mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

大瀬良の前に打線沈黙 相性ってなかなか変わらない



9月2日 対広島東洋カープ マツダスタジアム


ベイスターズは今日が移動日でそのまま試合に臨んだ。


三連勝した雨の横浜を後にして、やはり雨混じりの広島に到着。疲労もあるだろうが、首位ヤクルトを追い上げるために勝ち越す必要がある三連戦の初戦。


先発の大貫晋一は6回1失点と粘ったが、打線が苦手の大瀬良投手をまたもや攻略することが出来なかった。


負 ベイスターズ 0 - 2 カープ


勝利投手 大瀬良大地(8勝7敗0セーブ)

敗戦投手 大貫晋一(10勝6敗0セーブ)

セーブ 栗林良吏(0勝1敗27セーブ)


大貫はいつもと同様、キレのあるストレートとスプリットやカットボールなどの変化球を丁寧に制球し、ランナーを出しても粘り強く投げていたが、6回裏二死一塁の長打さえ避ければという場面で4番西川にセンターへのツーベースで先制を許してしまった。


その前の打席でも、西川には外角のツーシームを三塁線に鋭く打ち返されていたのだが、この時はサード宮崎が素晴らしい反応で捕球して事なきを得た。


どの打席でも芯で捉えられており、クリーンヒットが出るのは時間の問題かと思っていたが、やはり悪い予感は良く当たる。5回まで両チーム無得点の投手戦が初めてここで動いた。


今日の大貫は6回、87球、被安打4、与四球3、奪三振5、失点1、苦手のカープ打線相手に粘り強くQSを達成しているので、彼を責めることはもちろん出来ない。



8回に3番手として登板し、ヒット2本で追加点を許した入江大生も少し疲れているのではないかと思ったが、ボールが悪いわけではなかった。


しかし、ここでも、西川のツーベースヒットが追加点のきっかけになっており、天才的なバットコントロールの技術を持つこのバッターをどうやって封じるかを明日と明後日の試合で対策する必要がある。


攻撃ではチーム全体で7本のヒットを放っているものの、打線のつながりが悪く、得点が入りそうな気配は感じられなかった。


4回表ノーアウト、ラッキーなポテンヒットで出塁した牧がファーストで牽制アウトとなり、その直後にフォアボールとヒットで2人のランナーが出るなどチグハグな攻撃になってしまった場面もあった。


そして、桑原の大きなセンターフライを走りながらギリギリで好捕した秋山や宮﨑の三遊間の当たりに追いついて2塁でフォースアウトとしたショート小園のファインプレーなど、カープの固い守りに弾き返されるシーンも目立った。



こうしたこと全てを含めて、大瀬良投手とは相性が悪いということなのかも知れない。


これで大瀬良との対戦では昨年の4月から勝利がないこととなった。彼は今回久しぶりの1軍での先発で、調整期間後にファームの試合でも登板していない「ぶっつけ本番」だったので、これまでよりはチャンスを作れるかと期待したが、どうも相性というのは簡単には変わらないようだ。


大瀬良投手は序盤こそ慎重でやや固くなっていたようだが、試合が進むにつれて実戦の勘を取り戻してフォームもダイナミックになり、ベイスターズの打者達を見下ろすような以前のモードに戻っていった。


まあ、こういう日もある。


こういう日は三浦監督の前任者にいつものこのフレーズを言ってもらって、さっさと寝て明日に備えることにしよう。


Tomorrow is another day.

明日は明日の風が吹く