mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

アンドレ・ジャクソンを中5日で起用しまくる価値





選手の登録・抹消の公示というのは深読みすると色々な情報を含んでいることがわかる(単なる憶測に過ぎず全く見当はずれということも多いのだが)。


例えば、今日の公示で井上絢登選手の抹消が発表されたが、これはまず間違いなく軽度の肉離れで離脱していた宮﨑敏郎選手(6月7日抹消)が21日からの甲子園での阪神戦に合わせて登録されることを意味している。


宮﨑選手が横須賀のDOCKで守備や走塁も普通に行なっている写真がSNSでアップされていたのでこの点は期待して良いだろう。


そして、先発ローテーションに関連しそうな交流戦終盤の公示としては、


6月14日 大貫晋一(6月13日先発して勝利)抹消


6月17日 石田裕太郎(6月15日先発して勝利)抹消


の二つがある。


また、交流戦明けの休日があるにもかかわらず以下の投手については抹消の公示がなかったことも意味を持つ。


アンドレ・ジャクソン(6月11日先発して勝利)


アンソニー・ケイ(6月12日先発して勝利)


濵口遥大(6月14日先発して勝利)


東克樹(6月15日先発して勝利)


彼らについては、それぞれ10日以内に次の先発予定が組まれているため、抹消して他の選手を登録・起用することができないのだ。


これらのことから考えて、ジャクソンを21日の甲子園での対阪神第一戦、ケイを翌日の第二戦に起用することは明らかだ。



そして彼らに続いて13日に先発し勝利投手となった大貫晋一は14日に抹消され最速の再昇格は24日であるため23日の第三戦には投げられない。


そうなると阪神戦を得意としている濵口遥大を第三戦に起用し、25日の巨人戦に中5日で東克樹を登板させるというプランが見えてくる(この二人の順序は逆ということもあるかも知れないが、15日に116球で完封している東の登板間隔をあけたいと思っているはずだ)。





さて、ここで注目すべきはアンドレ・ジャクソン投手がMLBの時に慣れた中5日の登板間隔を希望しており、実際、過去二回の登板は中5日で好調を維持していることだ。


リーグ戦再開後には首脳陣は彼をこのペースで回すことを優先的に考えるのではないだろうか?


もしそうだとすると、彼の登板は、


6月21日金曜日 阪神戦(甲子園)
6月27日木曜日 巨人戦(横浜)
7月3日水曜日 ヤクルト戦(横浜)
7月9日火曜日 中日戦(横浜)
7月15日月曜日 広島戦(横浜)
7月21日日曜日 ヤクルト戦(神宮)


と全く無駄なく繋がることになる。特に、15日月曜日の祝日に彼がうまくはまってくれることで9連戦の影響がかなり緩和される。



この場合、オールスターまでの26試合のうち6試合をジャクソン投手に任せることができる訳で、必ずしも枚数の豊富ではないベイスターズ先発投手陣にとっては救世主的な存在となる。


もちろん、ジャクソン選手の登板する曜日が週によって異なるため、誰かが穴を埋めなくてはならない。


まず、6月28日金曜日の中日戦は再登録して大貫、そして7月4日木曜日のヤクルト戦に休養十分の石田裕太郎をあてる。この場合石田投手は2週間以上登板間隔があくので恐らくイースタンで調整登板を入れるだろう。





7月10日水曜日の中日戦は中7日で東で良いだろう。そして、7月16日の広島戦までには現在イースタンで順調にイニング数を増やしている平良拳太郎が間に合うはずだ。





以上をまとめると次の表の通り。





こうして見ると、どのカードも結構太刀打ちできそうな気がしてくる。少なくともオールスター前に先発陣が破綻するといった事態は避けられるはずだ。


東、ジャクソン、ケイについては打ち込まれる日があったとしても簡単には抹消しないと思うが、ハマちゃん、石田裕太郎については場合によってはローテーションから外れることがあるかも知れない。


その場合には、平良拳太郎の昇格を早めるか、あるいは懲りずに森唯斗を起用する、もしくはブルペンデーにするといった対応をとるだろう。


現状3本柱と言って良い東、ジャクソン、ケイについては2勝1敗のペース、他の投手については勝ち負け同じとすると、オールスターまでの26試合を15勝10敗1分となる。


トータルでは47勝41敗2分の貯金6


この時点で首位に立っているかどうかは他のチーム次第だが、優勝争いを演じることのできるポジションにはつけているだろう。


この辺りをベースラインと見立てて、金曜日からの戦いを見守ることにしよう。