村上の二発で完敗 しかし激戦は明日も明後日も、いや来月も続く
8月26日 対東京ヤクルトスワローズ 横浜スタジアム
負 ベイスターズ 3ー6 スワローズ
勝利投手 サイスニード(7勝5敗0セーブ)
敗戦投手 大貫晋一(10勝5敗0セーブ)
セーブ マクガフ(0勝2敗32セーブ)
本塁打
村上宗隆46号、47号、オスナ14号
戸柱恭孝3号、牧秀悟21号
継投 大貫(5回1/3)→宮國(2/3回)→三上(1回)→中川(1回)→坂本(1回)
大貫とサイスニードの投手戦で5回までは0-0のままだったが、6回表に試合が動いた。
先頭の山崎がショートへの内野安打で出塁し、山田がセンター前ヒットで無死一、二塁。ここで打席に入った4番村上はフルカウントから大貫の甘く入ったスプリットをライナーでライトスタンドに飛び込むスリーランホームラン。
ノーアウト満塁というわけにはいかないので、ここは勝負せざるを得なかった。むしろ、問題は村上の前のバッターを二人ノーアウトで出塁させたことだろう。明日からはここのリスク管理が生命線になると思う。
史上最年少の150号。敵ながらおめでとうございます。
村上選手はヤクルトの村上というよりは日本の村上というスーパースターになっていくことでしょう。
さらに、青木にヒットを打たれ、中村の送りバントが決まったところで大貫は降板。今日は立ち上がりから制球に苦労しており、あまり調子は良くなかったのでは無いかと思う。まあ、こういう日もある。
そして代わった宮國がオスナにツーランホームランを打たれて0-5となり、試合は決まった。
ベイスターズの攻撃は今日も硬さが目立った。しかし、6回裏の攻撃では、代打戸柱のホームランに始まり、楠本のライトへのツーベースと4番牧のツーランホームランで3点を返した。
しかし、反撃もここまで。
村上は次の打席でも3番手の三上朋也からソロホームランを放ち6点目が入った。3-6
スワローズは7回から石山、清水、マクガフの鉄壁リレーで一人の走者を許すこともなくリードを守り切った。
攻撃陣の硬さが目立つベイスターズだが、楠本、牧、柴田はマルチヒットで自分らしいバッティングが出来てきた。あとは、このところ低調な佐野、宮﨑、ソトが一人づつでも状態を上げていってくれれば得点力を回復することができるように思う。
しかし、ともかく今日のところは完敗。こういう試合で無理にポジティブな面を探す必要もないだろう。
ところで、この試合から離れるといくつか朗報がある。
イースタンリーグのヤクルト戦では、1軍の試合とは逆で19安打を放ち11-2で快勝。コロナから復帰した大田泰示も元気な姿を見せ、3打数1安打。西浦のスーパープレーでアウトになったが三塁線を抜けようかという素晴らしい当たりのサードライナーも放った。
大田選手はもうすぐ一軍に帰ってきそうだ。
そして、先発の東克樹は7回、88球、被安打8、2失点とまずまずの結果だった。被安打数が多いがコースヒットも多く、ジャストミートされたのは内川のタイムリーツーベースと赤羽のソロホームランだけだった。
試合後問題がなければ、来週の木曜日の中日戦で先発する可能性もあると思う。
そして、何よりの朗報は平良拳太郎がトミージョン手術の後はじめて実戦で登板したこと。2回を投げて6打者が凡退と内容も良かった。低めにボールを集め、左右のコースにはかったような精度のストレート、シンカー、スライダーを投げ込むところは手術の影響を感じさせないものだった。
油断は禁物だが、9月の連戦のどこかで一軍に合流し、先発する姿を見せてくれることが十分期待できる内容だった。
最後は二転三転してからコロナ陽性となったタイラー・オースティンが今日からチームに合流したというニュース。
DOCKで練習を始めたようなので、来週にはイースタンの試合に出場して、その後あまり間を空けずに一軍に合流することになるのではないだろうか?
昨日と今日の試合を見ていると、大型連勝の反動と周囲から首位攻防戦という慣れない言葉をかけられることでいつもの自分達ではなくなっているベイスターズ。
明日の試合は、勝ち負けよりも、彼らが自分を取り戻すことができるかどうかに注目したいと思う。
マスコミでは、今回の3連戦を天王山とか言っているが、そんなことはない。そもそも未だ4ゲーム差あった訳だし、ベイスターズは明日から34試合も残しているのだ。
大貫から宮國、三上、中川、坂本と繋いだ今日の継投を見ても、ベイスターズ首脳陣が本当の勝負所はまだ先と睨んでいることがわかる。この余裕が最終的には功を奏するような気がしてならない。
だいたい一発勝負一発勝負ゆうもんが、ほんまに一発ですんだことないねんから。
じゃりン子チエ
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