mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

連勝に不思議の連勝あり





昨日の試合では、カープ末包選手の会心の本塁打で1点を先制されたものの、その後、東克樹の送りバントがラッキーな内野安打となり、その後の犠牲フライで同点、さらに、試合後半に宮﨑選手のファーストゴロを堂林選手が後逸して三走が生還し2-1で辛勝した。


そして今日もカープ打線に10本の安打を許し(床田投手は猛打賞で打率4割!)、かなり押されていたが、11残塁で完封リレー。


対する我が社はわずか4安打だったが、敵失と外野の攻めすぎた守備の隙をついて2点を奪って連勝した。


エラーが原因の悔しい負けはこれまでに何度も経験しているのだから、逆に相手チームのエラーで手にする勝利もあって良いわけだが、ややモヤモヤした感じも残る。



ベイスターズはアンソニー・ケイ、カープは床田寛樹の両左腕が先発した今日の試合は、少し風変わりな投手戦だった。


初回、カープのトップバッター中村奨成選手の三塁線のゴロはバウンドが難しく、退がって補球した三森大貴の送球が間一髪間に合わずに内野安打となったが、その中村選手は牽制死となり、結局3人でチェンジ。


2回表もケイ投手が2本のヒットを打たれてピンチとなったが、後続を絶ってカープに先制は許さなかった。


クリーンヒットは少ないのだが、内野と外野の間に落ちるヒットやゴロのコースヒットでつながれる。


ケイ投手のボールがやや高かったことも一因だったかも知れない。


ファビアン選手のバットを2度ほど折ったが、打球が内野の頭を越えてしまうのはそう言うことだったのではないだろうか。


3回にも床田投手のセンター前ヒットを蝦名達夫が横に弾いてしまったが、素早くカバーして2塁を狙った打者走者はタッチアウト。


その回はさらに矢野選手もポテンヒットで出塁したが続く小園選手を打ちとって無失点。


4回から7回まで毎回走者を許したが、ケイ投手は粘り強く無失点で投げきった。


7回、109球、被安打8、奪三振5、与四死球3


と言う数字が彼の粘投ぶりを表している。



兎にも角にもHQSと言う結果は賞賛すべきだ。


開幕時のように手のつけようがないほどの快投とは言えないが、この状態を継続してくれればチームにとって非常に大きな価値がある。



冒頭にも書いたが、打線は今日も運に恵まれたと言う感じは否めない。


両チーム通じて唯一の得点シーンとなった3回裏の攻撃では、一死から三森大貴がセカンドゴロ敵失で出塁。


ファーストの二俣選手が送球を弾いてしまうと言うエラーだったが、一塁到達時間が球界随一とも言われる三森選手の走力が名手菊池選手の余裕を奪ったのか、送球がファーストのカバーに入った二俣選手の背中側に行ってしまった。


そして、続く蝦名達夫は1-2と追い込まれてから5球目を捉えてレフト前への痛烈なライナー性のヒット。



ややドライブのかかった打球は前進して思い切って飛び込んだファビアン選手の少し手前でバウンドし、捕球できずにフェンスまで転がった。


この間に三森選手は生還し、蝦名選手もサードに達した。


積極的な守備だったが、ここはギャンブルすべき局面ではなかったように感じた。


なおも一死三塁で続く度会隆輝はなんとかセンターに犠牲フライを放って1点追加。



カープをはるかに下回る4本のヒットにとどまったが、これで2-0とリード。


その後は8回に伊勢大夢、9回を入江大生が抑えてそのまま完封リレーで勝ち切った。


伊勢投手はストレートが最速149キロと抑え気味だったが、コントロール重視で危なげなく好調の4番末包選手以下を三者凡退に抑えた。


昨日もセーブを挙げた入江投手のストレートは今日も力強かったが、先頭の代打野間選手がセカンド強襲ヒットで出塁。


続く代打田村選手の詰まった打球はセカンドとショートが少しお見合いをするような形になりセンター前へ。


ここでピンチバンターとして起用された山足選手が送りバントを見事に決めて一死二、三塁と一気に同点機を作られてしまった。


しかし、ここで入江投手は落ち着いているように見えた。


自分を信じてストレートを迷わず投げ込み、中村奨成選手を内野フライ、そして最後の打者となった代打磯村選手をストレートで空振り三振に打ちとりゲームセット。



好投のケイ投手は2勝目を挙げ、入江投手は連日のセーブを記録した。



昨日、今日とも打線がツキに恵まれて2点を挙げ、それを投手陣の踏ん張りで守り切って連勝した。


野手たちは誰もこれで良いとは思っていないだろう。


しかし、この2勝で連敗中の焦りや追い込まれた気分はだいぶ解消されたのではないだろうか?


明日あたり、カープ先発の玉村投手を攻略して大量得点(3点以上ということです)を挙げてくれないだろうか?


Go, Baystars!