mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

粘り強く戦ったが連勝はならず しかしチームの形はできてきた



6月22日 対読売ジャイアンツ 東京ドーム 4-5 負け




ポイント①:昨日の初戦を制した勢いをかって第二戦も勝利することができるか?


(答え)できませんでした。


ポイント②:久しぶりの巨人戦先発となる石田健大が試合を作り、2016年以来となる巨人戦の勝利を飾ることができるか?


(答え)3回60球、被安打6、被本塁打2、与四球1、4失点で降板し、試合を作ることはできなかった。ジャイアンツの上位打者を警戒しすぎてカウントを悪くし、ストライクをとりに行ったところで甘い球を打たれるという悪循環。


特に岡本選手にツーランホームランを打たれたチェンジアップはストライクを欲しがってベルトの高さに行ってしまったのが何とも勿体なかった。


ポイント③:前回の対戦(4月27日)では7回無失点とほぼ完璧に抑えられたジャイアンツの先発メルセデス投手をベイスターズ打線が打ち崩すことができるか?


(答え)メルセデス投手から6安打、2本塁打で4点を挙げ、4回0/3で降板させた。今日はいつもよりストレートの威力がなく、打ち崩せたと言って良いと思う。




久しぶりに佐野恵太をクリーンアップに戻して、一、二番を蝦名と桑原という俊足の選手に任せた新オーダー。


昨日2ヶ月ぶりのホームランを放ったソト選手の打順を一つ上げて6番に、そして、森敬斗を8番においたのは投手の前に足の速い選手を置いて下位打線からチャンスを作りたいと言う意図があるのだろう。


1. 蝦名(RF)

2. 桑原(CF)

3. 佐野(LF)

4. 牧(2B)

5. 宮﨑(3B)

6. ソト(1B)

7. 嶺井(C)

8. 森(SS)

9. 石田(P)


継投 石田健大(3回)→入江(1回)→H クリスキー(2回)→敗 伊勢(1回)→平田(1回)


1回表 ベイスターズの攻撃


先頭の蝦名がライト前ヒット。続く桑原もレフト前に運んで無死一、二塁のチャンスを作る。


ここで、3番佐野恵太が外角のスライダーをバットの先端で上手く拾ってレフト前へ。レフトのウォーカーの守備に不安があることから積極的な走塁を仕掛けた蝦名が2塁からホームまで駆けて生還。1-0とベイスターズが先制した。



1回裏 ジャイアンツの攻撃


先頭の丸にフォアボール、続くウォーカーに追い込んでから甘く入ったチェンジアップを叩かれてフェンス直撃のツーベース。あっという間に無死二、三塁のピンチを迎えた。


ここで3番吉川がセカンドゴロの間にまず1点。そして、一死三塁から4番岡本がレフトスタンドに飛び込む逆転ツーランホームラン。1-3とジャイアンツに2点のリードを許した。


2回表 ベイスターズの攻撃


一死走者なしから嶺井がメルセデスの高めのスライダーを捉えてレフトスタンド中段に突き刺さるソロホームラン。大きなフォロースルーでバットを放り投げる姿は嶺井がホームランバッターかと思うくらいだった。2-3と1点差に追い上げる。



3回表 ベイスターズの攻撃


一死走者なしから3番佐野恵太が高々と舞い上がりライトスタンドに飛び込むソロホームラン。3-3と同点に追いついた。



3回裏 ジャイアンツの攻撃


先頭の3番吉川が1-2から6球目の甘いカーブを捉えてライトスタンドにソロホームラン。

3-4と再びジャイアンツが1点リード。


5回表 ベイスターズの攻撃


この回先頭の代打大田泰示にフォアボールを与えたところでメルセデスは降板。2番手の井納も1番蛯名にフォアボールを出し、一死も取れずに即交代。


2番桑原が初球送りバントを決めて一死二、三塁とすると、ジャイアンツ内野陣が前進守備を選択しないことを見て3番佐野があえてボテボテのセカンドゴロ。この間に大田がサードから悠々生還して再び4-4の同点に追いついた。


7回裏 ジャイアンツの攻撃


先頭のウォーカーがこの回からマウンドに上がったベイスターズ4番手の伊勢からセンターへのソロホームラン。4-5となり、ジャイアンツに三たびリードを許した。


最終回にはジャイアンツのクローザー大勢がマウンドに上がり、3人で抑えられてそのままゲームセット。接戦をものにすることはできなかった。



先発の石田健大は以前のようなビビったピッチングに戻ってしまったように感じた。ストレートの球速も出ておらず、自分のボールに自信が持てなかったのではないだろうか。


厳しいところに決めようとしすぎて苦しいピッチングになってしまった。コロナによる離脱直前は素晴らしくキレのあるストレートを投げていたので、何とかあの状態を取り戻して欲しい。


嶺井選手は2回に自ら追撃のソロホームランを放ち、また、2回裏一死三塁のピンチではウォーカーのレフトフライで三塁走者メルセデスの生還を許さなかった。


このプレーは中継に入った森敬斗の矢のような送球も素晴らしかったが、嶺井がボールが来る直前まで全く構えずにメルセデス選手を油断させスライディングしなかったと言う名演技が作ったものだと思う。



蛯名と佐野はマルチヒットを放っていて、また好調期に入ったようだ。

一方、牧と宮﨑はなかなか調子が上がらず、打率も3割を切ってしまった。二人とも良いあたりもあるのだが、野手の正面をついてしまうなど運もないように思える。


今日は勝てなかったが、勝ってもおかしくない戦いぶりだった。


一時期に比べてチームの形がだいぶできて来たと思う。心配することはない。


このまま戦い続けて行ってくれれば良い。