mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ハマスタに大歓声が帰ってきた




3月4日 対埼玉西武ライオンズ 横浜スタジアム


ベイスターズ 1 - 4 ライオンズ



横浜でのオープン戦が始まった。


3年ぶりに声を出しての応援も解禁され、まだマスク着用は義務付けられているものの、以前と同じスタイルの全国星覇会の皆さんの応援を見ることができる。


できれば私も現地観戦に駆けつけようと思っていたのだが、先週から風邪をこじらせてしまい、それは叶わなかった。


まあ良い。


これから何度でも応援にでかけるさ。


と言うことで、Paraviでの観戦となった今日の試合。


スターティングメンバー


1番 森敬斗(SS)


2番 佐野恵太(LF)


3番 宮﨑敏郎(3B)


4番 N.ソト(1B)


5番 T.アンバギー(DH)


6番 大田泰示(RF)


7番 大和(2B)


8番 戸柱恭孝(C)


9番 蝦名達夫(CF)


肘の手術後リハビリを続けていた佐野恵太は既に体調は万全ということで試合にも出場していたが、今日は2番レフトに入った。


下半身にハリがあると言うことで別メニューだったアンバギー選手も復帰して、こちらは5番指名打者。打線にだいぶ迫力が出てきた。


桑原将志が春季教育リーグに回っているため、今日のセンターは蝦名。そして大和が久しぶりにセカンドに入った。


投手


石田健大 4回、被安打5、奪三振5、与四球0、失点2


平良拳太郎 4回、被安打2、奪三振2、与四球1、失点1(自責0)


宮國椋丞 1回、被安打2、奪三振0、与四球2、失点1



【石田健大はきっと開幕投手を目指しているのだろう】


石田投手は立ち上がりからボールが走り、この時期には珍しくストレートの最速146km/hを記録していた。


もっとも、彼自身も試合後に“出過ぎ”と語っていた通り、彼は球速よりも球質で勝負するタイプなので、むしろ140キロ台前半でスピンの効いたホップ成分の強いボールの方が良い。


彼は肘のたたみ方や肩の回転そして腕の振りが極めてスムースで力感のないフォームなので、そこからあの伸びのあるストレートがコースに決まればそうそう打たれることはない。



3回に外崎選手のタイムリースリーベースで2点を奪われたが、これはセンター蝦名選手の中途半端なダイブで足を引っ張られたこともあったので、まあ良しとしよう。


以前から分かっていた通り今永昇太はWBCのため、ボールの相違に慣れるための時間等を考えれば開幕には間に合わない公算が高く、開幕投手最右翼だった大貫晋一が故障で離脱した今、開幕投手候補の一番手は石田投手になるだろう。


彼はこれまで2度開幕投手を務め未勝利だったと記憶しているので、開幕戦が得意ということではないだろうが、2度の経験を活かしてきっと役目を果たしてくれるはずだ。


昨年は彼が得意としていた阪神タイガースが開幕戦の相手だが、指揮官も代わり、期待の新人森下選手や新外国人も入った今シーズンもその好相性を続けることができるか。


今シーズンは8キロのランニングを日課にしたり、早朝から練習を開始するなど、本人も開幕投手を目指して心に期すものがあるように思う。



【平良拳太郎が横浜に戻ってきた】


平良投手は、本来であれば昨シーズンの終盤に1軍での登板があるはずだったのだが、コロナ罹患のためにそれは果たせなかった。


そして、今日、満を持して横浜スタジアムのマウンドに2番手として立った。


2021年3月20日のオープン戦以来なので、ほぼ2年ぶりということになる。


お帰りなさい。


最初のイニングは久しぶりのハマスタのマウンド(しかも彼が不在の間に硬めのものにモデルチェンジされている)と久しぶりの大声援で緊張したのか少しバタバタしたが、その後は持ち前の低め、コーナーにボールを集める投球で安定したマウンドさばきを見せた。


唯一の失点は途中からセカンドに入った林選手のエラーによるもので自責点は0。



守備の良い林選手には珍しく強めのゴロをグラブに当てて弾くと言うシーンだったが、これもまた経験ということでしょう。


今日の投球については、本人も後半は思ったように投げられ、声援もあって楽しかったと語っている。


三浦監督は、彼の持っているものを出してくれたと思いますとコメントしており、先発ローテーション復帰に向けて好印象を持ったようだった。



【主力は打ったが若手はアピールできず】


今日もわずか5安打と打線は湿りがちだった。


オープン戦とは言えそろそろ活性化して行く必要がある。


しかも5本のヒットのうち4本は5回までに放ったもので、主力組がベンチに引き上げたそれ以降はわずかに蝦名のヒットが1本あるだけ。


これでは、三浦監督が若手の打撃陣のアピール不足が寂しいと嘆いた通り、また1軍と2軍の格差とか長いペナントレースを勝ち抜くには層の厚みが足りない、などと言われることになってしまう。


まあしかし、佐野恵太が彼らしいコマのような高速回転で放ったツーベースや新外国人アンバギー選手のレフト線を破るツーベース、そして得点圏の鬼らしい大和選手のタイムリーなど、ベイスターズらしい攻撃も垣間見られた。



春になり、コロナがおわり、色々なものが帰ってくる。


しかし、それらは一度にまとまったものではなく、思い思いのタイミングでポツリポツリと帰ってくるのだろう。


そのことが楽しみでもある。