mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

佐野の一発で借金完済 2位浮上しかしまた受難か



7月18日 対中日ドラゴンズ バンテリンドーム 2-1 勝ち


今日の試合前にピープルズ投手がウェーバーになったという公示があった。その後の三原代表のコメントでは、マウンド上でばったり倒れてからなかなか状態の上向かない腰の治療のためにアメリカに帰国したいと言う本人の意思もあったとのこと。


対談のニュースと同時に本人からチームやファンに感謝の気持ちを伝えるコメントがあった。

彼は見た目も中身も本当にナイスガイだと思う。


今まで先発と救援両方を兼ねて便利屋のような起用になってしまったが、チームに対する献身的な貢献に感謝します。今後益々の活躍をお祈りしています。


さて、昨日の大勝で借金完済に王手をかけたベイスターズ。


その勢いのまま今日も勝って一気に勝率5割に戻したい。


今日の先発はベイスターズがF.ロメロ、ドラゴンズは髙橋宏斗のマッチアップとなった。


ロメロ投手は不甲斐ない登板が続きファームの調整となったが、そこでもしっかり抑えると言うことはできずそこそこ打たれている状態だったが、7月10日日曜日の巨人戦で1軍に復帰し5回3失点で勝ち負けはつかなかった。


暑くなって来たので、そろそろ昨シーズン終盤のようなピッチングを見せて欲しい。


対する髙橋投手は前回の対戦でベイスターズ打線を封じ込め、7回無失点の好投を見せた。

今日はベイスターズ打線も策を練って攻略の糸口を掴むことができるか?




今日も打線はいつも通りだ。ロメロ投手とバッテリーを組むのは前回登板と同じく伊藤光選手。


1番 蝦名(RF)

2番 桑原(CF)

3番 佐野(LF)

4番 牧(2B)

5番 宮﨑(3B)

6番 ソト(1B)

7番 伊藤光(C)

8番 森(SS)

9番 ロメロ(P)


継投 勝 F.ロメロ(5回2/3)→H 平田(1/3回)→H エスコバー(1回)→H 伊勢(1回)→S 山﨑(1回)


1回裏 ドラゴンズの攻撃


ロメロ投手は先頭の大島を四球で歩かせると、その後、ツーベースヒットと死球でいきなり無死満塁の大ピンチを迎える。


ここで4番ビシエドの打球はライト線上をのびて行き、ライト蝦名が思い切り良くフェンスにぶつかりながら捕球したが犠牲フライとなりドラゴンズが0-1と先制。


しかし、その後はロメロ投手が粘って追加点を許さなかった。


2回裏もドラゴンズは8番石橋のツーベースヒットなどで二死満塁のチャンスを作ったが、ここでもロメロ投手は大島選手を三振に打ちとって何とか抑えた。


三回表のベイスターズの攻撃はこれで気を良くしたロメロ投手からで、髙橋投手の高く浮いたチェンジアップをレフト前に打ち返して出塁した。


その後、ランナーを進めることができないまま蝦名と桑原が倒れて二死一塁となり、打席には好調の3番佐野が入る。ここで、髙橋投手の投じた初球はやや甘めのストレート。佐野はフルスイングし、打球は広いバンテリンドームのライトスタンド中段に飛び込む大きな逆転ツーランホームランとなった。2-1とベイスターズが逆転に成功した。



この後、ベイスターズの攻撃陣は、好投する髙橋投手とリリーフ達からヒットを打つことができず久しぶりに3安打で試合を終えた。


対するドラゴンズも7回以降はベイスターズの勝ちパターンの救援陣にパーフェクトに抑えられて2-1のまま試合終了。


接戦をものにして4連勝とした。




今シーズンは初回に失点することの多いロメロ投手は今日も立ち上がり不安定な投球だった。四球と死球もあって無死満塁のピンチを作った時は今日もダメかと思ったが、そこをビシエド選手の犠牲フライの1点のみで抑えると、何とか6回途中まで投げてくれた。


ストレートは150km/h以上出ているのだが、数値ほどには相手打者を押し込めていないと言う意味では前回までの登板とあまり変わらなかった。


何とか抑えられたのは、ドラゴンズの打者達がこれまでの対戦結果から苦手意識を持っていたせいなのか、それともロメロ投手のボールのキレが少し上向いて来たのか、今回の結果だけでは良くわからない。



しかし、5月10日以来の勝利となる4勝目を挙げることができたので、オールスター明けになるだろう次回登板ではもう少し余裕を持って投げることができるかも知れない。


ロメロ投手の本領はゴロを打たせてアウトを積み重ねるところにあると思うので、昨シーズン後半のようにコーナーに投げ切る制球力をもう一度取り戻して頑張って欲しい。




6回裏、ロメロ投手が二死二、三塁のピンチを遺して降板すると、代わってマウンドに上がったのは平田真吾投手。


彼はピンチで登板すると困ったフェレットみたいに悲しい顔をしているように見える。

彼が新人の頃、巨人戦でいわゆる5点差が5点差事件で炎上した時に現地で見ていて、その時の表情が何年経っても忘れられないせいかも知れない。そう、私だけなのかも知れない。


そして、中日ベンチも動いて、キャッチャー石橋選手に替えて代打の切り札平田。


私は、心の中で「平田頑張れ」と叫んだ。そして、その瞬間、平田対平田であることに気がついて、自分の声援がどっちの平田を応援しているのか神様には分からなかったのではないかと思い狼狽した。


私の曖昧な声援のせいか、平田投手の投じたボールはまん真ん中に入る打ちごろのストレート。当然バッターの平田はこれを振りにいく。


まずい、と思った瞬間、平田の打ったボールは平田の頭上、遥か上を飛んで行ったが伸びはなくセンターフライ。


平田対平田の対決は平田ではない方の平田に軍配が上がった(わざと紛らわしく書いてすみません)。





ドラゴンズ先発の髙橋投手は素晴らしい投球を見せ、7回で12三振を喫した。まだ19歳ということでもあり、数年後は日本を代表する投手の一人になっていることだろう。


今年のベイスターズのドラフト一位小園健太投手にも彼のような成長曲線を描いてスケールの大きなピッチャーになって欲しい。


今日のベイスターズは3安打に抑えられた。佐野選手のヒットとホームラン、ロメロ投手のホームラン、以上。


これで2点とって勝ったのだから得点効率はかなり良い。

接戦での勝ち方がチームとしてできて来たように思う。




と思っていたら、6回にベンチに下がっていた宮﨑と牧の二人が故障で明日病院で検査を受けるとのこと。宮﨑は打球を処理した際に右膝を打撲。牧は守備で着地した時に左足首に違和感があったようだ。


接戦の最中での早めの交代だったので気にはなっていたのだが、やはりという感じだ。


三浦監督は、念のため、と軽傷風に言っているがどうだろうか?

これで本当に軽傷だったことがあまりないように記憶しています。


まあ、ここで気を揉んでいても仕方ない。


今日の広島はタイガース戦が雨天中止となったため、勝ったベイスターズは0.5ゲーム差ながら単独2位に浮上した。ヤクルトが巨人に敗れて6連敗となったため、首位とのゲーム差は10.5。まだまだ大きな差だが、絶望感は少しずつ小さくなっているように思う。


それにしても、これから更なる追撃ができるかどうかは宮﨑と牧次第。


続報を待つことにしよう。