mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

外人選手たちは順調 若手には試練 どちらも多分良いことだろう





横浜スタジアムでの対カープの連戦がつい先ほど終わった。


結果は、以下の通りの1勝1敗


3月11日 ベイスターズ 2 - 1 カープ


3月12日 ベイスターズ 2 - 6 カープ


初戦では先発のアンドレ・ジャクソン投手が4回53球を投げて(そのうち16球は3回表の秋山選手の打席!)被安打2、奪三振4、失点1.


唯一の失点は4回にモンテロ選手に打たれたソロホームランで、スライダーが甘く入ったところをドンピシャのタイミングでレフトスタンドに運ばれた。


無失点イニングは途切れてしまったが、ストレートの球威、スライダーのキレ、そしてチェンジアップの抜けなどまずは文句のない内容で、先発ローテーションの一角を占めることは確実だ。


今日の先発アンソニー・ケイ投手もやや制球がばらつくところはあったが、ストレートの球速も150キロを上回っており、曲がりの大きいスライダー(スイーパー)とのコンビネーションで今年もかなりやってくれそうだ。


4回56球、被安打3、奪三振1、与四死球2、失点0



野手ではタイラー・オースティン選手にオープン戦12打席目で待望の一発が出た。


カープ先発の大瀬良投手のインコース高めのカットボールを捉えて、打球はレフトスタンド上段まで飛んだ。


その後、四球で出塁し、右中間フェンス直撃のツーベースヒットも放つなどバッティングの調子が上がってきたようだ。


その他、トレバー・バウアー投手、ローワン・ウィック投手も順調に調整を進めているようなので、


先発 バウアー、ジャクソン、ケイ


セットアッパー(あるいはひょっとしてクローザー) ウィック


野手(4番ファースト)オースティン


という2025年シーズンの要のポジションで彼らがしっかりと役割を果たしてくれそうだ。


一方、若手にとっては試練のオープン戦となった。


2023年移行入団の若手選手たちの成績をまとめてみた。


石上泰輝 3打数0安打 

第二戦の7回には守備でも併殺でチェンジのはずが一塁送球が浮いてしまいリクエストの結果セーフ。同点から逆転の流れをカープに許してしまった。


井上絢登 3打数0安打 


加藤響 3打数1安打 

ヒットは一本でたが、まずい守備があった(2-1の7回にファウルフライをグラブに当てながら捕球できなかった。横浜スタジアムのファウルフライは流されるので難しいと言われるが、ホームなので慣れないとね)。


武田陸玖 1打数0安打 

1回21球 被安打1 奪三振1 与四球1 被本塁打1 失点2

期待の二刀流選手のオープン戦初登場だったが、フォアボールの走者を置いて林選手に外角のストレートを逆方向(レフトスタンド)に運ばれ2失点。

ストレートのキレは感じられたので、制球や打者との駆け引きなどをこれから学んでいって欲しい。



竹田祐 2回2/3 51球 被安打6 失点2

走者を出しながらも5、6回を無失点に抑えていたが、7回のピンチで併殺崩れ、ファウルフライ落球など味方守備の乱れもあって2点を失った。

良くまとまったピッチャーという印象だが、これぞという勝負球が欲しいところ。



篠木健太郎 1回22球 被安打2 奪三振1 与四球2 被本塁打1 失点2

期待の篠木投手だったが、9回先頭の田村選手への初球ストレートをライトスタンドに運ばれて、その後はいつものような投球ではなかった。ストレートに強いカープ打線ということもあったかも知れない。


ということで、彼ら若手選手たちには試練の試合となってしまった。


特に今日は小雨が降り続く中での試合ということもあり、コンディションも難しい状態だったとは思う。


しかし、若い彼らが打たれたり、打てなかったり、エラーしてしまったり、というのは勉強のステップだと思う。


ここでの経験から、きっと今後取り組むべき課題を見つけてくれることだろう。


次に彼らを1軍の試合で見るのがいつになるかはそれぞれの選手によって異なると思うが、


男子、三日会わざれば 刮目して見よ


という言葉もある通り、成長した姿を見せてくれることだろう。


つまり、外人選手たちの調整が順調なことも若手選手たちが試練を経験したことも、どちらも良いことなのだと私は思う。