mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

大貫の粘投に報いることはできなかったが緊迫したナイスゲームだった



6月10日 対千葉ロッテマリーンズ ZOZOマリンスタジアム 1-2 負け


交流戦最後のカードは千葉でのロッテ戦。明日は佐々木朗希の登板が予定されており、今日はベイスターズ投手陣の中で右のエースとも言うべき大貫晋一が先発だったので勝ちたいところだったが打線が決め手を欠き援護することができなかった。


交流戦5カード目ではじめて初戦を落としたが、むしろこういう時の方が鬼門の週末では勝てた、などと言うこともあるのがプロ野球あるあるなので、明日の京山、そして明後日の石田に期待しよう。


そのためには、牧の復調が重要になってくると思う。このところ、ボールになる低めの変化球を追いかけてしまっているので、これを踏みとどまるようにできるかどうかがまずは大事なポイントだろう。


それにしても蝦名は良い選手だ。同郷のライオンズ外崎選手のようにチームの主力にになりつつあることをヒシヒシと感じる。




1〜5番までは昨日の試合と同じ。

昨日途中交代したソトは”少し休ませる”という三浦監督のコメントの通り今日はベンチ待機。


先月ハムストリングの肉離れを起こしていた宮﨑をソトに代わってDHに入れ、サードには柴田が入る布陣とした。ロッテの先発は左腕の小島投手であり、左投手に対する打率が.111と苦手にしているのが気がかりだ。


とは言っても他の選択肢としてはファームから上げたばかりの田中俊太選手くらいしかないので消去法で選択したということか。こういう時に伊藤祐季也選手が使えるようになると良いのだが(蝦名選手がサードの守備練習をしているという情報があるが、戦術的にも必要な準備だ)。


今シーズン初めて森敬斗をショートのスタメンで起用し9番に入れた。トップバッターが佐野恵太なので、二巡目からはトップバッター的な役割を期待してのことだろう。


1. 佐野(1B)

2. 関根(LF)

3. 蝦名(RF)

4. 牧(2B)

5. 宮﨑(DH)

6. 桑原(CF)

7. 柴田(3B)

8. 嶺井(C)

9. 森(SS)


3回裏 マリーンズの攻撃


先頭の安田がライトへのツーベースヒット。続くエチェバリアがバントで送り、一死三塁から高部のセンターフライで0-1と先制を許した。


4回表 ベイスターズの攻撃


先頭の蝦名が2-0のバッター有利のカウントから小島の3球目を右中間スタンドに放り込むソロホームランで同点の1-1に追いついた。



6回裏 マリーンズの攻撃


二死一、二塁からレアードが大貫の内角のストレートを詰まりながらセンターに打ち返してタイムリー。1-2と再び突き放される。




先発の大貫投手は持ち前のコントロールで5回までは問題なかったが、6回になって抜けるボールが増えて苦しいピッチングになってしまった。珍しく連続で四球を出してしまい、結局レアードに勝ち越し打を許した。


レアードの打ったボールは内角の厳しいコースに決まっていたが、少し高かったので詰まりながらも力でセンター前に持って行かれてしまった。


大貫自身の連勝というわけには行かなかったが、ピッチング自体は悪くないので来週に期待したい。交流戦が終わって先発ローテーションの改編が行われると思う。


リリーフ陣はクリスキー、田中健二朗、平田真吾の3人がランナーは出したものの(1安打、1四球、1申告敬遠)無失点で抑えた。明日と明後日に向けて勝ちパターンを使わずに済んだのは彼らの頑張りによるものだ。


今永が金曜日に移動して、いわゆる裏ローテの先頭つまり火曜日に大貫が回ることになるだろうか。あるいは鬼門となっている週末を彼に任せるということも考えられる。



打線は8安打を放ったが得点は蝦名のソロホームランであげた1点にとどまった。

蝦名はこれで直近の6試合で21打数9安打で打率 .429と絶好調。また、8回裏の佐野と関根の連打から掴んだ二死一、二塁のチャンスでのセットアッパー西野投手との対戦も非常に見応えがあった。


球威のあるストレートとフォークボールのコンビネーションが売り物の西野投手のフォークボールを幾度もファールで粘り、結局フォアボールを勝ち取った。


しかし、二死満塁で4番牧は初球のフォークボールをひっかけてしまい無得点に終わった。

得点圏でいつでも打てるわけはないのだが、ここ数日牧の調子が落ちているのは少し気になる。


幸い交流戦後には数日の休みもあるので、リフレッシュして欲しい。もちろん、その前の明日と明後日の試合で復調したところを見せてくれればそれに越したことはない。


最終回のツーアウトから、この日スタメンを外れていたソトが打席に立ち、クローザーの益田選手が休養のためベンチ外だったためマウンドに上がったゲレーロ投手の155km/hのストレートの後のスライダーをレフト左に運ぶツーベースヒットを放った。


久しぶりに彼のジャストミートした打球の鋭さを思い出されるようなバッティングだった。このところ不調で本人が一番悔しかったと思うが、これをきっかけに復調して欲しい。