mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

オープン戦初戦はなんとか勝ち切った 小園は良くなっているんじゃないか?




2月25日 今日からオープン戦が始まる。


ほぼ同時刻に始まった侍ジャパンの壮行試合(対ソフトバンク)では、今永昇太が2回を投げて最速151km/hのストレートなどで2つの三振を奪うなどパーフェクトで抑えた。


途中出場の牧秀悟もヒットを放っている。


開幕までまだあと1月あり、オープン戦の序盤というのは練習試合とそれほど大きな違いがある訳ではない。


しかし、昨年10月のCSファーストステージ最終戦で敗れて以降、何でも良いから野球の香りのするものを求めてきた私としては、今までよりちょっとでも香りの強いものを見ることができて嬉しい。


二十四節気で言えば、今は雨水


今日はその次侯、星覚醒球春到来(ほしめざめてきゅうしゅんきたる)に当たる(ウソ。本当は 霞始靆(かすみはじめてたなびく))。


ベイスターズ 7-5 ドラゴンズ


8回に守備の乱れから2点を失い、楽勝ムードではなくなったが、活発な打線の力で勝ち切った。


ここまでの練習試合で一勝もしていなかったので、まあ、勝ち星がついたことを喜んでもバチは当たるまい。



早速、試合の経過を見て見よう。


スターティングメンバー


1番 京田陽太(SS)


2番 大田泰示(LF)


3番 佐野恵太(DH)


4番 N.ソト(1B)


5番 宮﨑敏郎(3B)


6番 戸柱恭孝(C)


7番 蝦名達夫(CF)


8番 勝又温史(RF)


9番 林琢真(2B)


投手


濵口遥大 4回 被安打4、奪三振3、与四死球5、被本塁打1、失点3


小園健太 2回 被安打1、奪三振1、与四死球0、失点0


山﨑康晃 1回 被安打0、奪三振2、与四死球0、失点0


E. エスコバー 1回 被安打3、奪三振2、与四死球0、失点2(自責点0)


石川達也 1回 被安打0、奪三振1、与四死球0、失点0





【ソト応援歌からスリーランホームランで横浜市歌の後に燃える星たちよ】


今日のオープン戦では、数年ぶりに鳴り物つきの応援が許可された。


そして、1-2と1点を追う3回表一死2、3塁のチャンスでソトが打席に入ると、彼の応援歌が始まった。


“君は嵐のカリビアン”のところで、ドラゴンズ先発の柳投手の2球目、低めのシュートをすくうように打ってレフトスタンドに飛び込む逆転スリーランホームラン。


オープン戦で早くも結果を出して上機嫌でダイヤモンドを一周するソトがホームベースに戻ってくると、“この横浜に優るあらめや”と言う横浜市歌の吹奏。そして、オー、オー、オオオー、DeNAベイスターズ、燃える星たちよ、へと続く。


なんだかとても懐かしかった。


数年前まで当たり前だと思っていたこうした応援が戻ってきたことが嬉しい。


今年のシーズンは盛り上がりそうだ。


きっと、何度も泣いたり笑ったりするのだろう。




【ハマちゃんはハマちゃんに戻っていた】


去年のハマちゃんは双子の兄なのか、と思うほど人が変わったように落ち着いたピッチングを見せていたが、今年はどう見ても本人に戻っているようだ。


初回に2つのフォアボールを出したが三振も二つ奪ってことなきを得た。


2回はヒットの後、木下選手にツーランホームランをレフトスタンドに運ばれて逆転を許す。


3回は立ち直ったかに見えたが、4回には3つのフォアボールとタイムリーヒットで1点を許してなお一死満塁。ここでは三塁線を抜けるかと言う鋭いゴロに京田陽太が飛びついてベースにタッチし一塁転送してダブルプレイ。


ファインプレーに救われたが、大いに課題を残すオープン戦初登板だった。


ブルペンに行って小谷のおじさんに叱られながら投げ込んできなさい、迷える子羊よ。



【京田陽太は戦う顔をしなくても良いことを証明した】


古巣ドラゴンズとの初めての対戦となった京田選手は1番ショートでスタメン出場し、初回の先頭打者としてツーベースヒットで出塁し、その後の大田泰示のヒットと佐野恵太の犠牲フライによる先制点のホームを踏んだ。


2回目の打席でも回の先頭打者としてフォアボールで出塁し、ソトの逆転スリーランの導火線として機能した。


宮﨑敏郎がベンチに退いてからはサードのポジションに入り、上に書いたように乱調のハマちゃんを救うビッグプレーでスタンドを沸かせた。


今日の京田選手には一塁側からも三塁側からも声援が飛んでおり、どちらのチームのファンも彼のこれからの活躍に期待していることがよくわかる。


彼は今年きっとやってくれるだろう。そして、戦う顔なんてなくても良いことを笑顔で示してくれるに違いない。




【小園健太は伸び悩んでいるなんて誰が言ったんだ】


今日の小園健太は、ハマちゃんのすぐ後に登板したせいか、非常にバランスの良い投げ方をしているように見えた。


ブレーキのよく効いたカーブとキレのあるストレートで打者を圧倒することができていたと思うし、スプリットやスライダーなど球種が豊富なことも見せていた。


特に、最初のバッターだったアルモンテ選手に対してフルカウントから投じた低めのストレートは明らかにギアを一つ上げた投球でバッターは差し込まれて内野フライとなっていた。


ブライト健太選手にカーブを2球続けてヒットを一本許したが、それ以外は非常に良い投球だったと思う。


首脳陣も好印象を持ったはずなので、これからもオープン戦でチャンスをもらうことができるだろう。


そこで結果を出し続けることができれば開幕1軍の可能性もゼロでは無いように思う。


少なくとも私はそのくらいのポテンシャルを感じた。