mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ベイスターズのことを考えて過ごす年末のある日



12月22日 クリスマスを明後日に控え、年末もいよいよ押し迫ってきた。


今日はスポーツ紙やインターネット上でいくつかベイスターズ関連のニュースがあり、仕事の合間に野球のことをつらつらと考えながら過ごす1日だった(ということは結局いつもと同じということですね)。


目に入ったさまざまなニュースを見て感じたことなどを書き出してみよう。



【東出選手の契約更改】


先日のブログで、大トリで佐野キャプテンが契約更改、と書いたが、実は育成契約の東出直也選手の契約更改がまだ終わっていなかった。


東出選手については、一部のファンの間ではDOCKでも夏以降顔が見られないということで心配されていた。


おそらく何か事情があるのだとは思うが、今日、現状維持の年俸340万円でサインしたということなので、来季もベイスターズで野球ができる状態にあると球団が判断し、本人もその意思があるということだろう。


まずは良かった。


東出選手は石川県出身で小松大谷高校から2021年の育成ドラフト2位で入団した19歳。


高校一年生からレギュラー捕手としてマスクを被り、その年は県大会の決勝で奥川投手を擁する星稜高校に敗れたが、3年夏に同校36年ぶりとなる甲子園出場を果たしている(結果は一回戦敗退)。


イースタンリーグでは6月中旬まで17試合に出場し、打率 .088と振るわなかったが、まだまだ伸びしろのある若い才能で、特に強肩(遠投115メートル、二塁までの送球1.85秒)は魅力だ。


事情はよくわからないが、来シーズン、イースタンリーグの試合でまた元気な姿を見せてくれることを祈っている。




【ロメロ投手とクリスキー投手のマイナー契約】


今オフにベイスターズから自由契約となったフェルナンド・ロメロ投手とブルックス・クリスキー投手が米国のマイナーリーグのチームと契約を結んだことがほぼ同じ日に報じられた。


ロメロ投手は150キロを上回るツーシームとチェンジアップを武器に来日一年目の2021年シーズン後半で連勝を重ねるなど、グラウンドボーラーの本領を発揮し、年俸1億2000万円で2022年の契約を勝ち取ったが、オフの調整がうまくいかなかったのか、今シーズンを通じて精彩を欠いた。


球威はともかく、コントロールがアバウトで、グラウンドボーラーの投球が上ずって高めのうちごろのところに行くようでは難しかった。


2年間のトータルが11勝11敗、WHIP 1.47、防御率 4.01では年俸に見合った成績とは言い難く、今月の初めに自由契約となり、そして今日、エンゼルスとマイナー契約を結んだという報道があった。


ヒーローインタビュー時の一発ギャグなどファンサービスにも熱心で人気のある選手だったが残念な結果になってしまった。


彼はまだ27歳(そういえば明後日24日が誕生日で28歳になる)で、これから活躍できるチャンスも多いだろう。


慣れない国での苦労もあったと思うので、母国ではないものの17歳から暮らしたアメリカでの再起と活躍を信じている。



クリスキー投手は今年ベイスターズに入団した速球派の投手で、特に落ちるボール(スプリットチェンジ)は空振りの取れる決め球として有効だった。


18試合に登板して1勝1敗、4ホールド、1セーブ、WHIP 1.33、防御率 2.57と成績は悪くないのだが、右前腕の故障による離脱とコロナによる離脱などが重なる不運もあり、実力を発揮するには至らなかった。


ポテンシャルは誰もが認めるところだったので、もう一年チャンスを与えるのではないかと思っていたが、新加入のウェンデルケン投手の獲得と入れ替わりのような形で自由契約となった。


来季はカンザスシティ・ロイヤルズのマイナーでプレーするということなので、くれぐれも怪我に気をつけ万全な状態でシーズンを全うして欲しい。彼の投球は少なくともマイナーレベルでは通用するはずだ。




【入江投手の下からの底上げ】


入江投手がオーストラリアのウィンターリーグに参加し、そこで以前はフォーシームへの悪影響と制球の問題から封印していたツーシームを実戦で磨き、手応えを得たということは当ブログでも昨日書いた通りだ。


今日の報道で、彼の以下のコメントが伝えられたので、追加情報として書いておく。

「1番高いところに目標設定して、後ろ(中継ぎ)だったら9回(クローザー)を目指します。


下からの底上げがチームの強さに直結する。


若手の僕たちが先輩たちのお尻をたたく」



確かに、元気の良い若手の頑張りはチーム全体を活性化してくれることだろう。


来月に予定されている恒例の「抑え候補」達の合同自主トレでは、山﨑康晃、三嶋一輝、伊勢大夢の昨年と同じメンバーに加えて入江投手も参加するということなので、そこから競争を始めてもらいたい。


彼らに加えて新加入のウェンデルケン投手もクローザー候補なので、来季の勝ちパターンの救援陣は近年にない充実ぶりを見せてくれることが期待できる。


昨日の記事でも書いたように、色々と事情もあり今季のベイスターズの勝ちパターンの酷使ぶりは12球団随一だったので、1998年の権藤監督の時のようにリリーフ投手のローテーションを導入するなど、しっかりとした管理をお願いしたい。


近年のプロ野球では、「後のリリーフ」が充実しているチームが結局勝つというのが常識になりつつある。



【来シーズンのキャンプや練習試合等の日程発表】


2023年のキャンプの日程が昨日発表された。


1軍主体のA班は例年通り宜野湾で2月1日から26日までキャンプを行う。


しかし、今期まで使っていた嘉手納町野球場は改修工事等で使用できないため、2軍やリハビリ組等中心のB班は奄美で2月1日から25日のキャンプが予定されている。


奄美といえば、以前は秋季キャンプを行っていた記憶があるが、今秋はDOCKでの秋季練習ということになった。その代わりという訳ではないが、春のキャンプの一部を奄美で行う。


今季のキャンプまでは宜野湾と嘉手納の二ヶ所でキャンプを行っていたこともあり、1軍と2軍のメンバーを入れ替えることは比較的容易だったが、来季は少し敷居が高くなるかもしれない。


A班の練習試合は11日の紅白戦(宜野湾)から始まる。土曜日の日中なので、Paravi等でネット配信があれば見ることができる。楽しみにしていよう。


そして、対外試合の予定は以下の通り。


12日 練習試合 対ヤクルト(浦添)


16日 練習試合 対ロッテ(宜野湾)


18日 練習試合 対阪神(宜野座)


19日 練習試合 対広島(宜野湾)


21日 練習試合 対楽天(宜野湾)


22日 練習試合 対ロッテ(宜野湾)


25日 オープン戦 対中日(北谷)


26日 オープン戦 対巨人(沖縄セルラー)




【ベイスターズのオフィシャルカレンダーが届いた】


ベイスターズから来年のオフィシャルカレンダーが届いた。


例年と同じような構成だが、一人で1枚(1月)を独占しているのは以下の6人の選手たちだ。


1月 佐野恵太


3月 山﨑康晃


4月 牧秀悟


6月 宮﨑敏郎


8月 今永昇太


12月 森敬斗


妥当なところだと思うが、12月の森選手はやや意外だった。レギュラーを掴んだという立場ではないのだが、やはり人気やグッズの売り上げなどを考慮してということだろうか。こうした扱いを本人が変に意識しないことを願っている。ちなみに代走さんは掲載されていない。


その他、カテゴリーごとにまとめたつきは以下の通り。


2月 外国人野手のくくり T.オースティン、N.ソト


5月 準エース格のくくり 大貫晋一、濱口遥大


7月 外野手のくくり 桑原将志、大田泰示、楠本泰史


9月 セットアッパーのくくり 伊勢大夢、E.エスコバー、三嶋一輝、入江大生


10月 二遊間の野手のくくり 大和、柴田竜拓


11月 キャッチャーのくくり 伊藤光 嶺井博希、戸柱恭孝


嶺井選手が入っているのがなんだか悲しいが、これも毎年恒例のことで、ロペス選手など主力選手の退団があった年には翌年もカレンダーで見て思い出すことが多かった。




以上、こうして書いていると、本当に球春到来が待ち遠しくなってくる。