mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

オープン戦個人成績のまとめと開幕メンバーの予想




オープン戦最下位をひた走る我がベイスターズ。


過去三年のセリーグ覇者は全てオープン戦最下位だったという事法則を信じて応援を続けよう。


3月31日の開幕までに残されたオープン戦は以下の五試合。


3月21日 巨人戦 東京ドーム


3月22日 ヤクルト戦 神宮


3月24日 西武戦 ベルーナドーム


3月25日 西武戦 ベルーナドーム


3月26日 西武戦 ベルーナドーム


明日の試合は小園健太が先発し、ファームから三浦銀二、高田琢登、東妻純平がゲーム参加するということなので、三浦監督はまだ戦力のふるい分けを行っているのだろうか?


いや、小園投手と三浦投手は開幕一軍のわずかな可能性をかけて登板予定であり、高田投手と東妻捕手はゲストとして一軍の試合の雰囲気を感じてもらうということなのだろう。


今日はこれまでのオープン戦個人成績をまとめ、それを横目で見ながら開幕一軍のメンバーについて考えてみよう。


【先発投手】



三浦監督のこれまでの談話を総合してみると、まず、開幕投手と明言している石田健大が先発ローテーションに入ることは確実で、続いて、R. ガゼルマン、東克樹もほぼ決まったと見て良いように思う。


この3人は3月31日〜4月2日の阪神戦での先発が濃厚だ。


彼らは3月17日〜19日のソフトバンク3連戦で先発しており、恐らく同じ順番で24日〜26日の西武戦でも先発し、開幕前の最終調整を行うことになるだろう。


ここまでの投球を見ると、ガゼルマン投手は大きく崩れる可能性は低いが、東投手が良い時と悪い時の差が激しくムラがあるようだ。


悪い方の顔が出てしまうと直前で4月2日の先発を変更するということもあり得る。


この場合は上茶谷投手などが代わって候補になる。


そして、4月4日〜6日の巨人戦については、先週の登板を見る限り、濵口遥大、平良拳太郎、笠原祥太郎の3人が登板することになると思うのだが、4月4日と同じ曜日の明日の先発は小園健太と発表されており、4〜5回程度を投げるらしい。


考えられる理由は以下のようなものか。


(理由1)4日と同じ対戦相手となる明日の試合では上記の3投手を投げさせたくない。特に、本来は火曜日担当の濵口投手が新しい変化球スイーパーを巨人以外の相手に試すという理由で明日予定されているイースタンリーグヤクルト戦(横須賀)に回る


(理由2)WBCから復帰する今永昇太に本拠地開幕戦となる4日の先発を任せるため、濵口投手は一日ずらして22日のヤクルト戦(神宮)に先発させる。この場合は、平良投手と笠原投手をイースタンリーグのヤクルト戦に先発させ、どちらかを先発ローテーションに残すことになるだろう。


まあ、こうした大人の事情はさておき、明日先発の小園健太投手には腕試しと思って腕を振って欲しい。そのまま開幕一軍という可能性はあまり高くないように思うが、ここでの経験は必ず役に立つはずだ。




【リリーフ】



山﨑康晃、E.エスコバー、伊勢大夢については順調に調整を行なってきており、最終盤の布陣は盤石と言って良いだろう。


加えて、入江大生についても、オープン戦終盤に仕上げてきた感じなので、先日の右前腕の打撲が問題なければ昨年と同様の活躍が期待できる。


三嶋一輝も手術前に近い球威のストレートを手術前よりも良くなったような制球力で復活を印象付けており、勝ちパターンに準ずるポジションで開幕一軍ということになりそうだ。


もう一人期待できそうな投手が森原康平だ。


楽天で活躍していた頃のボールのキレと制球を取り戻しつつあり、彼も三嶋投手と同じような立ち位置で開幕一軍の切符を手にすると思う。



そして、ぎっくり腰からの復帰を目指すウェンデルケン投手も既にキャッチボールを初めており、開幕からさほど日数をかけずに合流してくれるのではないかと期待している。


手薄な左投手として石川達也が一軍のブルペンに食い込めるか、あるいは中川、宮國、平田の3投手の巻き返しがあるか?


これからの5試合でその答えが出るだろう。



【捕手】



捕手については、伊藤光、戸柱恭孝、山本祐大の3選手でほぼ決まり。


オープン戦でチーム最高打率をマークしている山本祐大選手が打撃開眼したのか、たまたま好調なだけなのか?


これについてもこれからの5試合ではっきりするはずだ。


伊藤光も手術後の肩の状態は良いようで、以前よりも二塁送球が安定してきた。今のところ打率は低いが、彼くらいのベテランになるとあまり現時点での打率を気にする必要もない。


おそらく、伊藤、戸柱の2捕手をメインにして、山本祐大は東克樹など特定の投手のパートナーとして週に一度スタメンマスクを被るということになるのではないだろうか。



【内野手】



プエルトリコ代表としてWBCに参加していたソト選手が今日帰国(来日?)した。


明日からチームに合流するということなので、22日のヤクルト戦あるいは24日からの西武戦に出場し、さらに、必要であれば28日〜30日の平塚での日本ハム戦にも出場するなどして開幕に間に合わせるのではないかと思う。



明日勝てば22日(日本時間)の決勝戦に出場してからの帰国となる牧秀悟は時差ボケの解消などの時間を考えると開幕に間に合わせるのは少し厳しいか。


しかし、17日に渡米して21日の準決勝に出場するという日程を組むのであれば、例えば、24日に帰国して28日〜30日のイースタンリーグの試合に出場して31日の開幕に間に合わせるということもギリギリできなくはない。


しかも、時差ボケというものは東に旅する時の方が重篤なので、渡米した時(東向のフライト)よりもその後の帰国時(西向きのフライト)の方が楽なはずだ。


仮にこの二人が開幕に間に合うとするとファーストとセカンドは決まる。


サードは宮崎敏郎で確定なので、残るはショートのみ。


現時点までの成績で見ると、林琢真の活躍が頭ひとつ抜けているように思う。



従って、ソト(1B)、牧(2B)、宮﨑(3B)、林(SS)というのが現時点での開幕レギュラーと予測する。


そして、控えとして1軍に残るのが、実績のある大和、期待値の高い森敬斗、内野全てを守るユーティリティとして起用する方針となった京田陽太というところか。


このところ攻守に精彩を欠く柴田竜拓は2軍スタートということになるように思う。しかし、長いシーズンの中で彼の力が必要になる時は必ずあるはずだ。



【外野手】



上述したようにソト選手が開幕に間に合うとすると、佐野恵太はレフトでの起用が中心になる。


残る外野のポジションは二つということになるが、センターは守備力を重視せざるを得ないので、桑原将志と神里和毅の一騎打ちになる。


現状の成績では桑原選手が一歩リードしている感はあるが、開幕戦の相手となるタイガースの先発は青柳晃洋投手ということが既に発表されているので、この試合は青柳キラーとして知られる神里選手がセンターを守り、青柳投手がやや苦手としている左打者ということで打撃に定評のある楠本選手がライトに入る布陣を予想する。


一軍の外野メンバーの椅子は残り2つ程度だろう。


好調の関根大気、昨年ブレークしかけた蝦名達夫、ベテランの大田泰示、新外国人のT. アンバギーの4選手がこの二つの椅子をかけてこれから5試合でアピール合戦をすることになる。


中でもアンバギー選手は、開幕時に間に合わないオースティン選手のバックアップという位置付けなので、今一軍に残れないとするとかなり厳しい立場になってしまう。


そのことは本人も理解しているだろうから、きっと目の色を変えてチャンスを掴み取ろうとするだろう。



こういう記事を書いていると、開幕がいよいよ迫ってきたという実感が湧いてくる。


それにしてもタイラー・オースティンは今どこで何をしているのだろうか?