三嶋復活 ソトWBC 10代バッテリーに遊撃ガチ勝負など
2月10日は宜野湾のA班が休日で、三浦監督はB班の奄美キャンプを視察。
本州は雪で凍える中、やはり沖縄や奄美は暖かそうだ。
奄美での話題といえばこれ。
【三嶋一輝の復活】
三嶋投手のブルペンでの投球の動画が球団から公開された。
わずか2、3球だけの短い映像だが、それでも彼らしい豪球が復活しつつあるのがわかる。
うなりを上げてミットに飛び込む、と言う表現があるが、まさにそんな感じのストレートが右打者のインハイに決まっていた。
そして、球団のコメントにもあった通り、フォークボールの落差がすごい。
ストライクゾーンから鋭く落ちてワンバウンドする軌道の投球もあり、バッターとしては打ちに行くだろうし、そのスイングは途中で止められないだろう。
私にとって、今シーズンの三嶋一輝の復活は“祈り”だったが、それがゆっくりと“希望”に変わっていくのを感じている。
三嶋はきっとやってくれるだろう。
ひょっとすると、山﨑康晃と再びダブルストッパーとして活躍することだってあるかも知れない。
そして、これは穿った見方が過ぎるかも知れないが、一部報道で噂されている入江大生の先発復帰がもし本当だとすると、この動きは三嶋投手の復活と連動しているのかも知れない。
【紅白戦での仕掛け】
明日11日は今回のキャンプで最初の実戦となる紅白戦が予定されている。
そして翌12日の日曜日には浦添でヤクルトとの練習試合が組まれている。
紅白戦では、小園健太と松尾汐恩の10代バッテリーが先発することが明らかになっており、このフレッシュなドラフト1位コンビが先輩打者達とどのように対峙するか楽しみだ。
小園投手は先日の実戦形式でのバッティングピッチャーでは変に力が入り過ぎてバランスが悪かったと反省していた。
30球投げて半数がボールというのはちょっと戴けないが、明日はどうだろうか?
三浦監督は1イニングの予定と言っていたが、是非、首脳陣やファンにアピールする思い切りの良い投球を見せて欲しい。
松尾選手は捕手として小園投手をリードすることもさることながら、バッティングに注目したい。
先日のシートバッティングでは2打数2安打で高卒1年目とは思えない対応力を見せていた。
さらに、自慢の強肩。
紅白戦ということもあり、走者が積極的に盗塁を仕掛けてくるだろう。
松尾選手が彼らを刺せるかどうか、片岡臨時コーチとの特走で技術を磨いた関根大気、桑原将志、神里和毅、森敬斗といったあたりが真価を発揮できるかどうかにも注目したい。
その森敬斗とライバルの京田陽太は紅白に別れ、それぞれ2番遊撃で鎬を削る。
この二人の競争はいずれにしても明日一日で終わるものではないと思うが、あえて比較しやすい起用を仕掛けた明日の紅白戦は彼らの今シーズンを占う重要な試合になることは間違いない。
そして、ドラフト3位の林琢真選手も明日はセカンドでスタメン出場する予定だ。
このブログでも書いたが、彼の守備は素晴らしい。特にセカンド守備に関しては、現時点でもチーム随一だ。
もっと言うと、50m5秒7の俊足と遠投115mというスペックは何故ショートを守らないのか不思議なほどだ。プライベートでヤンチャをせず大人になった森敬斗と言う感じではないか?
ひょっとすると、彼がショートを守るシーンもあるかも知れない。
セカンドと言えば、牧秀悟も明日の試合はフル出場を希望しているとのこと。
WBCに向けて少しでも早く仕上げたいところだろうから、週末の紅白戦と練習試合では出ずっぱりになるのではないか。
先日のシートバッティングでは、彼らしくない消極的なバッティングだったので、吹っ切れた姿を見せてくれることを期待している。
【ネフタリ・ソトがWBC出場へ】
ソト選手が母国プエルトリコ代表チームの一員としてWBCに出場することが発表された。
ベイスターズが日本シリーズに出場した2017年に来日して入団試験を受け、年俸3500万円からスタートした彼は、2年連続のホームラン王に輝くなどの活躍でジャパニーズドリームを掴んだ。
そして、日本での活躍が認められて母国の代表チームに入ると言う。
本人のモチベーションは今まで以上に高まっていることだろう。
プエルトリコは強豪のドミニカやベネズエラと同組だが、準決勝に進出して日本と対戦するようなことがあれば、タイラー・オースティンのいる米国代表とオリンピックで対決した時のような盛り上がりが期待できる。
ソト選手は第一クールでスイング後に前方(ホームベース方向)に傾いてバランスを崩すシーンが見られたが、昨日の打撃練習では修正されていたように思う。
彼も3年契約の最終年を迎える。
もう一度あの輝きを見せてくれることを祈っている。
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