今はロースコアの試合に競り勝つことで流れをつかもう
どこの投手王国や?
と、つっ込みたくなるような試合が続いている。
田中のマーさんを攻略して9-1で大勝して以降の我が社のスコアは以下の通り(括弧内は先発投手)。
4月19日 DB 2-3 D 負け (ケイ)
4月20日 DB 0-2 D 負け (平良)
4月22日 DB 2-4 T 負け (バウアー)
4月23日 DB 2-3 T 負け (ジャクソン)
4月24日 DB 2-4 T 負け (大貫)
4月25日 DB 2-1 C 勝ち (東)
4月26日 DB 2-0 C 勝ち (ケイ)
4月27日 DB 2-1 C 勝ち (バウアー)
4月29日 DB 6-1 S 勝ち (ジャクソン)
4月30日 DB 1-4 S 負け (吉野)
5月 1日 DB 3-0 S 勝ち (平良)
5月 3日 DB 1-0 G 勝ち (バウアー)
5月 4日 DB 1-3 G 負け (東)
13試合中11試合で2得点以下、総得点26、平均得点2.00という得点力は真冬のような寒さだが、総失点26、平均失点2.00の投手陣は大健闘と言うことも忘れてはいけない。
13試合中6試合で1失点以下に抑え、全て勝利しているのだ。
他方、2点以上失った7試合は全敗であり、全体としては6勝7敗で借金1という結果になっている。
2点取られたらほぼ負け、という厳しい状況で先発、中継ぎともに投手陣の踏ん張りでなんとか勝率5割付近にとどまっている、というのが現状と言って良いだろう。
しかし、投手陣のこの成績はまぐれでも何でもなく、4月中旬以降、東克樹、トレバー・バウアー、アンドレ・ジャクソンの先発四本柱、そして、伊勢大夢、ローワン・ウィック、入江大生の勝ちパターンを中心としたブルペンがほぼ整備された結果と言っても良い。
四本柱の一つアンソニー・ケイ投手が先発する今日のドラゴンズ戦はどうだっただろうか。
前回(4月19日)のドラゴンズ戦ではケイ投手が初回にヒット4本で2点を失って結局2-3で破れただけに、立ち上がりが特に重要となる。
今日のケイ投手は本来の球威のストレートといずれも切れ味の鋭いカットボール、スライダーそしてチェンジアップを駆使して初回と2回をいずれも三者凡退で終えた。
しかし、好事魔多し、である。
続く3回裏、先頭の木下選手に1-1から投げた変化球(カットボールだと思う)がやや中に入ってしまいレフトスタンドに運ばれた。
ソロホームランで1-1、前回に続いてドラゴンズに先制を許したが、失投と言えるのはこの一球くらいで、その後は徐々に調子を上げ、ケイ投手本来のピッチングで8回を投げ切った。
投球数95、被安打3、奪三振5、与四球3、失点1のHQS
打線はドラゴンズの先発金丸投手を攻めあぐねていたが、ケイ投手のこの好投は攻撃のリズムも徐々に作っていった。
故障で離脱していた桑原将志とタイラー・オースティンが1軍に復帰し、少なくとも見た目の威力は増大した今日のベイスターズ打線は次のようなラインアップ。
1番センター 桑原
2番セカンド 牧
3番レフト 度会
4番ファーストオースティン
5番ライト 蝦名
6番サード 三森
7番キャッチャー山本
8番ショート 林
9番投手 ケイ
今日の試合では未だ打線爆発には至っていないが、桑原将志2安打、タイラー・オースティン3四球で合計5出塁という頑張りは少なくとも打線の活性化には貢献しているに違いない。
失点直後の4回表、一死からオースティン選手が四球を選び、そこから蝦名、三森の連打で一死満塁のチャンスを作る。
ここで打席に入った山本祐大は今季あまり調子が上がっていないが、1-0から金丸投手のインコース高めのストレートを捉え、詰まりながらレフト前に運んだ。
詰まったことも幸いし、サードランナーに続いてセカンドランナーも生還して2-1と逆転に成功した。
結局これが決勝点となりまたもや2-1でベイスターズの勝利。
最終回の登場した新クローザー入江大生投手は変化球が思うように操れていなかったが、最速159キロを記録したストレートの球威は抜群で、ドラゴンズの攻撃を三者凡退で退けた。
先発が1失点で8回まで投げきり、クローザーが9回を三者凡退でしめる。
どこの投手王国やねん!
というのが正直な感想だ。
もちろん、打線の復活なくしてはベイスターズ優勝戦線に加わることは難しいだろう。
しかし、今は耐える時期だ。
その間に今日のようなロースコアの試合を一つでも多く取ることが、打線が活性化した際に追いかけるべき首位とのゲーム差を最小限にとどめることにつながるのだ。
だから今は投手力を生かして地味に勝っていこう。
明日はアンドレ・ジャクソンが先発だ。
また2-1でしぶとく勝ち抜こうぜ。



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