mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

これってもしかして、俺たち、入れ替わってる?




【入れ替わりものの系譜】


「入れ替わりもの」と言われる映画やドラマなどはこれまでに多く作られている。


入れ替わりものと言うのは、2人の登場人物の間で身体の交換を伴う人格の入れ替わりが起きて、それ以降、彼や彼女らが自分の人格と異なる外見に戸惑いながらストーリーが展開されていく作品群のことだ。


入れ替わりものでは、男と女、犯人と刑事、現代と過去の人、など何らかの視点で大きく異なるキャラクターの間で入れ替わりが起きるという設定が多い。


代表例を比較的新しいものから選んでみよう。



『天国と地獄〜サイコな2人〜』


入れ替わりの対象: サイコパスな殺人鬼と目される男性と女性刑事


入れ替わりの原因: もみ合ううちに2人は歩道橋の階段から転落し気を失い病院に搬送される。彩子は病室で目を覚ますと陽斗の体に入れ替わっており、また陽斗は彩子の体と入れ替わっていた。




『転校生』


入れ替わりの対象: クラスの人気者の男子中学生と転校してきた幼馴染の女子中学生


入れ替わりの原因: 一夫と一美は、学校の帰り道、ちょっとした弾みで一緒に石段を転げ落ちてしまう。


それによって、二人の身体と心は入れ替わってしまっていた。


つまり一夫の体に一美の心が、一美の体に一夫の心が入ってしまったのである。




『君の名は』


入れ替わりの対象: 山深い岐阜県糸守町の神社の娘(女子高生)と3年先の時代の東京の男子高校生


入れ替わりの原因: 3回目の彗星衝突(隕石落下)から糸守の町を守るため、糸守の神が宮水神社の娘である主人公三葉に入れ替わりの能力を与えた。


2人の間の入れ替わりは一度ではなく何度か断続的に生じる。




『ベイスターズ涙のCS敗退』


入れ替わりの原因: 阪神タイガースとのCSファーストステージ。1勝1敗で迎えた第3戦。


1点を追う9回裏一死満塁のチャンス。外野フライかボテボテのゴロでも同点に追いつくと言う場面で代打藤田一也はまさかのセカンドゴロ。ダブルプレーで一瞬にして試合終了。


間に合うはずもないファーストにヘッドスライディングした一也とチームの誰よりも早くセカンドから駆け寄って彼を抱き起こしたタイラーが入れ替わった。





と言うことで、背番号23だったタイラー・オースティンと背番号3だった藤田一也の背番号が入れ替わると言うことが、今日、球団から発表された(前置きが長いと言われる当ブログの中でも一二をあらそうほど長い前置きでした。スミマセン)。


ベイスターズからトレードで楽天に移籍し、その後またベイスターズに復帰した藤田一也がトレード前にベイスターズに在籍していた時の背番号が23だったので、見方によっては彼が以前の番号に戻したと言うこともできる。


一方、昨シーズンまで背番号23をつけていたタイラー・オースティンは、1998年の優勝の立役者でもあったロバート・ローズの背番号を受け継いだ右の強打者と言う見立てだったのだろう。


ローズ選手は内野手(セカンドあるいはサード)だったが、オースティン選手も米国ではファーストを守ることが多かったので、入団当初は違和感がなかった。


しかし、その後、オースティン選手は外野(ライト)が定位置となり、同じ右の強打の外国人野手でもスレッジ選手やラミレス選手の付けていた背番号3の方がしっくりくると言う印象はある。


藤田選手の前に背番号3をつけていた梶谷隆幸選手(2014年から2020年まで7年間)もライトを守る強打者だったので、より馴染みが良いという気もする。


と、ここまで書いてきて急に思い出したのだが、今回の背番号の変更を私は2021年に予言してこのブログにも書いていたのだった!



【2021年の私の予言】


2021年12月5日付の「来シーズンの背番号についての妄想」という記事だ。


以下にその一部を抜粋する。


“ここから先は全て私の妄想である。


大貫晋一投手は、サイドスローで活躍した加賀繁投手から16番を受け継いだが、タイプが異なる気がする。


加賀投手の前の16番だった川村丈夫投手コーチ(鈴木尚典次期打撃コーチの後を継いで来期から神奈川フューチャードリームス監督)は比較的近いタイプかも知れないが、私としては、横浜のもう一つのエースナンバーである24番をつけて欲しい。


キレが良くコントロールも良い大貫投手は細身であることも含めて遠藤一彦さんの後継者にふさわしいと思う。


(中略)


もう一つ妄想がある。


梶谷隆幸選手の移籍後あいている3番だ。この番号は高木豊さんや種田仁さんと言った内野手も使っていたが、梶谷選手の前は、スレッジとラミレスと言ういずれも外国人の外野手の背番号だった。



そこで相談なのだが、残留がほぼ確定した(と思っていいんですよねえ)タイラー・オースティン選手を3番にしてはどうだろうか?23番から3番への変更というのは、梶谷選手の63から3そして13(巨人)と言う一の位の数字つながりとも整合するように思う。


関根君(63番)、楠本君(37番)、蝦名君(41番)。君たちはオースティン選手の後の23番を狙って切磋琢磨してください。


野球選手は皆同じユニフォームを着ることがルールで決められるからこそ、背番号に思いを込め、そして、ファンも応援する選手の番号を特別視して駐車場やロッカーの番号はそこを使ったりするのだ。


私は遠藤さんが活躍した40年近く前から空いていれば必ず24番を使うようにしている“


この記事にもあるように、私のもう一つの予言は大貫晋一投手が遠藤一彦さんの跡を継いで24番を背負うというものだったが、これについては、今年ドラフト2位でトヨタ自動車から入団した吉野光樹投手が受け継ぐこととなった。


吉野投手もキレのある速球と落差の大きい鋭いフォークで勝負する好投手なので、遠藤さんの後継者として期待できそうだ。


大貫投手については、遠藤さんの番号を受け継ぐ、というよりは背番号16を自分のブランドにできるような右のエースとしての信頼感を発揮しつつあるので、最早このままの番号にしておいた方が良いだろう。


私は3月末の甲子園での開幕戦で先発を務めるのは大貫投手と予想している。


岡田新監督に初陣となるホーム開幕戦で勢い込むタイガース打線を大貫投手がいつものように飄々とした表情で抑えていく姿、そして躍動する彼の背中にある16の数字が目に浮かぶようだ。