長いシーズンに必要なのは分厚い選手層じゃなくて 一緒に口ずさめる一つの歌さ
ここに来てベイスターズでは主力選手の故障や負傷による登録抹消が相次ぎ、試合の方も水曜日から3連敗。
特に今日のソフトバンク戦の先発はモイネロ投手対先日ファームのくふうハヤテ戦で炎上したばかりの森唯斗投手ということで、覚悟していたとはいえ、完膚なきまでに打ちのめされる1-10での大敗。
心の中で大切にしてきた希望のともしびが天井のスプリンクラーで消火されてしまうような気がして落ち込んでいるファンの方々も多いと思います。
あの暗黒時代に何度もあったこういう状況で私が編み出した秘策を、今日は皆さんに特別にお教えしましょう。
それは、スナフキンの言葉を聞くことなのです。
Then I don’t feel so bad.
(個人の意見であり、効能を保証するものではありません)
【どんどん選手がいなくなる】
最初は入江大生投手だった。
キャンプ中の2月後半に右肩の違和感を訴えて離脱。
その後、一旦はライブBPで登板する姿が見られたが、結局5月末にクリーニング手術を受けて長期の離脱が決まった。今シーズン中の復帰が叶うかどうか。
次はジェフリー・ウェンデルケンだったと記憶している。
4月6日の巨人戦を最後に登板がなく、12日になって選手登録が抹消された。
右肘の炎症ということで、ひょっとしたらトミージョンか、と思われたが最近やっとDockで強めのキャッチボールを始めたらしい。しかし入江の例もあるので安心はできない。
少し間が空いて、今度は中川颯投手。
6月1日の日本ハム戦に先発したが4回で緊急降板。試合後、右肩の違和感だったことが判明した。
この箇所はオリックス時代にも故障したことがあり、再発の恐れがある。
そして、一昨日(6月6日)の試合で一回を投げ終えた時点で急遽降板した石田健大投手。
こちらは左肩の肉離れということで、昨年の大貫晋一の症例を見ると復帰までに2ヶ月程度はかかるだろう。
さらに、このところ珍しく不調で、何処か悪いのではないかと噂されていた宮﨑敏郎がやはり数日前から左ハムストリングに違和感があったそうで、診察の結果、軽度の肉離れであることが判明した。
こちらは2週間程度で復帰できると思いたい。
ついでに言うと、肉離れから復帰した牧秀悟も何だか様子がおかしい。無理して強行出場しているのでなければ良いのだが。
山﨑康晃も抹消。こちらは不調のため2軍で再調整することとなった。
彼の生命線はアウトコース低めにビタッと決まる力強いストレートなので、これを取り戻すまでは横須賀で頑張ってください。
悪いことは続くもので、今日の試合で森唯斗の後を引き継いだ上茶谷大河投手が打席でライト前にヒットを放ったのだが、ライトゴロになりそうでファーストベースに駆け込んだところ、左足首を強く捻って転倒。判定もアウトで踏んだり蹴ったり。
彼は以前もマウンド付近のゴロを処理した時だったか、捻挫して担架に乗せられて退出したことがあった。
今回もかなりの期間の離脱を余儀なくされることだろう。
なかなか宮崎選手の代わりが務まる選手はいないし、先発、リリーフ共に人手不足は深刻だ。
強いと言われるソフトバンクも柳田選手や三森選手など怪我人は結構出ているのだが、代わりに抜擢された若手たちが活躍し、それほど大きな穴が開いたとは感じさせない。
よそ様の選手層の厚さが羨ましく思えるのはこう言う時だ。
しかし、ここは今年の新人選手たちも含めて新しい戦力を発掘し、経験を積ませる好機だとプラスに捉えよう。
現に、宮﨑選手と入れ替わりで今日昇格した井上絢登選手は代打で登場してモイネロ投手からツーベースを放つ活躍を見せ、その後サードの守りにもついた。
そして、今大事なことは残った選手たちが一致団結してチームとしての絆を深めることだ。
全員が一つの方向を向いて戦うマインドになるには絶好の機会でもあるのだから。
と言うことで、スナフキンさんの一言(若干アレンジしています)。
“長いシーズンに必要なのは分厚い選手層じゃなくて 一緒に口ずさめる一つの歌さ”
【ひどい負け方を見せつけられた】
今日の森唯斗投手の立ち上がりはなかなか良かった。
外角一杯のスライダーや代名詞となった鋭く変化するカットボールなどを丁寧に投げ込んで初回を三者凡退に打ちとった。
しかし、2回に入って山川選手と近藤選手に連打を浴び、一死一、二塁でかつてバッテリーを組んでいた甲斐選手が打席入ると1-1からインコースの厳しいコースに投げ切ったはずのストレートを身体を思い切り開いて引っ張られ、打球はレフトスタンドに届いた。
スリーランホームラン。
完全に配球を読んでいた対応だったが、あのコースのストレートを打たれてしまうとピッチングの組み立てが非常に難しくなる。
森投手は3回にも2点を失い、このイニングの途中で降板。
その後も昇格直後の宮城滝汰が3失点、佐々木千隼が2失点で合計10点を失った。
被安打15、与四球8と言うことで、今日はほとんどソフトバンクが攻撃していたような気がする。
一方のベイスターズは好調のオースティンが意地のソロホームランで挙げた得点のみ。
筒香嘉智はマルチヒットだったが、併殺マシーンと化した牧秀悟の内野ゴロやドリームジャンボ宝くじより当たりそうもない森敬斗の空振り三振などが相次ぎ、得点にはつながらない。
滅多に見ないほどのワンサイドゲームとなった。
こう言う試合を見ると、ソフトバンクとは実力に雲泥の差がある、明日も勝てっこない、などと思いがちだが、まあそうでもないさ。
大体が負けたチームは馬鹿みたいに見えるものだし、まして、今日のような試合展開だとソフトバンクのジュニアチームにも勝てないような気分になってくるが、そんなことはないのだ。
今日のことは今日で終わり。
冷静かつ前向きに明日に向かおう。
スナフキンさんも言っている。
“あんまり大袈裟に考えすぎない様にしろよ。何でも大きくしすぎちゃ駄目だぜ”






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