新人年俸レースで牧秀悟が圧勝
12月16日 牧秀悟選手の契約更改が行われ、1300万円から5倍以上の年俸7000万円(5700万円アップ。推定)でサインした。
5倍超となる大幅アップとなった牧選手は交渉後の会見で「本当にいいのかなというくらい」と、驚きを隠せない様子だった。
「ビックリしました。全然想像以上。5000万円くらいもらえたらいいな……(と思っていました)」
「(アップ分の使い道については)家族が応援してくれたので、年末に実家に帰った時にご飯とか連れて行ければなと思います」
南海ホークスの黄金時代を築いた名監督で、日本プロ野球史を代表する指導者の一人である故鶴岡一人監督の名言に、
「グラウンドには“ゼニ”が落ちている。人が2倍練習してたら3倍やれ。3倍してたら4倍やれ。“ゼニ”が欲しけりゃ練習せえ」
と言うものがあるが、私はプロ野球選手の一番の評価はやはり年俸だと思う。
史上稀に見る新人の当たり年と言われた今シーズン。新人王を争ったライバルたちの年俸アップに関する情報を整理してみよう。
阪神 佐藤輝明選手 1600万円から4200万円(2600万円アップ)
阪神 伊藤将司投手 1300万円から4400万円(3100万円アップ)
阪神 中野拓夢選手 800万円から3700万円(2900万円アップ)
広島 栗林良吏選手 1600万円から5300万円(3700万円アップ)
横浜 牧秀悟 選手 1300万円から7000万円(5700万円アップ)
上げ幅、倍率、そして新年俸の全ての面で牧選手の圧勝であることは明らかだ。
昨日のブログで私は牧秀悟選手が今年新たに設けられた「牧秀悟賞」を受賞したと書いた。その記事で、横浜の街頭インタビューに応じたファンの一人(私)が、
「長嶋茂雄さんを説明する時に、1958年に新人王をとった長嶋とは言わないじゃ無いですか?長嶋さんは長嶋、清原さんは清原と言うプロ野球史に残るブランドで、これは新人王よりすごいと思うんですよね。今回の受賞は、牧選手が牧と言う新しいブランドを作るって言うことでしょ?だからこそ嬉しい。」
と言っていたことを紹介したが、DeNAも球団として同様の評価をしたのではないかと思う。
DeNA球団の経営層の人たち、あなた方は本当に良くやった。
新人特別賞という悪平等のような結果で今シーズンが終わっていたら、我々ベイスターズファン(=牧秀悟ファン)はずっとモヤモヤした気持ちのままだっただろう。
この年俸アップは牧秀悟選手だけではなく、我々みんなに対する大きなご褒美だ。


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