結婚ラッシュと引退発表 悲喜こもごもの年末
12月28日 今年も残すところあとわずかとなったが、ここに来て、ベイスターズゆかりの選手たちに関するニュースが相次いで報道された。
【牧秀悟はクリスマス婚】
球団の規定通り2年間を青星寮で過ごした牧選手は今オフに退寮して新生活を進める予定であることが既に公表されていたが、その新生活が新婚生活であることがわかった。
お相手は中大時代の同級生で、チアリーダーとして牧選手を応援していた方とのこと。
学生時代からのお付き合いで、牧選手が新生活を始めるタイミングでの結婚ということになったようだ。
12月25日クリスマスの日を選んで入籍したと言う本人のコメント。
「この度、中大の頃から長くお付き合いさせていただいていた方と結婚することを決めました。
奥さんのことを本当に大切にしていきたいですし、これからもっともっと頑張ろうと思います」
牧選手は自炊の経験がほとんど無いと言うことなので、奥さんに料理も含めてサポートしてもらえると言うのは大変良いことだ。
「食事や栄養面の管理も全てサポートしてもらえるので、とても心強い。
ますます頑張ろうと思います」
と本人も語っている通り、これからさらに野球に集中して、春季キャンプ、WBC、そしてシーズン開幕と怪我なく無事に歩んでいって欲しい。
【桑原将志も特別な方とゴールイン】
桑原将志選手も年末の同時期に入籍したことを報告した。
桑原選手もかねてからお付き合いのあった一般女性(と言うのは芸能人や女子アナあるいはプロのアスリートなどでは無いと言うことでしょう)がお相手とのこと。
「自分にとって特別な方であり、どんなときも献身的に笑顔で温かく励ましてもらい、これからも、ともに人生を歩んでいきたいと強く思いました」
桑原選手も気がつけばもう29歳。来シーズンには30歳の大台にのる年で、プロ野球選手としてあぶらの乗りきった年齢を迎える。
昨年の復活劇の後、今年は打撃で苦しむことも多かったが、守備範囲の広いセンターとしての貢献はシーズンを通じてチームを何度も救った。
桑原選手が打率 .280以上、出塁率 .350以上で1番センターのレギュラーを不動のものにしてくれることが、来シーズンの悲願の優勝の条件の一つだと私は信じている。
本人のコメント。
「これからは家族のためにも、より一層強い気持ちで頑張っていきますので、変わらぬ熱い応援をよろしくお願いします」
もちろんですとも。
お二人にとってずっと記憶に残るような素晴らしい年にしてください。
【ベイスターズゆかりの選手たちがひっそりと引退ラッシュ】
今年戦力外となったベイスターズの選手たちの中で、高城選手、田部選手、浅田投手、山下選手は、戦力外通告の後あまり間をあけずに現役引退を表明している。
かつての主力だった三上朋也投手と倉本寿彦選手については、他球団からのオファーを待っているところだろうか?
この時期に何も話がないということはかなり厳しい状況であることを意味しているようにも思う。
NPB以外の場、独立リーグやメキシコなどの海外での挑戦と言う可能性も含めて進路を模索中なのかも知れない。
現役生活の終盤に差しかかった選手たちの中には、「ボロボロになるまで野球を続けたい」と言って、どの様な舞台でも、プレーが続けられ、観客が応援してくれる限りは現役にこだわり続ける人がいる。
いわゆる松坂世代の一人、ベイスターズOBでもある久保康友投手は、以前から独自の考えを持ち、自分らしい筋を通して国内外のプロ野球界を渡り歩いて行く人で、私はその姿に共感しつつ彼のニュースをフォローしてきた。
その久保投手も42歳。かねてからコロナが落ち着いたら、また海外で野球がしたいと言っていたが、来シーズンはドイツのリーグに参加すると言うことが報道された。
本人はこう語っている。
「海外で投げるために自分のことをやるだけなので、チームのレベルやカラー、待遇は僕には関係ありません。
(今シーズン所属していた)兵庫ブレイバーズを選んだのも、球団の本拠地(三田市)が自宅から近いのが理由。
平日の試合には出ていましたが、土日や子供の夏休みなどは家族と過ごすことを優先しました。
むしろシーズンオフになった今の方がちゃんとトレーニングしているかもしれないですね」
「確かにコロナ禍で2年ほど空いていて、トレーニングにもあまり力を入れていませんでした。
もちろん若い頃のピーク時に比べたら全然です。
でも年齢を重ねてきた分、マイナスになった体力は経験と技術でカバーできます。
ヨーロッパなら、まだまだ投げられますよ」
久保投手の代名詞でもあった、あのスーパクイックの投球を見せたら、ドイツの人達はさぞ驚くことだろう。
そして、ベイスターズにゆかりのあった選手、有吉優樹投手と井納翔一投手の現役引退が昨日発表された。
宇宙人と言われた井納投手もハマのアリエッティと呼ばれた有吉投手も、それぞれFAやトレードで移籍した後はほとんど結果を出すことができなかった。
二人とも、さあこれからと言うときに怪我をしてしまったことなど不運もあったように思う。
井納選手はジャイアンツアカデミーで少年たちの指導にあたり、有吉選手も詳細は不明ながら野球に関する仕事を続けて行くとのこと。
プロ野球選手の人生は、引退後の方がずっと長い。
お二人が次の世代の育成に携わり、彼らの知識や経験が受け継がれて、花開いて行くことを心から祈っている。
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