何だか懐かしい選手たちの活躍と3位再浮上
昨日の阪神戦も今季の悔しい敗戦ベスト5に入るような試合でしたね。
悪い方のハマちゃんが出て、序盤で4失点してそのまま負けるというモードにはさすがに耐性ができているので、何も感じないのですが・・・
しかし、そこから一度は宮﨑敏郎のスリーラン(しかも150号の記念すべきホームラン)で逆転して、ひょっとしたらと思わせておいてから最後は延長戦で被弾して惜敗。
しかも、一点差を追い付かれる原因となったのは今季お馴染みの牧秀悟のエラー。
悔しさが1300ハマスタボリュームくらいありました。
まあ、いつまでもそんなことは言っていられないので、切り替えて今日の試合も応援するわけです。
本日の先発は先週日曜日のカープ戦で1回1/3で5失点して早々に降板した吉野光樹投手なので、彼が問題点を修正できているかがポイントの一つ。
初回に先頭から二つ続けてストレートのフォアボールを出した時には、思わず、
“どうしたら、ええがか?”
と不慣れな土佐弁で叫んでしまった(NHK大河ドラマ龍馬伝で土佐勤王党の若者たちが困った時の口癖だが、真似すると何となく場が和むので試してみてください)。
しかし、その後はサンタナ、村上、オスナという恐ろしい人たちを打ちとってことなきを得た。
特に、村上、オスナの連続三振の際のストレートは球質の良さが見てとれる素晴らしいボールだった。
何だ、出来るんだったら最初からやってよ。
その後はまずまずのピッチングを続けていたが、3回表二死二塁の場面で村上宗隆を1-2と追い込んでおいてからの4球目、すくい上げられる高さに残ってしまったフォークボールを痛打されてバックスクリーン横への先制ツーランを浴びた。
先日の初対戦の後には、九州学院高の後輩ながら打席での圧が凄いと語っていたが、その言葉通り、村上選手の迫力に気圧されての失投だったように見えた。
まあ、これも一つの勉強ですね。
今日の吉野投手は、その後、味方が4点取って逆転してくれた後に2本のツーベースを続けられて3点目を失ったところで降板となった。
4回0/3、98球、被安打7、奪三振4、与四球2、失点3
と言うのは先発投手の台所が苦しい今のチーム事情では、ローテーションに残るギリギリのラインだろうか。
4-3のスコアで無死二塁というピンチで登板したのは怪我から復帰して1軍合流してから日も浅い上茶谷大河。
1軍に戻った日にチームメイトと顔を合わせて、“テレビに出ている人達だと思った”というくらい本番から遠ざかっていたが、そのブランクを感じさせない力投を見せてくれた。
村上選手と山田選手にはフォアボールを出し、二死満塁まで行ったが、二つの三振とショートゴロで同点にはさせなかった。
上茶谷投手のように見慣れた顔が見慣れた場所で力を出してくれると安心できる。
そう言えば、話は少し前後するが、村上選手の先制ツーラン直後の3回裏、佐野、オースティンの連続ツーベースで1点返した後、さらに二死二塁から桑原将志のタイムリー、そして戸柱恭孝の右中間を深々と破るタイムリーツーベースでさらに2点を追加して3-2とし、一気に逆転まで持って行ったことが今日の勝利を呼び寄せた。
9月に入って打率4割を超え、“残暑男と呼んでください”という桑原将志の前がかりのバッティングや一塁からの激走も戸柱恭孝の意外性のある勝負強いバッティングも見慣れた人たちの見慣れた場所での活躍で、これまた安心感につながる。
その後、牧秀悟の23号ソロで4-2とし、5回に吉野投手が3点目を失って一時は一点差につめ寄られたものの、7回にはオースティンのフェンス直撃のツーベースから進塁打と犠牲フライで1点、8回にも森敬斗のツーベースから送りバントと内野ゴロで1点を追加して突き放し、6-3で勝利を収めた。
さらにもう1人、見慣れた人が見慣れた場所で頑張った。
今日で三連投となる伊勢大夢が7回、8回を回跨ぎでピシャリと抑えてくれたのだ。
一昨日の試合後のお立ち台で本人も“やっと伊勢になってきた”と言っていたが、本来のストレートの球速(最速152キロ)とキレをやっと取り戻してくれたようだ。
ウィック投手とウェンデルケン投手の負担が懸念されるこの時期に、お馴染みの伊勢大夢が良い状態で戻ってきたことの意義は非常に大きい。
今日、ベイスターズが勝って、カープが苦手のドラゴンズに敗れたため、1日にして再び3位に浮上することとなった。
ベイスターズが11試合、カープが10試合を残しているため、CS争いの決着がつくのは未だ先になると思うが、ともかく、目の前の試合を一つずつ勝って行くしかないのだ。
優勝の可能性は限りなく小さくなり、ジャンボ宝くじで3億円が当たるくらいの感じになってきたが、なーに、宝くじだって誰かには当たっているんだろ。








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