阪神に連敗 明日こそ勝ってAクラスで折り返そう
7月23日 対阪神タイガース 阪神甲子園球場 1-3 負け
試合開始直前の報道で、森敬斗選手と平良拳太郎投手そして球団スタッフ一名のコロナ陽性判定が明らかとなった。上茶谷、東、ソト、三嶋、そして森と平良と続く報道を見ていると、真綿で首を絞められているような気分になってくる。
大規模なクラスターが発生して一斉に離脱し、(恐らくは)一斉に復帰するだろうジャイアンツのようなパターンとベイスターズのような櫛のはが欠けていくように主力が少しずつかけた状態で試合を続けるのはどちらが良いのだろうか、と考える。
しかし、そもそも選べることではないので、考えても仕方がないか。
今日の先発は今永昇太と伊藤将司。
甲子園での今永投手の前回の登板は、初回からの大量失点で敗戦投手になるという結果に終わった。この時の反省を踏まえて、今回は立て直すことができるだろうか?
伊藤投手とはずっと相性が悪い。今シーズンもベイスターズは2度対戦して、2度とも1失点完投を許している。ヒットも二試合で合計7本しか打てておらずほとんどチャンスらしいチャンスを作ることができていない印象だ。
チームとしてしっかり対策を練り、今日こそは攻略の糸口をつかんで欲しい。
青柳投手に合わせて左打者を多く並べた昨日のラインアップから通常運転の打線に戻してきた。
注目すべきは、コロナ陽性で離脱の森敬斗に代わって阪神戦に活躍することの多い大和が入り6番ショート。そして、左腕に対する打率の高い関根を8番レフトで起用した。
1番 蝦名(RF)
2番 桑原(CF)
3番 佐野(1B)
4番 牧(2B)
5番 宮﨑(3B)
6番 大和(SS)
7番 嶺井(C)
8番 関根(LF)
9番 今永(P)
継投 負 今永昇太(5回)→入江(2回)→平田(1回)
1回裏 タイガースの攻撃 0-1
先頭の中野が今永の初球ストレートを見事に弾き返してセンターの横を抜けるツーベースヒット。送りバントとフォアボールの後、一死一、三塁で今永がスライダーを叩きつけてしまい、これがワイルドピッチとなってタイガースが労せずして先制。0-1 と早々にリードを許した。
3回裏 タイガースの攻撃 0-2
一死二塁から近本が一、二塁間を抜くヒット。ライト蝦名が少しファンブルしたこともあり、セカンドランナーは悠々生還してタイガースが追加点を挙げた。
5回表 ベイスターズの攻撃 1-2
先頭の今永の打順で代打細川。いつものようにあっと言う間に追い込まれたが、0-2からの4球目を泳ぎながら左手一本で払うと、なんとこれがレフトスタンド前列に飛び込むソロホームランとなり、1-2と一点差に追い上げた。
細川の今季14打席目での初ヒットは追撃の狼煙を上げるホームランとなった。
8回裏 タイガースの攻撃 1-3
入江投手が2回をパーフェクトに抑えて反撃ムードを盛り上げたいベイスターズだったが、この回マウンドに上がった平田が一死からフォアボール、ヒット、ヒットで簡単に失点。1-3と逆にリードを広げられる展開としてしまった。
9回は阪神のクローザー岩崎投手にクリーンアップが宮﨑のセンター前ヒット一本に抑えられて、1-3のままゲームセット。
今日はタイガースと同じ7安打を放っており、手も足も出ないと言うことではなかったが打線が繋がらなかった。
運もなかった。
5回表、宮崎と大和の連続ヒットで無死一、二塁として続く嶺井が伊藤のシンカーをバットの先で打ち返した打球にセンター近本が思い切りよく飛び込んで好捕したプレーは本当に紙一重だった。
タラレバを言っても仕方ないが、あれが抜けていれば、1点返してなおも無死二、三塁のチャンスという場面だった。
先発の今永昇太は初回先頭の中野選手の初球ストレートを綺麗に弾き返されて少し冷静さを欠いたように見える。
前回の甲子園での登板で初回から大量失点したこともトラウマになっていたかも知れない。慎重になり過ぎて苦しいピッチングになってしまった。
5回、101球、被安打5、与四球4、2失点というのは、彼としては不本意な結果だろう。
初回のワイルドピッチによる失点はいかにも勿体なかった。これで彼の前半戦は終了し、オールスター明けは恐らくカード頭での登板ということになるだろう。
29日からのジャイアンツ3連戦は先方のクラスターの影響で開催が危ぶまれるが、いずれにしても今永投手は8月2日火曜日の横浜でのカープとの初戦に回る公算が高いのではないかと思う。
オールスター中の短い休みを有効に使ってリフレッシュし、今シーズン後半にもう一度ノーヒットノーランをやってしまうのではないかと言うような元気な姿を見せて欲しい。
6回からマウンドに上がった2番手の入江大生投手は素晴らしい投球を見せた。
ストレートの最速は155km/hに達し、良く落ちるフォークボールと縦のスライダー(カーブ?)で三振を積み上げた。2イニングをいずれも三者凡退に抑え切り、三振も4つ奪っている。
まだ調子の良い時と悪い時の差が大きいが、この辺りが安定して来れば十分に勝ちパターンの一角そして将来的にはクローザーの座も狙えるだけの力を持った投手だと思う。
攻撃陣では、代打で打席に立つたびに三振や凡打を繰り返してきた細川成也がとうとう結果を出した。伊藤投手の投球に完全に体勢を崩されながら左手一本で広い甲子園球場のレフトスタンドまで運ぶパワーややはり魅力的だ。
しかしながら、ボールに当たらないことにはパワーの使いようもない。
素人目にも肩に力が入りすぎているフォームをもう少し柔らかくしてミート力を高めるようなモデルチェンジはできないものだろうか?
高卒の若い大砲とかロマン枠とか言われてきた彼も、もうプロ6年目。来月には24歳になる。
さあ、明日はオールスター前の最後の試合だ。
ベイスターズの先発は困った時のハマちゃん頼みで有名な浜口投手。
ハマちゃん頼んだぞ。負けんなよ!
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