CSファーストステージは打順を柔軟に組み替えることにしよう
10月4日 試合予定なし
昨日の神宮でのスワローズ戦でシーズン戦は終了し、ベイスターズは8日土曜日からのクライマックスシリーズ ファーストステージに向けてホームで4日間の休養と準備に入った。
少なくとも今日は野球から離れてマリオカートでもやりまくってくれていると信じたい。
昨日打ち込まれた坂本裕哉が登録抹消されたという予想された公示情報以外に目新しいニュースも無いようなので、今日はファーストステージの打線について少し考えてみた(と、ここまで書いたところで三浦監督複数年続投と11月の侍ジャパン強化試合のメンバーに牧と今永が選ばれたと言うニュースが出たが、もう書き始めちゃったので、こちらは明日にしようっと)。
対戦相手となる阪神タイガースは好投手を揃えてセリーグ随一の2.67という素晴らしい防御率を誇るチームだ。2位中日のチーム防御率が3.28、そして3位が我がベイスターズで3.48なのでずば抜けて良いことがわかる。
タイガースの先発は、初戦が青柳晃洋、第2戦が伊藤将司、そして第3戦が(あるとすれば)西勇輝か西純矢ということになるだろうか。
セリーグの防御率の1位が青柳(2.08)、2位が西勇輝(2.18)であり(今永昇太は3位で2.26)、勝利数でも青柳が13でトップ、伊藤と西勇輝も9勝ずつを挙げている。
そして、セットアッパーと抑えがまた素晴らしい成績を残している。特に、湯浅投手はホールドポイント45で中日のロドリゲス投手と並んでタイトルを取った(伊勢はその二人の次で42HP)。
ベイスターズの投手陣も昨年に比べて大幅に改善されているが、さすがに得点を挙げないことには勝てないので、まずは、タイガースの主な投手たちに対するベイスターズの主要な打者(打席数100以上)の対戦成績を整理してみた。
上の表で対戦成績の良い場合は青、悪い場合は赤、そしてその程度を色の濃淡で表している。
ベイスターズの主軸のうち佐野恵太は先発及び第二先発の全員からよく打っており(ただし西勇輝は例外)、牧秀悟もダブル西を苦手としている以外は相性は良さそうだ。
この二人は相手先発によらず3番、4番で中軸を任せよう。
ただし、この二人はセットアッパーと抑えと相性が悪い。試合終盤では彼らといえども進塁打を狙ったり、あるいは守備固めという名目で交代するというオプションも検討に値する。
主軸のうち宮﨑敏郎とネフタリ・ソトについては対戦相手によって成績が大きくばらついている。今シーズン後半では青柳投手が先発の試合でこの二人をスタメンから外すという戦術を何度か使って成功していたが、CSでもこの戦術は検討に値する。
問題は、大事なCSでも主軸を外すという決断を首脳陣が下すことができるか、ということだ。そして、最終盤でこの二人は好調であるように見えた。
三浦監督、石井琢朗、鈴木尚典両コーチはきっと悩んでいるだろう。
私は、短期決戦の経験ということも含めて首脳陣はこの二人を全試合スタメンで使うような気がする。実際、青柳投手に対して今シーズンノーヒットの宮﨑の代わりに柴田を使っても打率 .111と微増するに過ぎない。
ということで、3番〜6番までは打順を固定してくるのでは無いかと予想する。
これに対して、1番、2番、7番、8番は相性を考えて柔軟に打線を組み替えてほしい。
特に、青柳投手に相性の良い神里と戸柱、そして、伊藤投手に比較的相性の良い大田、大和、関根といったところを起用するのが効果的だ。
ダブル西に対しては、よく打っている桑原将志を使おう。西勇輝には嶺井、西純矢には伊藤光が好相性だ。
以上をまとめて、初戦〜第3戦はそれぞれ次のような打線を提案したい。
10月8日 阪神先発予想 青柳晃洋
1番 神里(CF)
2番 楠本(RF)
3番 佐野(LF)
4番 牧(2B)
5番 宮﨑(3B)
6番 ソト(1B)
7番 戸柱(C)
8番 森(SS)
バントも含めて足でかき回すという戦術をとるのであれば、森敬斗を2番に上げて、佐野以降を一つずつずらすというてもあるだろう。
もちろん、シーズンで成功していた宮崎とソトのベンチスタートという作戦もある。ただし、阪神ベンチも2度成功したこの作戦には対策を練ってくるような気がする。
10月9日 阪神先発予想 伊藤将司
1番 関根(CF)
2番 大田(RF)
3番 佐野(LF)
4番 牧(2B)
5番 宮﨑(3B)
6番 ソト(1B)
7番 大和(SS)
8番 戸柱(C)
実は、投手三冠の青柳よりも相性が悪いのが伊藤投手だと思っている。ここは初戦以上にロースコアの展開で勝ちを拾うことを考えざるを得ないだろう。
関根が内野安打かフォアボールで出塁して佐野がホームランで2点を取り、2-1で勝利といったところが予想できる最善の展開のように思う。
10月10日 阪神先発予想 西勇輝
1番 桑原(CF)
2番 楠本(RF)
3番 佐野(LF)
4番 牧(2B)
5番 宮﨑(3B)
6番 ソト(1B)
7番 大和(SS)
8番 嶺井(C)
西勇輝には、牧と佐野がうまく抑え込まれている。
第3戦にもつれ込んでいるという状況を考えれば、3番、4番を思い切って宮崎、ソトに替えるという戦術もあり得るだろう。その場合は、2番大田(LF)、3番宮崎、4番ソト、5番楠本、6番大和ということも考えられるが、どうしてもセカンド牧は外せないかもしれない(代役が森か柴田では期待が持てない)。
こうして考え始めるとワクワクしてくるし、色々と妄想は膨らむのだが、まだ4日もあるので、今日はこの辺にしておこう。





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