mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今週はいろんなことが起きそうだ




4月24日 月曜日なので1軍の試合はない。


先週はあまり勝った記憶のない地方球場での読売戦と昨年苦手にしていたカープとのマツダスタジアムでの対戦ということで多くは期待していなかったが、3勝2敗と勝ち越すことができた。


順位も5年ぶりの単独首位となり、シーズン序盤のこの時期とはいえやはり嬉しい。


今週の話をする前に、先週の戦いを手短に振り返ってみよう。



【先週の戦いを振り返る】


4月18日長崎 ◯ ベイスターズ 2 - 0 ジャイアンツ 
勝 石田健大、負 戸郷翔征、S 山﨑康晃、ベイスターズのヒット7本、本塁打0


4月18日長崎 ● ベイスターズ 1 - 5 ジャイアンツ 
勝 山崎伊織、負 浜口遥大、ベイスターズのヒット4本、本塁打0


4月21日長崎 ◯ ベイスターズ 1 - 0 カープ 
勝 今永昇太、負 コルニエル、S 山﨑康晃、ベイスターズのヒット4本、本塁打0


4月22日長崎 ● ベイスターズ 0 - 3 カープ
勝 床田寛樹、負 大貫晋一、S 栗林良吏、ベイスターズのヒット7本、本塁打0


4月23日長崎 ◯ ベイスターズ 4 - 3 カープ 
勝 伊勢大夢、負 栗林良吏、S 山﨑康晃、ベイスターズのヒット8本、本塁打1(佐野恵太2号)



5試合トータルで得点はわずかに8、失点はそれを上回る11であり、これで勝ち越したのだから、綱渡りである反面、競り負けない強さのようなものが出て来つつあることを感じる。


実際、負けた2試合は3点、4点の差をつけられているが、勝った試合は1点差が二つ、2点差が1つと僅差で競り勝っている。


また、勝った3試合ではいずれも先発投手がしっかり試合を作り、リードを保った状態で2番手につないでいる(23日の広島戦のみは東克樹の降板後に逆転され、その後再逆転して勝ったため先発に勝ちがつかなかった)。



この先発投手陣の頑張りが現在のベイスターズの貯金を支えている最大の要因だ。そして、その後を担うブルペンもうまく負荷を分散しながら安定した働きを見せている。


一方、打線に関しては、好調だった先々週からかなり調子を落としている。


1試合あたりの得点期待値が1.6と言うのはかなり厳しい数字だ。投手陣が相手打線を1点以下に抑えないと勝つのが難しいと言う計算になってしまう。


ホームランも5試合で佐野恵太がターリー投手から放ったソロの1本のみと言うのは寂しい。


今週も引き続き先発陣が試合を作りベイスターズに有利な試合展開に持ち込むことが最重要課題であり、これに加えて先週低調だった打線のテコ入れを行うことが課題となる。



【今週の先発投手の予想】


明日(火曜日)のヤクルト戦は既に先発投手が公表されており、ベイスターズはガゼルマン、スワローズはサイスニードの両外国人投手がマウンドに立つ。


サイスニード投手は好調で既にリーグトップの3勝を挙げており、以前からベイスターズを得意としていることからも、明日は難しい日になると予想される。


明後日水曜日はおそらく中7日で石田健大が先発し、スワローズは高梨あたりが来そうな気がする。昨日までの予報は雨だったが、ここに来て夕方から晴れマークに変わったので試合が行われる可能性が出て来た。


木曜日は抹消されていた平良拳太郎が、(予定通りであれば)中9日で再登録されてそのまま先発をつとめることになる。スワローズの先発は、報道によれば新外国人のピーターズ投手が濃厚とのこと。







金曜日からはバンテリンドームでの中日戦。こちらの先発ローテーションは読みやすい。


4月28日 今永昇太 ー 小笠原慎之介


4月29日 大貫晋一 ー 髙橋浩斗


4月30日 東克樹  ー 福谷浩司


東の代わりにこの日再登録が可能となるハマちゃんが中日第三戦で先発する可能性があるが、彼は時間をかけてファームでストレートを改善するべきと考えているので私は反対だ。







このメンバーを見ると、6人中4〜5人はQSを達成して試合を作ってくれることが期待できる。


しかし、勝ち越すためには、先週の得点力(1.6点/試合)を倍増することが必須であり、打線のテコ入れを考えるべきタイミングに来ているように思う。



【打線のテコ入れ】


出塁率が高いという理由で始めた佐野恵太の1番打者起用だが、直近6試合では打率 .130(23打数3安打)、出塁率 .200とその根拠が揺らいで来ている。


これまでのインタビュー等でも佐野恵太自身はあまり1番としての起用を歓迎していない節もあることから、このあたりでクリーンアップに戻して見ると言うのも一手だろう。


そして、4番の牧秀悟も直近6試合で打率 .143、出塁率 .217と再び急速に冷え込んでいる。


特に、カープ3連戦では11打数ノーヒットという数字以上に打席での内容が悪すぎる。凡退した後の表情に覇気がないし、エラーも出ており、悪循環にハマってしまっているように見えてならない。


彼の調子を上向かせるためにも、この辺りで、3番佐野恵太、4番牧秀悟、5番宮﨑敏郎と言う従来型のクリーンアップに戻すことを考えるべき時期ではないかと思う。


これを前提とすると、例えば次のような打順が考えられる。


1番 桑原将志 (CF)


2番 関根大気 (LF)


3番 佐野恵太 (1B)


4番 牧秀悟 (2B)


5番 宮﨑敏郎 (3B)


6番 大田泰示/楠本泰史 (RF)


7番 伊藤光/戸柱恭孝/山本祐大 (C)


8番 京田陽太 (SS)


そして、ソトはファームで調子を上げて来た方が良いのではないだろうか?


1軍の投手にタイミングを崩されるだけの打席を続けても、むしろ復調から遠のいていくように感じる。


単独首位に立ったこの時点で打順をいじることに対して、三浦監督には躊躇する気持ちがあるかも知れない。実際、今の打順にもメリットはいくつかある。


しかし、現在の打線が当初から思い描いていた最適なものとは監督自身思っていないはずだ。それだったら、明らかに得点力が落ちて来ている今、それを変えることを躊躇うべきではないと思う。


今の打順のメリットを捨ててでも、より良い打線構築のために打順変更の決断をする必要がある。



“『偉大なもの』のために、『良いもの』を諦めることを恐れてはいけません”
ジョン・D・ロックフェラー





追記


トレバー・バウアーは28日のイースタンリーグロッテ戦で100球を目処に登板し、そこで問題がなければ、5月4日の広島戦(横浜スタジアム)での1軍デビューの可能性が浮上してきた。


最近の報道によると、タイラー・オースティンも28日からのロッテ戦で実戦復帰が予定されているようだ。ここで状態に問題が無ければ、最速で5月中旬に1軍合流と言うスケジュールが見えてくるだろう。