好調だった4月から一転して、今月は勝つことの難しさを噛みしめさせられるような試合展開が続いている。

今日はエース今永昇太が登板したが、前回5月5日のヤクルト戦に登板した際(5回、4失点)と同じく序盤に失点してチームを勝利に導くことができなかった。

ベイスターズ　3 - 6 タイガース

勝　青柳晃洋　2勝 3敗 0S

負　今永昇太　2勝 1敗 0S

S. 岩崎優　　1勝 0敗 3S

本塁打　佐藤輝明5号(3回裏ソロ)

今日の今永の投球内容は次の通り。

4回、89球、被安打7、被本塁打1、奪三振7、与四球1、失点5

ストレートの球速も出ておりキレも悪くないように見えたが、不運も重なり2回に4失点と言うビッグイニングを作られてしまった。

二死から手堅く木浪選手を歩かせたのが裏目に出て、青柳投手に2球続けたストレートを捉えられて三塁線を破る2点タイムリーツーベース。

さらに、近本選手のフライは完全に打ちとったポップフライだったが、京田陽太と関根大気の間にポトリと落ちるタイムリーツーベースとなった。

阪神OBの吉田義男さんが書いておられたが、薄暮の甲子園のフライは時として非常に難しいとのこと。声かけを含めて、もう一度連携をしっかり見直す必要があるだろう。

今永はこれでややガッカリしたのか、続く中野拓夢にもセンター前のタイムリーを許し、4点目。

ツーアウトで打者がピッチャーと言う状況からのまさかの4失点だった。

さらに、続く3回にも佐藤輝明に2-2からストレートをバックスクリーンに運ばれ5点目を献上。

今永は4回でマウンドを降りた。

6回裏も牧のエラーから始まり、2番手上茶谷大河の連続ワイルドピッチで失点したので、やはりミスが多く出ると流れを呼び込むことはできないと感じた。

打線の方は、厳しめのストライクゾーンに苦労していた立ち上がりの青柳投手を攻め、四球の佐野恵太を2塁に置いて青柳キラーの神里和毅が先制タイムリーを放つ幸先の良いスタートだった。

この回、牧のヒットも出て、一死一、三塁とさらにチャンスを広げたが、桑原将志と関根大気がいずれも内野ゴロで倒れ、追加点が取れずに青柳を攻略できなかった。

2回の攻撃でも、ノーアウトで戸柱、林の連続ヒットが出たが、サードを狙った戸柱がギリギリのタイミングでアウトになった。

レフトのノイジーからの返球もサード佐藤輝明の捕球とタッチも完璧だったためにアウトになったが、少しでも無駄があればセーフと言うタイミングだった。戸柱の積極走塁を責めるべきではないだろう。

しかし、このプレーで試合の流れが大きくタイガースに傾いた気がする。そして、実際、その裏の攻撃で、上述した通り、今永が4点を失うのだ。

それでも、8回にやや疲れの見えた青柳を攻めて、佐野、京田の連打と牧のツーベースなどで2点を挙げたのは明日につながる攻撃だったと思いたい。

牧秀悟がタイムリーツーベースを含む3安打で久しぶりの猛打賞。一時の不調からは脱却できたと思うので、明日以降さらなる活躍を期待できそうだ。

今日の試合では、ここまで好調だった桑原、関根の5、6番コンビがノーヒットだったのが響いた。特に初回のチャンスをものにできなかったのは大きい。

しかし、毎日打てる訳ではないので、こう言う日もある。

桑原は今週まだヒットが出ていないが、下を向かず、楽天的になって積極的に打ちに行って欲しい。きっと道は開けるさ。

明日の阪神の先発は現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹耕太郎投手。

ここまで、ヤクルト戦と広島戦に2試合ずつ登板して無傷の4勝を挙げている。

防御率 0.36と言う素晴らしい数字が示す通り、ボールの出どころが見にくい投球フォームからキレのあるストレートと多彩な変化球をコースに投げ分ける好投手のようだ。

ベイスターズは公式戦では未だ対戦が無いが、3月15日のオープン戦で4回をヒット1本無得点に抑え込まれている。この時は、戸柱のヒット1本と京田、アンバギーの三振以外は全て内野ゴロに打ちとられている。

さすがにオープン戦の頃とは打者のスイングの鋭さや生きたボールへの慣れなどが異なると思うが、ヤクルト、広島の強力打線を2度にわたって封じ込めている実績は侮れない。

あまり点は取れないように思うが、チャンスは必ずあるはずだ。4月の連勝時の打線のつながりを思い出してコツコツと得点して欲しい。

対するベイスターズの先発はロバート・ガゼルマン。

最初の先発となった阪神戦ではボールが高く、打ち込まれたが、その後は修正して、4試合ともに試合を作る投球ができている。ここまで3勝を挙げており、チームの勝ち頭でもある。

今週はバウアー、東克樹、今永昇太と言う期待の投手たちが序盤からつかまる苦しい展開の試合が続いているが、ガゼルマン投手のような淡々と投げる投手が意外とこの負の連鎖を断ち切ってくれるような気がする。

そして、1993年7月18日生まれのロバート・ガゼルマンさんは天王星人マイナス。六星占術によると、明日の運気は“種子”で、

“問題解決のメドがつき、心が軽くなる日。

周囲の目を気にせず自分を信じることで、大きな成果も得られそうです”

とのこと。

自分を信じて本来のゴロを打たせるピッチングをすれば、連敗ストップと言う大きな成果を手にできるわよ。