夏恒例のカープとの乱打戦を制してカード勝ち越し
この3連戦はベイスターズもカープもともかくよく打った。
3試合で両チーム合わせて70安打という数字は滅多に見られないほど多かったし、ホームランもポンポン飛び出して12本(同じく3試合、両チーム合計)。
巷で言われているように飛ぶボールに代わったのだろうか?
確かに打球の伸びがかなり違うように見える。
さて、今日の先発はベイスターズが吉野光樹、カープが森翔平。
どちらも今年27歳、大卒社会人の投手だが、今季既に5勝を挙げている森投手に対して、吉野投手は出遅れて今日が2度目の登板だ。
しかし、その森投手が初回からベイスターズ打線につかまった。
先頭の梶原昴希がライトの頭上をライナーで越えるツーベースで出塁すると、好調の2番蝦名達夫もヒットでつなぎ無死一、三塁のチャンス。
ここで同じく好調の佐野恵太が打席に入り、2球目のやや高いボールを逆方向に弾き返してあっさり先制。
さらに、一死一、三塁で5番に入ったビシエド選手が当たり損ねのピッチャーゴロを打ち、これがフィルダースチョイスを誘発して三走蝦名達夫が生還。
好調のベイスターズ打線はさらにつながり、山本祐大のヒットで二死満塁として8番の京田陽太が押し出しの四球を選んだ。
打者一巡の波状攻撃で3点を挙げるという幸先の良いスタートを切ることができた。
ベイスターズの一、二番打者はかねてから懸案事項となっていたが、ここに来て1番 梶原昴希、2番 蝦名達夫のコンビがいずれも好調で、打線を牽引する活躍を見せている。
2回にもこの2人がヒットで出塁し、3番佐野恵太がカウント2-2と追い込まれながらも肩口から入る甘いスライダーを自分のスイングでしっかりとらえてライトスタンド中段まで運ぶスリーラン。
序盤から6-0と大きなリードを作り、今日は楽勝かと思ったがそうは行かないのが夏のカープ戦の特徴だ。
吉野投手は初回から力のある速球と低めのフォークボールで三振を奪い好投していたが、3回二死から突然打たれ出した。
ピッチャー返しの内野安打で出塁した森投手を一塁に置いて2番ファビアン選手に真ん中に入った失投をレフトスタンドに運ばれてまず2点を失う。
ここで落ち着くことが重要なのだが、続く小園選手にツーベースを打たれ、さらに好調の末包選手にバックスクリーンへのツーランホームランを打たれた。
ツーランホームラン2本で一挙4失点。
6-4の2点差となり、楽勝ムードは吹き飛んだ。
吉野投手はこの後の打順で代打を送られ降板。
初回と2回はホームベース上で力のあるストレートで押していただけに、味方打線にもらった6点の援護をすぐにはき出しそうになるのは如何にも勿体ない。
試合後に三浦監督が言っていたように、飛ばし過ぎが原因なのであれば、中継ぎとして経験を積むことも考えて良いように思う。
僅差のビハインドで登板して複数回を投げ、守備から攻撃のリズムを作って逆転に導いてくれるようなリリーバーがいない我が社には必要な人材だと思うのだがどうだろうか。
勢いのついたカープ打線は次の4回にも、2番手坂本裕哉から菊池選手と前川選手の連続ツーベースで1点を挙げた。
あっという間に6-5となりリードはわずかに1点となった。
しかし、その裏の攻撃で、蝦名の四球、佐野恵太のヒットで無死一、三塁のチャンスを作り、宮﨑敏郎の併殺打の間に1点を追加して7-5とリードを広げられたことが大きかった。
そして、回跨ぎの坂本投手は徐々に制球が安定し、5回、6回を三者凡退に抑えた。
4回二死から回を跨いでの3連続三振を含め3イニングで四つの三振を奪う好投。
ヒーローインタビューにも呼ばれた坂本投手のこの投球がゲームを落ち着かせ、試合の流れを再びベイスターズに引き戻したように思う。
その後は、8回にもカープの5番手塹江投手から四球、死球と内野安打で無死満塁のチャンスを作り、好調の蝦名達夫の犠牲フライで1点追加。
さらに、二死一、二塁で宮﨑敏郎が外角のボールをテニスのボレーのように打ち返し、狭い一、二塁間を測ったようにゴロで抜くタイムリーヒットでもう1点。
坂本選手の後は宮城滝汰、伊勢大夢、入江大生がいずれも走者を出しながらも無失点で抑え、このまま9-5で乱打戦にケリをつけた。
本来はもっと楽に勝てる試合だったかも知れない。
しかし、グラウンドレベルで気温40度をはるかに越える酷暑の中、飛ぶボールでホームランが続出する状況では打高投低の傾向になるのは仕方ない。
今日の試合では、5失点を変に反省して勢いを削ぐのではなく、むしろ9得点を挙げた攻撃陣の勢いを増すべく燃料を追加投入すべきだろう。
森原康平師のたまわく、
「勝ちゃえんよ」。
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