mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

初回の3点を守り切る ドラゴンズに先勝してヨコハマサイコー



7月6日 対中日ドラゴンズ 横浜スタジアム 3-1勝ち


昨日のゲームが台風4号の影響で中止となり、両チームとも先発がスライドしたため、大貫晋一と小笠原慎之介のマッチアップということになった。


大貫投手は今シーズンの中日戦一試合に先発して、6回、被安打2、無失点で勝利投手になっている。被打率 .100でWHIP 0.50というのは素晴らしい数字だが、ドラゴンズも対策を練ってくるだろう。


小笠原投手とは今シーズン3回対戦しており、2勝1敗、防御率 4.35とあまり苦手という意識はない。ただし、対戦打率は .244なので攻略したというところまでは行っていない。


今日の対戦はどうなるだろうか?




今日のスタメンは相手先発が左腕の小笠原投手ということもあって、左右病を発動することになったようだ。


7月2日のヤクルト戦以来となる大田泰示が2番ライトで先発出場し、大和とソトの打順を入れ替えてきた。


1番 桑原(CF)

2番 大田(RF)

3番 佐野(LF)

4番 牧(2B)

5番 宮﨑(3B)

6番 大和(SS)

7番 ソト(1B)

8番 嶺井(C)

9番 大貫(P)


継投 勝 大貫晋一(5回)→H 平田(1回)→H エスコバー(1回)→H 伊勢(1回)→S 山﨑(1回)


1回裏 ベイスターズの攻撃


先頭の桑原がショートへの内野安打で出塁し、盗塁成功。さらに、キャッチャー木下の送球が高くセンターに達する間に桑原はサードに進んだ。


無死三塁のチャンスで大田泰示がフルカウントまで粘り、8球目をセンター前にクリーンヒット。ベイスターズが幸先よく先制点を挙げた。1-0



続く佐野が三塁線を破るツーベースヒットで無死二、三塁としたところで、4番牧がセンターへの犠牲フライ。これで2-0とリードを2点に広げた。


さらに、一死二塁で5番宮崎が小笠原の高めに浮いてきたチェンジアップを振り抜いてレフトオーバーのツーベースヒット。二塁から佐野が生還して一点追加。3-0となってベイスターズのリードは3点に広がった。



3回表 ドラゴンズの攻撃


先頭の小笠原投手への四球からピンチが広がった。

一死二、三塁からビシエドのセカンドゴロの間にサードランナーが生還して3-1となった。


その後、5回二死一塁でビシエドの強烈なピッチャー返しが大貫の背中と右脇腹の間を直撃し、打球はセンターに抜けるヒットとなった。後続は打ち取りこの回を無失点で終えたが、打球直撃の影響もあり、大貫は5回90球で降板した。



5回以降はベイスターズ打線が沈黙。後半戦は8回裏の牧秀悟の三塁線を破るツーベースヒットの一本だけだった。


対照的にドラゴンズは5回表に二死満塁、7回表は二死一、三塁と再三チャンスを作ったがもう一本が出ず無得点。


8回、9回は伊勢と山﨑康晃がそれぞれ三者凡退に抑えてベイスターズが3-1で勝利を飾った。




あまり経験のないスライド登板のせいか、今日の大貫はいつもの制球力が発揮できなかったと思う。初回こそダブルプレーのおかげもあって3人で終えたが、それ以降は毎回ランナーをためる苦しい展開だった。


5回、90球、被安打5、与四球4で失点(自責点)1という内容は彼自身の調子とビシエド選手の打球直撃というアクシデントを考えればよく堪えたと言って良いと思う。


悪いなりにチームを勝たせることができる。近年のベイスターズにはあまりいなかった大人の投手として、大貫投手の存在は本当に貴重だと思う。





今日の継投は、平田真吾、E.エスコバー、伊勢大夢、山崎康晃とほぼ完璧な出来だったと思う。

牧選手のエラーと内野安打からエスコバー投手がピンチを作った以外は全く危なげなかった。


平田投手はドラゴンズが押し続ける状況の中で登板し、三振一つを含む三者凡退でピシャリと抑え、流れがドラゴンズに傾くのを阻止した。まさに、”火消し”という働きだった。


このところ疲れから失点する試合が続いた伊勢大夢投手は二日間の休養で息を吹き返したのではないだろうか?


ストレートは最速152km/hでシュートホップする回転軸は変わらないが抜けるようなシュート回転ではなくなっていたと思う。


2三振を含む三者凡退に抑えたのはさすが。これで気をよくして調子を戻して行って欲しい。

宮國投手と石川投手を上げたこともあり、首脳陣には僅差でもビハインドでは彼を登板させないことを徹底して守るようにお願いしたい。


山﨑康晃もこのところ安定して見ていられる試合が多い。

これで17セーブとなり、クローザーとして復活を遂げた印象が強い。


カープの栗林投手やジャイアンツの大勢投手などイキの良いクローザーはいるが、これからのシーズン後半戦に向けて、何度も修羅場をくぐり、地獄も味わった山﨑投手の落ち着きが彼らとは違った信頼感をもたらしてくれるだろう。






牧選手は今日もなかなか良いところにボールが飛ばず、最初の3打席はヒットが出なかったが(最初の打席は浅い犠牲フライでなんとか打点を挙げた)、8回裏の最終打席で3塁戦を破る痛烈なツーベースヒットを放って一死報いてくれた。


守備ではやや酷かもしれないがエラーもあり、なかなか乗っていくことが難しいかも知れないが、タイミングの取り方やスイング自体も決して悪くないと思うので、彼らしい爆発的な打撃を連発してくれるようになるのもそう遠いことではないと予想している。





このところ好調の宮崎選手は今日も3打数2安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。


ハムストリングの軽度の肉離れからの復帰後ほぼフル出場を重ねてきた彼は先週規定打席に到達し、今日の時点で打率 .325とリーグ首位打者の位置を保っている。


安打製造機と言っても良い打撃の魅力に加えて、そろそろベテランの領域に入りつつある宮崎選手があまり速い方ではない足も使って献身的に次の類を狙う姿勢はチームの雰囲気作りにも役立っていることだろう。


大田泰示は先週木曜日の阪神戦でのサヨナラ勝ちに続き、横浜スタジアムでは2戦連続2回目のお立ち台に上った。今日の小笠原投手は尻上がりに調子を上げていたので、打ち崩すチャンスは不安定な立ち上がりだけだったと思う。


その初回、桑原選手がガッツあふれるヘッドスライディングで勝ち取った内野安打の後、大田選手がフルカウントまで粘って8球目にセンター返しで先制点を挙げたことが3点を手に入れる流れを作った。


ヒーローインタビューに値する活躍だったと思う。


そして、今日も夜空に拳を突き上げ、”ヨコハマサイコー”と叫んでスタンドを沸かせていた。

横浜に来てくれて有難う。我々ファンの方こそ”オオタサイコー”と叫びたい気分です。