲しい。


クローザーでの起用がなかったとしても、勝ちパターンの7回か8回というポジションはほぼ手中に収めたと言って良いと思う。この位置でさらに首脳陣の信頼を勝ち取って行ってくれることを期待している。


田中健二朗も好調で、トミージョン手術以前よりもむしろ球威が増し、加えて経験のあることから、彼も勝ちパターンの7回か8回を安心して任せることができる。代名詞だった大きな緩いカーブを再び投げられるようになったこと、このボールを以前よりも球速がアップした精度の高いストレートとのコンビネーションで使えることは大きな武器だ。



そして、平田慎吾も帰ってきた。彼も昨年の好調時と同様のスライダーのキレが戻ってきつつあるように見える。これから登板機会を増やして実戦の感覚を取り戻していって欲しい。


開幕直後にはフォアボールから自滅したこともある入江大生も落ち着きつつある。何と言ってもストレートの威力はあるし、フォークボールやスライダーも空振りがとれるので、冷静なマウンドさばきができるようになれば、明治大学の先輩である伊勢投手と並んで勝ちパターンの一角を占めるという日もそう遠くはないと思う。



悩みの深い三嶋一輝は4月30日のヤクルト戦でパーフェクトリリーフを見せた。2点ビハインドという場面ではなく、僅差でリードした展開で同じ投球ができるか。見守っていきたい。


山崎康晃と砂田はコロナから復帰したがこれまでのところは未だ登板機会がない。

今週はこの二人にも間違いなく復帰登板のチャンスが与えられるだろう。


山﨑康晃はいきなりクローザーとして登板させるという監督コメントがあったが本当だろうか?


最近いつも言っているが、“頑張ってもらわないと困る選手なので、頑張って欲しい”というヘビが自分の尻尾に噛み付いているような理屈ではなく、その時々の選手の調子を見てベストとなる手を打って欲しい。


勝ちパターン

伊勢大夢、田中健二朗、エスコバー


抑え

三嶋一輝、山﨑康晃


ビハインドロング

宮國椋丞


オールラウンド

入江大生、砂田毅樹