バウアー復帰に新ユニホーム お楽しみはこれからだ
新年早々にブログを更新してから、あっという間に3週間以上が経過してしまった。
今年のシーズンオフは、現役ドラフトとハマちゃんのトレード以降、大きな動きがなかったため、書くべきこともあまりなかったということもある。
しかし、私自身としては、3週間以上にわたって記事を書かなかった別の理由に心当たりがあった。
暗黒時代を含む数十年以上のベイスターズファンの全員がそうである、と言い切る自信は無いのだが、少なくとも私の場合、2000年以降の寝食を忘れた応援ぶりの大きな駆動力として、優勝あるいは日本一への渇望があった。
積み重ねて来た何百回もの挫折感や主力選手の移籍によってぽっかりと空いてしまった心の中のクレバスのようなものを埋めたい一心で脇目もふらずにチームを応援して来たように思う。
その長く続いた道程が、昨シーズン、3位からの下剋上と言う思い描いていたものとは違う形でゴールに至ってしまった。
日本シリーズ最終戦での劇的勝利を横浜スタジアムで見届けた瞬間、死んでもいいかと思うほど嬉しかったし、その後のパレードやテレビの特別番組などを観るたびに喜びを噛みしめる日々が続いた。
しかし、年が変わったあたりで不意に力が抜けてしまったのだ。
新たなシーズンを迎えて、またベイスターズを一心に応援する原動力としての日本一への渇望や心の中の飢餓感のようなものが無くなってしまった、と言うことなのだろう。
私は、この3週間、渇望や飢餓感が満たされた後のベイスターズファンとしての心根のあり方を模索していたように思う。
その答えは未だ見つけられていない。
しかし、27日未明、トレバー・バウアー投手がベイスターズに復帰することが決定的と言うニッカンスポーツの報道を見て、状況は一転した。
バウアー投手の登板日とその間の彼のYouTubeの不思議な日本語訳を心待ちにしていたあの2023年シーズンの日々の記憶が鮮やかに蘇ってきた。
異国でのプロ野球選手としての活躍と文化交流の冒険を彼の目を通じて共に体験したあの日々、私は毎日ワクワクしていた。
ああ、もう一度、あのような日々を送ることが出来るのか。
そう考えただけで楽しくなってくるではないか。
考えてみれば、
筒香嘉智の本格的な復活
東克樹(色々あったけど)自身がエースの条件として挙げる3年連続の二桁勝利
日本の野球に慣れてポストシーズンで本領を発揮したジャクソン投手とケイ投手の活躍
故障で離脱していた平良拳太郎、入江大生、中川虎生、徳山壮磨などの復帰
伊勢大夢の先発挑戦
山﨑康晃のクローザーを目指しての再再挑戦と森原康平の意地
森敬斗、度会隆輝、梶原昴希、坂本裕哉、松尾汐恩と言った若手有望株のブレーク
トレードで加入した三森大貴選手のしぶといバッティングやスピード
などなど今シーズンの楽しみは、かつて無かったほどに満載だ。
下剋上で日本一になったチームのファンの心の持ちようと言う課題の答えは未だ見つかっていないが、様々な楽しみを思い描き、ワクワクしながら今年もベイスターズを応援して行こうと思う。
そして、今日、今シーズンのチームスローガンが発表された。
今年こそ、シーズン優勝からの日本一を目指して、横浜奪首。
良いではないか。
ホームユニホームも2年ぶりに新デザインとなったが、こちらはいつものように、慣れるまでに少し時間がかかりそうだ。
やはり、劇的な勝利や好プレー、胸のすくようなホームランなどの印象的な場面で何度もこのユニホームを見ることで本当の愛着が湧いてくるようになるだろう。
バーの雰囲気や品格は幾多の客と時間の積み重ねが作り上げて行くもの、と言うのが私の持論だが、プロ野球のユニホームも同じことだと思う。
気がつけば、この週末から沖縄と奄美でのキャンプが始まる。
私がファンとしての心について考えている間に、球春はとっくに到来していたのだ。
さあ、明日はベイストアに行って新しいユニホームを買わなくっちゃ。
96番のホームユニホームはもう発売されているかなあ?





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