mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

桑原と宮﨑は2人セットで使おう



4月30日 対ヤクルトスワローズ 明治神宮野球場 0-2 負け


かねてから三浦監督の談話があった通り、コロナ陽性から復帰して今週半ばにイースタンリーグで登板した山崎康晃投手と砂田毅樹投手が選手登録された。


また、体調不良ということで巨人との3連戦は試合から遠ざかっていた三嶋一輝投手もこの試合からベンチ入りすることになった。 


これでブルペン陣は厚みが増したことになるが、3人とも絶好調とは言えない状態なので競った展開でどこまで任せられるか、慎重に見極めて行く必要がある。


“頑張ってくれないと困る選手なので頑張って欲しい”と言ういわゆるポエム風の迷言はやめて、現実を見据えた最善の手を打って欲しい。斎藤隆ピッチングコーチと木塚ブルペン担当コーチはきっとそれが出来るだろう。




1. 桑原(CF)
2. 楠本(RF)
3. 佐野(LF)
4. 牧(2B)
5. ソト(1B)
6. 大和(SS)
7. 柴田(3B)
8. 山本(C)
9. 上茶谷(P)


巨人戦から少しオーダーを変えて、楠本泰史を以前のように2番に置き、佐野恵太を3番に下げた。


少し気になるのは、ソト5番が機能するかと言う点だ。以前からこのブログでも書いているように、彼の場合は次打者がバッテリーに脅威となるかどうかで打撃の調子が左右すると思われるためだ。


ただし、これは4番の牧秀悟にも言えることなので、巨人戦のように楠本選手が次打者というよりはソト選手が次に控えていた方が相手投手にはプレッシャーがかかるだろう。


また、単純に打率で比べると、楠本選手が .262まで下がって来ているのに対して、大和選手は .279を維持しているのでクリーンアップの次としては良いかも知れない。


柴田選手は、コロナ陽性による離脱期間があったとは言え、24打数0安打と言うのはさすがにまずい。本人も焦りがあると思うので、まずは一本のヒットが喉から手が出るほど欲しい。


先発は上茶谷大河。ヤクルト戦では今シーズン既に2勝を挙げており、特に前回登板では100球以下での完封勝ち、いわゆるマダックスを達成している。


しかし、ヤクルトはチームとしてかなり研究してくると思うので、お得意様というような油断があると手痛いしっぺ返しが待っているだろう。


スタメンでマスクを被るのは山本裕大。前回のマダックス達成は彼の配球によるところもあると思うので、もう一度と言うことだろう。素人考えかも知れないが、別の捕手で配球のパターンを前回から変えた方が良いのではないかとも思うがここはプロの判断を尊重しよう。




3回裏 スワローズの攻撃


それまで順調に投げていた上茶谷投手だったが、先頭の8番内山選手にはフルカウントまで粘られ、9球目がボールと判定されてフォアボール。


右打者のアウトコースを狙ったスライダーが抜けてインコースに行ったが、コース的には素晴らしいフロントドアになっておりストライクだったと思う。抜け球ということで判定が辛くなっただろうか。


その後、二死二塁までこぎつけたが、このところ不調だった青木選手のさすがベテランという経験値高めのタイムリーヒットで先制された 0-1。


6回裏 スワローズの攻撃


一死走者なしから7番オスナと8番内山に連続ツーベースヒットを許し0-2とリードを広げられた。


ベイスターズは4回から4イニング続けて無死あるいは一死でランナーを出したが、いずれも三塁までも進塁することができなかった。


特に、5回にはノーアウトからヒットで出塁した大和を一塁において次打者柴田2-2のカウントでエンドランを仕掛けたが、三振ゲッツーと言う最悪の結果になってしまった。


しかも、その次の山本裕大が珍しくフェンス直撃のツーベースを打ったため、結果論としてまずい策となってしまい、それ以降の積極的な采配を躊躇してしまったように見えた。


しかし、結果によらず、この時点で山本選手の打率は .071であり、その前に仕掛けたこと自体は間違いではなかったと思う。ここは、懲りずにエンドランや盗塁などの積極的な攻撃を続けて欲しかった。


結局、ヤクルトの7〜9回の好投手たちを打ち崩すことは出来ず、0-2と2試合続けて完封負けを喫することとなった。




冒頭に書いた打順の組み替えは今日の試合では功を奏さなかった。


主力の打者では楠本と大和がマルチヒット。特に楠本はツーベースも放ち、死球でも出塁するなど気を吐いた。


しかし、1番、3番、5番が出塁なしという状況では打線が繋がらない。
まず先頭の桑原が倒れ、次の楠本が一死で作りかけたチャンスに佐野が外野フライなどで凡退して二死となる。


続く牧選手は敬遠気味のフォアボールでソトが打ち取られてチェンジ、ということが何度かあった。二死で牧であれば歩かせても、ソトか大和のどちらかで確実にアウトを稼げるという自信があるようなスワローズの戦術だった。


冒頭にも書いたが、頑張ってもらわないと困る選手なので頑張って欲しい、と言う謎のロジックは捨てて、復帰後12打数1安打の桑原将志を一度下げて、彼の復帰以前のように楠本選手を1番に置いてみてはどうだろうか?例えば、次のような打順が考えられる。


1. 楠本(RF)
2. 佐野(LF)
3. ソト(1B)
4. 牧(2B)
5. 大田(CF)
6. 大和(SS)
7. 倉本(3B)
8. 戸柱(C)
9. 投手


桑原は宮﨑敏郎復帰のタイミングで、二人セットでスタメンに戻す方がバランスが良いと思う。


1. 桑原(CF)
2. 楠本(RF)
3. 佐野(LF)
4. 牧(2B)
5. ソト(1B)
6. 宮﨑(3B)
7. 大和(SS)
8. 戸柱(C)
9. 投手


こうして書いてみると、宮﨑がこのチームにとってどれほど大事かがよく分かる。宮﨑敏郎が主力打者のしんがりを務めてくれることで、彼の前を打つ打者たちの全てが生きてくるように思えるのだ。


その宮﨑選手は5月3日のドラゴンズ戦から選手登録が可能となる。
既に横須賀ではバッティング練習を行なっているので、2軍で1〜2試合出場して1軍に合流することになるだろう。



こうなると、イースタンリーグでベイスターズの試合が今週末組まれていないことがうらめしい。近鉄バッファローズがオリックスに吸収合併されて楽天が仙台を本拠地としたことで、イースタン7チーム、ウェスタン5チームというアンバランスな状態になり、いつも東西で1チームずつあぶれてしまう。イースタンとウェスタンの交流試合を組むことはよほど難しいのだろうか?


※ と思っていたら、5月3日からのカードでは、イースタンの読売とウェスタンのオリックスの試合がジャイアンツ球場で組まれている。これができるのであれば、各チーム揃って試合ができるようにスケジュールを組めばよいのにな、と思ってしまう。遠征費用の問題だろうか?


ともかく、宮﨑敏郎は5月3日のイースタンでのロッテ戦(平塚)に出場し、そこで問題なければ4日あるいは5日から横浜スタジアムでのドラゴンズ戦に出場すると期待している。




上茶谷はさすがにスワローズに3連勝させてはもらえなかったが、6回2失点のQSで試合は作った。3回の失点が不運な四球からだったことを考えれば、私は十分合格点の内容だったと思う。


そして、三嶋一輝も今日は危なげなかった。彼の場合はひょっとしてメンタルの好不調があるのではないかと勘繰ってしまう。


そして今日も伊勢大夢はとても良い投球をしていた。
今シーズンはここまで12試合に登板して防御率0.00、奪三振率10.32と言う数字を積み重ねて来ている。彼にもう一度クローザーのチャンスを与えて欲しい。



明日は大貫晋一が先発だ。リリーフが充実し、翌日は試合がないことを考えても、長い回云々はとりあえず忘れて、初回から飛ばして行って攻撃のリズムを呼び込んで欲しい。


大丈夫、明日はきっと勝つよ。