mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

雨の火曜日は配置転換とファームの試合が気になる

台風4号が関東に近づきつつあるということで今日の横浜スタジアムでのドラゴンズ戦は早々と中止が決まった。


このところのブルペンの疲弊を考えると、恵みの雨になってくれれば良いのだが。


クリスキーの抹消と宮國、石川の登録


一昨日の試合で右肘に違和感があり急遽降板したクリスキー投手は、病院での検査の結果”右前腕部の炎症”という診断で、登録抹消ということになった。


今シーズン開幕間近で今永昇太が離脱した時も”前腕部の炎症”ということだったが、結局、肉離れだったことがわかり、復帰までに2〜3ヶ月を要した。


今回のクリスキー投手の場合はどうなのだろうか?今月26日、27日に予定されているオールスター後のリーグ戦再開時(7月29日)に戻って来られるようであれば良いのだが。


NPBにフィットしつつあり、勝ちパターンとしての期待が高まっていた矢先だけに、クリスキー投手の離脱はリリーフ陣全体に影響を及ぼしかねない。



前日の京山投手の抹消と合わせて二人分の席が空いたことになるが、代わって一軍選手登録されたのは宮國投手と石川投手だった。


宮國投手は5月8日の対広島3-17の大敗の際にリリーフとして登板し1回6失点だった以外は大過なく(交流戦では三試合に登板して無失点)努めていたが、6月8日に上茶谷投手を昇格させるのと同時に抹消され、その後上げるタイミングがなかった。


現状のベイスターズリリーフ陣ではいわゆるビハインドロングをこなしてくれる投手が少ないので、宮國投手がこうした試合で試合が大崩れするのを防ぎ、うまくいけば味方の反撃につながるようなピッチングをしてくれれば非常に心強い。


石川投手は、育成から先日支配下選手契約を勝ち取ったばかりだが、彼も一軍登録のタイミングがなかった。彼の場合もまずはビハインドでの登板から徐々に信頼を勝ち取っていくということになるだろう。


スピードはさほどではないがキレのあるストレートは三浦監督もわかっていても空振りが取れるという独特の間とリリースポイントの見えにくさがあり、大きな変化球も魅力的だ。


こうした石川投手の良さが一軍のバッター相手にどこまで通用するか?


元々は法政大学のエース格で活躍していた投手なので、ドラフト時に育成契約となる原因の手首の骨折が完治した今、そのまま一軍に定着できる可能性もゼロではない。彼がブルペンの一角を担ってくれるとリリーフピッチャーの層が厚くなると思う。


ところで、今日の雨天中止で、大貫投手の次回登板をどうするのかというのが一番気になるところだったが、明日6日の試合にスライドすることが先ほど発表された。明日の夕刻には雨は上がっている予報なので、明日の試合は開催できそうだ。


となると、石田投手をどうするのだろう?


日曜日にスライドさせるか、あるいは日曜日は阪口投手に任せて一週飛ばすことにするのだろうか?今日の公示で二人の投手を登録したことを考えると、石田投手をスライドして阪口投手の昇格は見合わせる公算が高いように思うがどうなるだろうか?続報を待ちたい。


ファームの状況が気にかかる


三嶋一輝投手はこのところイースタンで五試合連続で無失点で抑える好投を見せており、そろそろ一軍復帰かと思われたが、このタイミングでの昇格は見送られた。少し前に1イニングで3本のホームランを浴びたことなどもあり、まだもう少し時間がかかるという判断なのだろうか。


もう一人、今年1月に左肘尺骨骨折で手術を受けた櫻井周斗が7月3日のイースタンリーグロッテ戦で復帰を果たした。8回に登板すると、無安打、三つのアウトを全て三振で奪う快投だった。


ストレートの最速144km/hということで、手術前と比べてもう少し伸び代があるだろうか。彼はリリーフ投手として高い適性を持っていると思うし、昨年の起用からは三浦監督も期待を寄せていることが窺われるので、今シーズン後半には一軍のマウンドでまた彼の勇姿を見ることができるだろう。


6月8日の日本ハム戦で足首の捻挫のため緊急降板し離脱していた上茶谷投手も既にファームで実戦復帰し、6月29日の西武戦で3回、48球、被安打2、与四球0、奪三振4、無失点と上々の調整ぶりを見せている。これから徐々に回数を増やして、彼もオールスター明けには良い状態で戻ってきてくれるだろう。



そして、恐らく日曜日の登板が予定されている阪口投手は、3日のロッテ戦で6回、96球、被安打5、与四球1、無失点と好投しており、その間の登板でも好調だった。台風の影響で週の前半の投手等のスライドがあるかどうかが気になるところだろう。


今日のイースタンリーグ巨人戦では、DHとして復帰後6試合目の出場となるオースティン選手がジャイアンツの先発直江投手の高めのストレートを捉えてライナーでバックスクリーンに飛び込むソロホームランを放っていた。


バッティングの状態は上がってきていると思うので、次のステップとしては、ライトの守備にいつ着くことができるかということになるだろう。彼の復帰は本当に待ち遠しいが、彼も我々も焦らずにじっくりと待つことが必要なのだろう。