mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

初戦敗北は予定通り むしろ牧の復帰の方が大きいぜ



7月22日 対阪神タイガース 阪神甲子園球場 3-6 負け


ドラゴンズとの3連戦に2勝1敗と勝ち越し、勝率5割の2位で迎えた前半戦の最後のカードは甲子園でのタイガース戦だ。


昨日になってネフタリ・ソト選手がコロナ陽性判定になったという報道があり、またクラスター発生かと懸念していたが、球団の調査では濃厚接触者はなく、今のところ他の感染者も見つかっていないようだ。


4月のクラスターの際の対応を教訓にして、感染拡大を避けるような対策がしっかりとられていたのだとすれば、まさに賞賛すべきチームとしての危機管理と言って良い。


まだ予断は許さないが、慎重に事態の推移を見守りたいと思う。


今日の先発は坂本裕哉投手と青柳晃洋投手のマッチアップ。現状、リーグ最多勝で防御率も圧倒的に低い青柳投手とファームから何とか上がってきたという坂本投手の比較では難しい戦いになることが予想されるが、まあ、勝負はやってみないとわからない。


2022特例で一旦抹消されていた京山投手をこのタイミングで再登録したのは、第二先発という意味合いもあるのかも知れない。


坂本投手の立ち上がりがどうなるか、そして、打線が一巡した後のタイガース各打者の対応がどうなるか、といったところを注視しながら第二先発投入のカードを切っていく可能性もあるだろう。


万が一、今日の試合に勝つことになれば、それは前半戦のゴールをどういう形で迎えるかについて重要な意味を持つことになるだろう。


→やはり勝てなかった。


でも、知ってたもん。全然、想定内ですわ。


牧が帰ってきたことを喜ぼうぜ




タイガース先発の青柳投手は打者の左右によって被打率が顕著に異なるため(対右 .130、対左 .236)、各球団とも左打者を並べてくる傾向がある。


今日のベイスターズも左打者、特に青柳投手との対戦成績の良い神里、楠本、森といった左バッターを起用してきた。また、右打者でも牧はそれなりに青柳投手からヒットを打っているので、故障した足首の状態が戻っていれば、ある程度期待できるだろう。


1番 森(SS)左(対青柳打率 .400 (15打数-6安打))
2番 桑原(CF)右(対青柳打率 .227 (22打数-5安打))
3番 佐野(1B)左(対青柳打率 .300 (40打数-12安打))
4番 牧(2B)右(対青柳打率 .308 (13打数-4安打))
5番 宮﨑(3B)右(対青柳打率 .171 (41打数-7安打))
6番 楠本(LF)左(対青柳打率 .400 (5打数-2安打))
7番 神里(RF)左(対青柳打率 .467 (30打数-14安打))
8番 伊藤光(C)右(対青柳打率 .231(13打数-3安打))
9番 坂本(P)左


継投 負 坂本裕哉(4回)→京山(2回)→宮國(1回)→砂田(1回)


4回表 ベイスターズの攻撃


一死から6番楠本が高めに浮いたシンカーを見事に捉えてライトスタンドのポール際ギリギリに飛び込むソロホームラン。1-0とベイスターズが先制に成功した。


4回裏 タイガースの攻撃


二死一塁で打席には5番大山。3-0からのフォークボールが真ん中に入る半速球となってレフトスタンド中段に飛び込む特大の逆転ホームラン。1-2とタイガースにリードを許した。


一点リードの二死一塁で打席にはホームランバッター。ホームランさえなければというところで、3-0から真ん中にホームランボールを投げるというのはあまりと言えばあんまりだった。スリーボールまで行ったところで無理に勝負をせず歩かせるという選択はなかっただろうか?



6回裏 タイガースの攻撃


この回も二死から死球で走者を出し、4番佐藤輝明に3-1から甘く入ったスプリットを捉えられバックスクリーンに飛び込むツーランホームランとなった。1-4とタイガースのリードは3点に広がった。



7回裏 タイガースの攻撃


一死二、三塁でフルカウントから新外国人ロドリゲスが走者一掃のタイムリーツーベースを放ち、1-6とタイガースが試合を決めた。


9回表 ベイスターズの攻撃


タイガースの4番手アルカンタラから柴田のシングルと宮﨑のフェンス直撃ツーベースで無死二、三塁としたが、その後は、楠本と山下がそれぞれ内野ゴロでこの二人を還しただけ。


3-6でゲームセット。




いずれも二死からの坂本と京山の被弾に関しては、若い二人のピッチャーだけではなく、伊藤光捕手の責任もあるだろう。


今日はパスボールも二つあり、彼らしくないプレーが目立った。
そう言う日もあるだろうが、今日のような場面では、やはり、危機管理を優先して配球を考えて欲しい。


森敬斗はやはりバッティングの状態がかなり悪い。トップを作るのが遅れるので、素人目にもアタフタしたスイングに見えてしまう。脳梗塞から復帰したばかりの石井琢朗コーチではあるが、フォームの矯正をお願いできないだろうか?


今日の試合で良かったと言えるのは、久しぶりに彼らしく思い切りの良いスイングで青柳投手から先制ホームランを放った楠本泰史。故障からの復帰以降なかなか結果が出なかったが、これがひとつの転機になるのではないだろうかと思うような素晴らしい一撃だった。



先発の坂本投手はストレートのキレがよく4回二死まではタイガース打線を沈黙させていたが、カウントを悪くしてから大山選手に投じた一球があまりにも不用意だった。


このように、これだけはやってはいけないということをやってしまう投手はやはり勝てない。


まあこれも勉強だ、と言うこともできるが、坂本投手の場合にはこの手の勉強はこれまでにかなりやってきていると思う。リーグ新記録となる満塁本塁打の連続被弾と言うのもありましたっけね。


ボブ・ディランだったらきっとこう言うことでしょう。


How many grand slams must Sakamoto must get hit,


before he pitches like Ohnuki?


The answer, my friend, is blowing in the wind.


The answer is blowing in the wind.


大貫のように投げられるようになるまでに


坂本はあと何本の満塁ホームランを打たれなくてはならないのだろう?


友よ、答えは風の中だ。


ただ風に吹かれているのだ。


(ボブ・ディラン 『風に吹かれて』より(ウソ))