ベイスターズという新しい器の中で再び輝く選手たち
この夏最大の話題であった藤浪晋太郎投手のNPB復帰後初登板となった今日の対ドラゴンズ第3戦。
スターティングラインアップに並ぶ5番ファースト ビシエド、8番ショート 京田、9番ピッチャー 藤浪という名前を見ると、どこのチームだろうとも思うが、これが今のベイスターズなのだ。
多国籍軍?
いやいや、3人ともすっかりチームに溶けこんで正真正銘のベイスターズの選手ですよ。
曰く、三日住めばハマっ子。
三代住まないと江戸っ子とは認めない、というような難しいことは言わない、オープンな気質なんです。
藤浪投手の与死球数の多さが喧伝される中、ドラゴンズは投手も含めて全員左打者を並べるという対策をとった。
井上監督は藤浪投手が渡米する直前の2年間タイガースで1軍打撃コーチ、ヘッドコーチを務めていたが、同じチーム内で見ていても打者目線で恐怖を感じていたということなのだろうか。
しかし、この対策によって、藤浪投手はむしろ投げやすくなったように感じた。
試合の方は、初回、先頭の蝦名達夫が右中間のツーベースヒットで出塁。
これで16試合連続安打と好調を維持している。
続く桑原将志もヒットで無死一、三塁となり、3番佐野恵太の併殺打の間に1点先制。
甘いコースだったので、佐野選手としては打ち損じという印象が残った。
藤浪投手は復帰後最初のイニングにヒットを一本許したものの無失点で抑えた。
2回にはビシエド選手のソロホームランが出て加点。
真ん中高めの失投だったが、広いバンテリンドームの右中間スタンドまで運んで力のあるところを見せつけた。
これで12球団全てからホームランを打ったということで、まずはめでたい。
しかし、その裏にはヒット2本で無死一、三塁となり、内野ゴロの間に1点を返される。
3〜5回はバッテリーエラーからのピンチもあったが併殺で切り抜け、2-1のリードを保ったまま降板した。
5回、86球、被安打5、奪三振5、与四球1、失点1は復帰第1戦としては悪くない結果だと思う。
順当に行けば来週末のジャイアンツ戦で再び登板することになるが、阿部監督も岡本和真選手や岸田、甲斐、小林と言った右の捕手達をスタメンから外すのだろうか?
勝ち投手の権利をもって降板した藤浪投手だったが、2番手の中川虎大投手が代わりバナの初球、上林選手にライトへの同点ソロホームランを被弾して、あっという間にその権利は消失した。
8月12日のヤクルト戦でやはり初球のストレートを村上選手にサヨナラホームランとされた時も中川・戸柱のバッテリーだったが、まん真ん中のストレートを初球に投げ込むというのはあまりにも不用意だ。
さらに、7回には3番手の宮城滝汰が二死満塁からワイルドピッチで一挙2点を失った。
暴投ではあるが、戸柱選手にはなんとか止めて欲しかった。
少なくとも、2人目の走者をホームに還してはいけない。
こうした致命的なミスで終盤に2-4と逆転されると多くの場合はこのまま敗戦、ということになるのだが、今のベイスターズはチームとしての結束力が通常の倍のレベルだ。
直後の8回、ドラゴンズベンチはセットアッパーの清水投手をマウンドに送って逃げ切りをはかったが、先頭の佐野恵太がヒットで出塁し、一死後、ビシエド選手もうまく右におっつけて一、二塁間を破った。
一、三塁でビシエド選手の代走に起用された三森選手が凄かった。
戸柱選手の打席で初球から走って盗塁成功。
戸柱選手はサードゴロに倒れて二死二、三塁となったが、続く林琢真はこのところ絶好調。
清水投手の2球目を引っ張ってライト前ヒット。
これで二走の三森選手まで生還したのには驚いた。
二死とは言え抜群のスタートで、ひょっとして打つ前に走り始めていたのではないかと疑うほどの好走塁。
再び4-4の同点に追いついた。
その後、10回裏には佐々木千隼投手が一死満塁のピンチを背負い、さすがに万事休すかと思われたが、続く駿太選手、チェイビー選手を連続三振に打ちとって切り抜けた。
これは意外と行けるかもしれない。
多くのベイスターズファンと同様、私もそう感じていた。
そして、12回表、回またぎの梅野投手から佐野恵太と神里和毅の連打で無死一、三塁とし、三森大貴は申告敬遠、戸柱恭孝三振(今日は彼の日ではなかった)で一死満塁の場面、好調の林琢真が高めのストレートをきっちり捉えて犠牲フライ。
5-4としてからクローザーの入江大生が12回裏を三者凡退に抑えてゲームセット。4時間40分の試合に終止符を打った。
勝利の瞬間、ベンチの中で笑顔でガッツポーズする藤浪投手の姿が新鮮で私は非常に好ましく感じた。
ビシエド選手と藤浪投手。
また応援する選手が増えた。
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