勝ちゃえんよ とは言ってられない勝ちもある
1-0でリードのまま6回途中コールドで勝たせてくれた台風15号がらみの大雨が、今日は一転して広島から横浜に帰る新幹線を2度にわたって立ち往生させてチームを足止めすることになろうとは。
日本ハムに選手のように試合開始時刻を過ぎてから到着するようなことはなかったものの、かなりバタバタとした試合前になったことだろう。
選手をはじめ球団スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
などと言っている間もなく、台風一過の横浜スタジアムで定刻通りにスワローズとのカード初戦が始まった。
ベイスターズ打線はスワローズ先発の高梨投手の伸びのあるストレートと制球の良い変化球に手を焼いて打ちあぐねていた。
初ヒットは2回裏一死、5番に入った山本祐大のレフトオーバーのツーベース。
その後、二死三塁となって高梨投手がフォークを叩きつけてしまい捕手がとめられずに1点を先制した。
不思議の先制点ではあったが、捕手がボールを見失っている隙をついた三走の山本祐大の好判断だった。
3回にも林、蝦名のヒットで一死一、三塁とした後に桑原将志のショートゴロで林が生還して1点追加。
三遊間深い位置でギリギリ捕球して、しかも一走をセカンドでアウトにしたショート長岡選手の守備は素晴らしかったが、このプレー後に違和感が生じたらしく途中交代。
大事でなければ良いが。
一方、ベイスターズの先発ジャクソン投手は制球が不安定だった。
ストライクとボールがはっきりしており、しかもストライクは真ん中に集まるという捕手泣かせの状態だった。
4回まで毎回となる10安打を許し、3点を失った。
3点取られてしまった、と言うよりは3点で済んで良かったと思ってしまう出来だったが、やはりジャクソン投手も疲れが溜まっているのだろう。
肝心のストレートでなかなか空振りを奪うことができず、荒れ球のせいもあって球数がかさんだ。
4回、93球、被安打10、奪三振2、失点3と逆転された状態での降板は今期最速のタイミングだった。
2-3というスコア以上に圧倒的に押されていた試合展開だったので、早くも敗戦を覚悟したが、2番手の佐々木千隼投手が守備からベイスターズのリズムを作ってくれた。
先週の土曜日には延長11回に4失点して敗戦投手となった佐々木千隼だが、今日は雪辱を果たし、6回と7回をバントヒット一本に抑え無失点で切り抜けてくれた。
そして、2-3のまま迎えた6回裏ツーアウト。
やはり、試合の流れを変えるのは主砲の一本のホームランだった。
今日は4番に入った筒香嘉智がカウント1-2からのアウトコースのストレートを逆方向にハードヒットし、打球はそのまま低い軌道のライナーでレフトスタンドへ。
失投ではなかったが、この打席でスワローズバッテリーは4球全てストレートを選択しており、その4球の中では一番甘いコースとなったボールをしっかり捉えた筒香選手の状態の良さのなせる技だろう。
さらに、山本祐大のツーベースと度会隆輝の四球で二死一、二塁となり、ベイスターズベンチは佐々木投手のところで代打タイラー・オースティンを打席に送る。
今日は移動日のゲームということでベンチスタートとなったオースティン選手は、ここでスワローズの2番手矢崎投手の落ちる変化球がゾーンに残ってしまったのを見逃さず、しっかり捉えてセンター前へのタイムリーヒット。
これでベイスターズが4-3と逆転に成功した。
ベイスターズ打線は続く7回にも、京田、桑原、佐野のヒットで1点を追加し、3番手の山本投手のワイルドピッチでもう1点、そして山本祐大のセンターライナーを岩田選手が落球してさらに1点。
おそらく照明が目に入ったのでしょうね、岩田選手は打球をグラブに当てながらも、捕ることが出来なかった。
これで7回を終えて7-3となり、ベイスターズのリードは4点に広がった。
8回にはローワン・ウィックが登板し、ヒット一本を許しながらも無失点に抑える。
残すスワローズの攻撃は9回表のみ。
勝った、と誰でも思うじゃあないですか。
しかし、三浦さんが4点差の9回を任せた入江大生はこのところ制球がいつも以上に不安定で、特に先月末の試合で阪神の大山選手に逆転ツーランを打たれて以降は、顔つきが何となく自信なさげに見える。
案の定、先頭打者の濱田選手を四球で歩かせると、一死後、内山選手にセンター前に抜ける当たりを許してしまい、一、二塁のピンチ。
ここで、王貞治さんの1シーズン最多本塁打の記録を塗り替えるホームランを入江投手から打った村上宗隆選手が打席に入ると、2-1からの3球目ストレートはインコースからシュート回転して真ん中やや低めに吸い込まれるように入っていく危険なコース。
完璧に捉えた打球はバックスクリーンへ一直線。
あっという間に7-6にまで追い上げられ、後が無くなる。
ここで、3点取られると投手交代というマイルールを頑なに守る三浦大輔監督がベンチから出てきて、伊勢大夢へスイッチ。
一発出れば同点という痺れる場面に(恐らくは急遽肩を作って)出てきた伊勢大夢は期待に応えて、オスナ選手をセンターフライ、そして、最後の打者山田哲人選手を空振り三振に打ちとってゲームセット。
勝つには勝ったが、このところ飛翔癖が目立っている入江大生の問題をそのままにしておく訳にはいかない。
彼の飛翔癖の問題は、そもそも、コントロールが甘くなりがちで、真ん中周辺に入るボールが結構あること、そして、投球のリズムが単調で、同じタイミングでえいやっと投げる傾向があることが原因だと思う。
ここぞという局面で最悪のホームランという事象を何度か見ている。
今日の結果は偶然だと思ってはいけない。
流石に、もはや手を打つべき時期だろう。
そして、入江投手には、ピンチで打者の間合いを外す冷静さを持った真のクローザーとして戻って来て欲しい。
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