mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

祝!後半戦開始から3連勝で勝率5割復帰



8月5日 対中日ドラゴンズ バンテリンドーム ナゴヤ 4-2 勝ち


昨日は4回途中で雨天中止となり、その後チームは名古屋に移動して今日からバンテリンドームでのドラゴンズとの3連戦に臨む。


昨日は神宮の試合も中止となり(こちらはプレーボール前に中止決定)、先発予定だった大野雄大投手が珍しい移動を挟んだスライド登板ということになる。


移動を挟んだスライド登板というのは調整が大変かと思うが、こういう時ほど集中できて好投するということもあったりするので、決して侮ることはできない。


対するベイスターズの先発は現状で安定感はチーム内随一の大貫晋一投手。


中日戦には今季これまで三試合に先発し、3勝(うち2回)、防御率1.53、被打率 .219、奪三振率10.70、WHIP 1.08と好成績を残している。


しかし、後半戦開始以降のドラゴンズ打線は好調で、これまでと同じと思っていると痛い目に遭いそうだ。特に、一昨日の試合で6打数6安打だった現在リーグ首位打者の大島選手とオールスターでもホームランを放っていたビシエド選手には細心の注意が必要だ。




今日も1番から6番までは見慣れたメンバーが並んだ。


大田泰示選手が細川選手と入れ替わりで今日一軍に昇格したが、昇格即スタメンとはならなかった。大田選手は代打よりもスタメンで結果を出すタイプなので、本来は最初から出場したいだろうが、まず数試合は様子を見ようということだろう。


目についたのは7番に左打者の神里を入れたこと。確かに大野投手は左腕でありながら、左打者の被打率( .288)の方が右打者( .167)より高いが、左投手を得意にする左バッターという意味では関根選手の方が適任のようにも思える。


神里選手が昨年大野投手から満塁ホームランを打ったことを考慮したとも考えられる。あるいは、単に、神里選手の打撃が好調という報告があったということかも知れない。


いずれにしても、今日の彼の活躍を祈る。


1番 桑原(CF)
2番 楠本(RF)
3番 佐野(1B)
4番 牧(2B)
5番 宮﨑(3B)
6番 大和(SS)
7番 神里(LF)
8番 嶺井(C)
9番 大貫(P)


継投 勝 大貫晋一(6回)→H 伊勢(1回)→H エスコバー(1回)→S 山﨑(1回)


3回表 ベイスターズの攻撃 1-0


この回先頭の7番神里がショートへの内野安打で出塁。その後、嶺井三振、大貫バント失敗で一塁走者が動けないままツーアウトとなったが、ここで神里が盗塁。リクエストがあったがセーフ判定が覆らなかった。


桑原は肘にかすったデッドボールで出塁し二死一、二塁のチャンス。


ここで打席に入った2番楠本は初回にバント失敗からのダブルプレーで悔しい思いをしたが、ここでは雪辱を果たすタイムリーヒットをレフト前に運んだ。


ベイスターズが幸先よく先制に成功した。


5回表 ベイスターズの攻撃 2-0


この回先頭の神里がドラゴンズのレフトに入ったレビーラの拙い守備もありスリーベースヒットで出塁した。


一死三塁のチャンスで打席に入った嶺井が大野投手の初球を捉えてレフト前に運び神里が還って1点追加。



6回表 ベイスターズの攻撃 4-0


先頭の3番佐野が大野投手の初球を引っ張り、一、二塁間をゴロで抜けるヒットで出塁すると、4番牧はレフトへのツーベースヒットで続き、無死二、三塁のチャンス。


ここで、一昨日の試合でサヨナラ打を放った好調の5番宮﨑は初球を見事に捉えてセンターオーバーの2点ツーベースヒット。


この後、二死二、三塁で9番大貫がライト前にクリーンヒットを打ったかに見えたが、ライト岡林からの素早い返球でファーストアウト。ライトゴロでチャンスを逸した。



6回裏 ドラゴンズの攻撃 4-2


二死一、二塁で3番阿部がセンターへタイムリーヒットを放ち、まず1点。


なおも二死一、三塁のピンチで4番ビシエドに初球を捉えられ、レフトへのタイムリーヒット。
2点目を失って、ベイスターズのリードは2点となった。


大貫はこの回で降板し、その後、伊勢、エスコバー、山﨑の勝ちパターンが無失点で抑え、4-2のままベイスターズが逃げ切って3連勝を飾った。


最終回は山﨑康晃が先頭の阿部選手にレフトオーバーのツーベースヒットを打たれ、暗雲が立ち込めたが、その後はビシエドをセンターフライ、木下をショートゴロ、最後はレビーらを空振り三振に打ち取った。




今日の大貫投手はいつものように淡々と投げていたが、6回につかまった。


今日ファームから昇格したばかりの滝野選手にセンター前ヒットを打たれたあたりからリズムを崩したように見えた。そして、続く大島選手を警戒しすぎて歩かせたことでその流れは明確になり、阿部、ビシエドに連続タイムリーを打たれたあたりはかなり苦しいピッチングになってしまった。


阿部選手のセンター前はともかく、ビシエド選手の三遊間を抜けるタイムリーは当たり損ねでコースヒットという感じだったが、いずれにしても抑えられる雰囲気はなかった。2点取られて残念というよりは、2点で済んでよかったという印象。


6回、83球、被安打5、与四死球2、奪三振3、失点2という結果は立派なQSなのだが、ベイスターズの右のエースになってくれることを期待している我々ファンとしては最後が少しモヤモヤする登板だった。


もちろん、本人もそのレベルを狙っていると思うので、この課題をクリアして7回を安心して任せられるような投手になって欲しい。


試合後のヒーローインタビューもあまり笑顔はなく、反省点が見つかったということだったのではないだろうか。



7〜9回は山﨑康晃が阿部にツーベースヒットを打たれた以外は一人のランナーも出さず、勝ちパターンとしての仕事をしっかりとしてくれた。昨日の雨天中止で1日空いた(4回までは


前回登板で1イニング3失点を喫して濵口投手の勝ちを消してしまった伊勢大夢の投球に注目して見ていたが、ピッチャーゴロ、空振り三振、空振り三振(いずれも最後はストレート)という危なげないピッチングを見せてくれた。


今回もしっかりと壁を乗り越え、また前に進み始めてくれたようだ。


打線は好投手大野雄大から7安打を放ち、好調を維持している。ただ、やはりドラゴンズの勝ちパターンのリリーバーたちは強力で、3人の投手に対して神里選手のフォアボール以外は出塁することもできなかった。この辺りの攻撃の淡白さは今後改善していく必要があるだろう。


ドラゴンズからすると、対戦成績が悪い割にはベイスターズに対してそれほど苦手意識はないのではないだろうか?


今日の打のヒーローは、大野投手との相性を買われて久々にスタメン出場してマルチヒットに盗塁を決めた神里選手と一昨日の劇的サヨナラ打以降急に勝負強さを思い出したかのような宮﨑選手。


佐野、牧とヒットが続いたところで、5番宮﨑が今日のように塁上のランナーを一掃してくれるような活躍を見せてくれると、チームとしての得点力が俄然上昇することになる。


牧選手は6回のツーベースヒット一本だったが、彼らしい思い切りの良いスイングが戻ってきているように思う。明日以降、きっと以前のような輝きを再び見せてくれるのではないだろうか?そんな予感がするような今日の打席での振る舞いだった。


今週はこれで中止となった一試合を挟んで3勝0敗。オールスタ直前の阪神戦三連敗で喫した3つの借金を一挙に返済して勝率5割に戻した(45勝45敗2分)。


2位のタイガースまで1.5ゲーム差の3位で、今日カープに勝って4位に浮上したジャイアンツとのゲーム差は2.5となった。


明日の先発投手は坂本裕哉と小笠原慎之介の両左腕。今シーズンの両投手の成績を比較すると苦しい戦いが予想されるが、坂本投手が左打者のインコース厳しいところを突き、ビシエド選手や木下選手のような長距離ヒッターに失投をしなければ(それが難しいのだが)、それほど大怪我はしないのではないかと思う。


明日勝って、久しぶりに貯金を作って欲しい。打線の援護があれば決して難しいことではないはずだ。