mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ワクワクするような上位打線を組んでみよう

2020年シーズンにおいてセリーグ最高のトップバッターの一人は当時ベイスターズに所属していた梶谷隆幸選手だった。


その梶谷選手がFAで巨人に移籍することが決まり、後継者候補の筆頭は神里選手だった。

しかし、彼はレギュラーが近づくと絶不調の春を迎えるという謎の特性があり、今回もキャンプから全く調子が上がらなかった。


代わって台頭したのがここ数年低迷して良いところの無かった桑原将志選手だ。

彼のバッティングは迷いの真っ只中にあると思っていたが、突然、霧が晴れたように打ち出した。



もともと技術のある選手なので、打つべきボールの割り切りといった部分での開き直りが功を奏したのかも知れない。


桑原選手の昨シーズンの成績は、打率 .310、出塁率 .369、161安打、本塁打14本、二塁打36本、盗塁12、OPS .843という堂々たるもので、打率と本塁打は自己ベストだ。


トップバッターとしての桑原選手の成績で特に目を引くのは、走者なしの状況での打率の高さだ。


桑原将志 走者なしでの打撃成績


打席 390

打率 .327

出塁率 .367


因みに、ランナー一塁の場面では打率 .217と途端に打てなくなるのは、進塁打を打とうとしてバッティングの迷路に入り込むせいだろうか?


幸い(?)昨シーズンのベイスターズの8番と9番打者は自動アウトに近かったので、桑原選手は得意の走者なしの状況でのびのび打つことができた。


ということで、今シーズンもトップバッターの桑原選手がかなりの高い確率(昨シーズンの実績だと36.7%)で出塁することが期待できそうだ。


さて、それではこのチャンスの目を広げて得点につなげていくためには、彼に続く2〜4番の上位打線をどのように組めば良いだろうか?


正月は終わったが、正月ボケは未だ続いているので、サクセス思考で最もワクワクできそうな打順を考えてみよう。


桑原選手がヒットあるいは四球で出塁し、ノーアウト一塁。この状況での昨シーズンの上位打者たちの打撃成績は以下の通り。



打率 .389、出塁率 .458の宮﨑選手(コロナ感染は残念ですが、幸い無症状ということなので、大事にして早期に復帰できることを祈っています)がずば抜けている。

彼を2番に置けば、チャンスは拡大すること必至だ。



ということで、ノーアウト一塁二塁。

この状況での打撃成績を見てみると、今度はオースティン選手が打率.308、出塁率.400で最も期待できる。




実際には彼が長打で二人のランナーを生還させる可能性もかなりあるように思うが、楽しみは後にとっておくということでレフト前ヒットくらいを考えておこう。


オースティン選手の打球速度が速すぎて、さすがの俊足桑原選手もホームまで戻ることができずにノーアウト満塁だ。


満塁で強いのは誰だ?牧秀悟選手だ。



打率 .467、出塁率.500では敵バッテリーはもうびびってしまっている。

新人記録を塗り替えた右中間を破るツーベースとしておこう。



これで走者一掃。3点をあげてなおノーアウトランナー2塁だ。しかも、次の打席には佐野選手が入り、ネクストバッターズサークルではソト選手が燃えるような視線をピッチャーに注いでいる。


ちなみに、佐野選手の走者二塁での打率は .270だが出塁率が .370と高い。まあ戦意を喪失した相手投手は勝負を避けてフォアボールと言うところか。


というわけでまだまだチャンスは続くのでした。めでたしめでたし。


おなじみ、ベイスターズ上位打線大暴れの一席でございます。