mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今日も勝って脅威の追い上げ さあ燃え上がれ



8月12日 対東京ヤクルトスワローズ 明治神宮野球場 4-3 勝ち


昨日抹消された大田泰示選手はやはりコロナ陽性だった。


そして、今日になってさらにタイラー・オースティン選手、三上朋也投手、田中浩康コーチの3人がいずれも無症状ながら陽性であることが球団から発表された。


幸い無症状ということなので、1日も早い復帰を願っている。


代わって昇格するのは倉本寿彦選手、中川虎大投手、そして永池コーチということになった。


ベイスターズだけでなく、他チームでは、首位打者争いを繰り広げているドラゴンズの大島選手もコロナ陽性で抹消という報道があった。大島選手はチームの看板打者であり、日本を代表する選手の一人でもあるので、こちらも早期の復帰を祈る。


今日からはアウェーでのスワローズとの3連戦。タイガースに3連勝した勢いをかって勝ち越しを狙いたい。


明日は台風の予想で中止となる可能性が高いので、今日の初戦は総力戦でとりに行きたいところだ。


先発投手は大貫晋一と小川泰弘という互いにエース級のマッチアップ。ロースコアの試合展開が予想されるが、両チームの打線はどのような作戦で臨むのだろうか。




今日のスタメンは昨日と一、二番を入れ換えただけであとは全く同じという見慣れたものになった。大和、大田、オースティンの3人がコロナ陽性で離脱したことで、選択肢は限られているのだろう。


桑原、楠本のコンビは昨日の試合では一度も出塁すらなく全く機能していなかった。特に楠本はスタメンが安泰と言える立場ではないので、今日は何とか爪痕を残して欲しい。


1番 桑原(CF)

2番 楠本(RF)

3番 佐野(LF)

4番 牧(2B)

5番 宮﨑(3B)

6番 ソト(1B)

7番 嶺井(C)

8番 柴田(SS)

9番 大貫(P)


継投 勝 大貫晋一(6回)→H 伊勢(1回)→H エスコバー(1/3回)→H 入江(2/3回)→S 山﨑(1回)


2回裏 スワローズの攻撃 0-1


この回先頭の村上選手が甘く入った大貫の2球目を捉えて左中間スタンド中段に飛び込むソロホームラン。失投を見逃さない流石のバッティングでスワローズに先制を許した。


3回表 ベイスターズの攻撃 1-1


この回先頭の8番柴田がセンター前ヒットで出塁し、続く9番大貫がしっかり送って一死二塁のチャンスを作った。


ここで打順は1番に返り打席には桑原が入る。桑原は3-1と打者有利なカウントで高めの見逃せばボールかというストレートを思い切り叩いて、打球はレフトフェンス最上部を直撃するツーベースヒットとなった。セカンドから柴田が悠々生還して1-1の同点に追いついた。



4回表 ベイスターズの攻撃 2-1


二死からソトがセンターオーバーのツーベースヒットで出塁すると、続く嶺井の打席で初球のワンバウンドする外角のスライダーを空振りしたが、これをキャッチャー内山が捕球することができず、その間にソトはサードまで進んだ。


嶺井は0-2と追い込まれてからの3球目を打ち上げ、フラフラっと上がったボールはセカンドとライトの間に落ちファウルゾーンに転がっていくラッキーなツーベースヒット。運にも味方されてベイスターズが2-1と逆転した。



5裏 スワローズの攻撃 2-2


この回先頭のオスナへの初球、スライダーが真ん中高めに入る失投。


オスナがこれを逃さず捉えてレフトスタンドまで運んだ。2-2の同点となるソロホームラン。


6回表 ベイスターズの攻撃 4-2


この回先頭の宮﨑が1-1からうまく追っつけた彼らしいバッティングでライト前ヒット。


そして、続く6番ソトが2-2からの5球目となるチェンジアップをフルスイングしてレフトスタンド中段に届く2ランホームラン。前の回に追いつかれてすぐ4-2と突き放す価値ある一打となった。



8回裏 スワローズの攻撃 4-3


3番手としてマウンドに上がったエスコバーは昨日の試合から危なっかしい感じだったが、今日も先頭の1番丸山選手のお尻に当ててしまい、そこから蟻地獄にはまっていった。


デッドボール二つとフォアボールそしてヒット一本(ただし、走塁死が一つ)で一死満塁の大ピンチを作って降板した。


ここで後を託されたのが最近好調の入江大生。


今日はタイミングの合っていなかったサンタナを三振に打ちとったが、今日ホームランを打っているオスナをストレートのフォアボールで歩かせて押し出しの1点がスワローズに入る。


しかし、次の内山の代打山田哲人は入江の渾身のストレートを打ち上げてライトフライ。


絶対絶命のピンチでリードを保つことに成功した。


最終回は昨日のオフでリフレッシュした山﨑康晃が3人できっちりしめてベイスターズが薄氷の勝利をものにした。




先発の大貫晋一投手は、6回、85球、被安打4、与四球2、奪三振6、失点2のQSで9勝目を挙げた。


許した失点は2本のソロホームランのみであり、もちろん文句なしの好投なのだが、阪神戦で登板した3人に左腕と比べると少し物足りなく感じてしまう。


逆に言えば、それほど、このところのベイスターズの先発投手陣は非常に高い水準で安定しているということで、思えば知らないうちに贅沢を覚えてしまったものだ。


何はともあれ、チーム最多の9勝目、規定投球回に達して防御率もリーグ3位の2.44と言う成績は素晴らしい。細身の大貫投手にとって夏はキツイ季節かと思うが、しっかり休養をとりつつまた来週も頑張って欲しい。



リリーフ陣では、完全に復調を果たした山﨑康晃投手が安定しており安心して見ていられたが、もう一人、入江大生投手の気迫のピッチングも素晴らしかった。


一死満塁の場面で今日が不調だったとは言え、今シーズンすでに満塁弾を放っており一発のあるサンタナ選手を三振に打ち取ったのが大きかった。


続くオスナ選手へのフォアボールはある程度盛り込み済みで、一点差で逃げ切る青写真があったのではないかと思うほど一本しかない勝ち筋をとらえて離さない気概と勝負強さを感じさせる投球だった。


このところ入江投手は好調が続き、ストレートの球速もフォークやスライダーのキレもそして勝負どころで緊張を自分の力に変えるメンタルも全てがレベルアップしていると思うが、今日のピッチングで彼の立場はまた一つ上の段階に上がったのではないかと思う。



打者ではやはり決勝打となるツーランホームランを打ったソト選手がヒーローだ。


これまでに彼の一発で何度もチームを勝利に導いてくれてその度に我々ファンは感謝と誇らしさを感じているが、今日は久しぶりにその感覚を思い出させてくれた。


今日はその前の打席でも小川投手からツーベースヒットを放ち、それが嶺井選手のタイムリーにつながっており、かなり調子を戻して来ていると言って良いのではないだろうか。


ホームランもツーベースヒットも彼らしい思い切りの良いスイングができており、明日からもチームを救うような長打をここぞと言う場面で期待できそうだ。


今日の勝利で、ベイスターズは4連勝。8月に入ってから、4連勝後1敗を挟んでまた4連勝ということで、8勝1敗と言う脅威のペースでスワローズを追い上げている。


一時は17.5あったゲーム差が6に縮まり、貯金も今季最多の4まで増えた。


明日は台風直撃の予報で中止となる可能性が高いが、今の勢いを保って、行けるところまでこの追撃の手を緩めずに頑張って欲しい。


あっ、それから、くれぐれもコロナにはみんな気をつけてね。