mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

有難う佐野キャプテン 連夜の逆転劇でジャイアンツをスイープだ



8月18日 対読売ジャイアンツ 横浜スタジアム 4-3


勝ち投手 伊勢大夢(3勝2敗1S)
負け投手 戸郷翔征(10勝6敗0S)
セーブ 山﨑康晃(0勝2敗27S)
本塁打 佐野恵太 15号、16号
継投 F.ロメロ(5回)→中川(1回)→H エスコバー(1回)→勝 伊勢(1回)→S 山﨑(1回)


昨晩から逆転勝利の余韻を偶蹄類のように長いこと反芻していた。


できればずっとそうしていたいのだが、早いものでもう次の試合が始まる。


今日の先発投手はフェルナンド・ロメロと戸郷翔征のマッチアップ。


安定しているとは言い難い今年のロメロ投手と自身初めての二桁勝利を挙げて勢いに乗る戸郷投手の組み合わせでは分が悪いように感じるが、いつも言っている通り、勝負はやってみないと分からない。


今日も勝ってホーム14連勝と記録を更新するとともに、巨人をスイープすることでヤクルトとのマッチレースの体制を作りたい。まあ復調したヤクルトはなかなか負けないだろうが。




スタメンはかなり落ち着いてきたようだ。今日も1番から7番までは昨日と同じ。


スタメンマスクはこのところ四試合続けてロメロ投手とバッテリーを組んでいる伊藤光選手が被り8番に入った。


柴田選手が打撃好調であることを考慮してキャッチャーは8番で固定しているのだろう。


1番 桑原(CF) 対戸郷投手打率(今季) .500
2番 楠本(RF) 同 .000
3番 佐野(LF) 同 .364
4番 牧(2B) 同 .600
5番 宮﨑(3B) 同 .167
6番 ソト(1B) 同 .222
7番 柴田(SS) 同 .000
8番 伊藤光(C) 今季対戦なし
9番 ロメロ(P)


今シーズンの戸郷投手との対戦では、桑原、佐野、牧といったところが高打率。


このところ好調の戸郷投手に対してこのデータがそのまま適用できるかどうかは定かではないが、少なくとも苦手意識はあまりないだろうと思うので、主力のこの3人に攻略のきっかけを作って欲しい。


二夜連続となる殊勲の勝ち越しホームランを放ったソト選手は戸郷投手に対してこれまで打率 .222とあまり打てていないが、好調となった今、不調時の過去のデータは気にする必要はない。


4回表 ジャイアンツの攻撃 0-1


中田と岡本のヒットなどで二死満塁のピンチ。9番の戸郷にレフトへのタイムリーヒットでジャイアンツが1点先制。セカンドランナー大城はホームでアウト(リクエストによってセーフ判定がひっくり返る)。


一死満塁で重信をファーストゴロに打ち取り、あと一歩で無失点で切り抜けられるというところだったが、投手に打たれたのはいかにも残念だった。


4回裏 ベイスターズの攻撃 1-1


先頭の3番佐野が1-1からの3球目を狙いすましたように振り抜いて右中間への同点ホームラン。取られてすぐに取り返すことができた。



5回表 ジャイアンツの攻撃 1-3


坂本と丸のヒットで一死二、三塁のピンチ。中田翔は空振り三振に打ちとったが、5番ポランコにライトへの勝ち越し2点タイムリーヒットを許した。



6回裏 ベイスターズの攻撃 3-3


先頭の桑原がセンターへのヒットで出塁すると、続く楠本はサード後方の微妙な位置にフライを打ち上げた。最後は坂本とポランコが譲り合うような形となって打球はラインの僅かに内側のフェアゾーンに落下。ラッキーなヒットとなって無死一、二塁のチャンスを掴んだ。


佐野はセカンドゴロで一死一、三塁となり、次の4番牧がセンターへのツーベースヒットを放ちまず1点。



さらに、宮﨑申告敬遠で一死満塁となったが、戸郷が次打者ソトにフォアボールを与えて押し出し。これで同点に追いついた。


柴田はセカンドフライに倒れたが、なおも二死満塁の場面で伊藤光に変わりオースティン登場。しかし、初球を打ち返した三塁線上の鋭いライナーはサード岡本に好捕されスリーアウトチェンジ。逆転には至らなかった。


8回裏 ベイスターズの攻撃 4-3


この回先頭の佐野が1-2と追い込まれながら4球目のスライダーが真ん中付近に甘く入ったところを確信を持って振り抜き今日2本目となるソロホームランで4-3とこの試合初めてベイスターズがリードを奪う。


2本目のホームラン後にデスターシャする佐野恵太キャプテンとキメ顔担当の森敬斗さん



先発のロメロ投手は5回で降板し、その後を引き継いだ中川、エスコバー、伊勢、山﨑のリリーフ陣が今日も強力ジャイアンツ打線を無失点で抑え切った。


4-3で連夜の逆転勝ち。ジャイアンツをスイープすることに成功した!これで横浜スタジアム14連勝とさらに球団記録を伸ばした。


印象に残ったプレーヤ選手など


今日はなんと言っても佐野キャプテン。


1点先制された直後に追いつくホームランと勝ちパターンを既につぎ込んでいて9回表に山﨑康晃で勝ちきるにはどうしても得点が欲しかった8回裏先頭打者でのホームラン。どちらも正にここぞというところでの価値ある本塁打だった。


ヒーローインタビューで本人も言っていたが、特に2本目のホームランの当たりがすごかった。打った瞬間にホームランとわかる素晴らしい打球速度と弾道だった。打球はライトスタンドの上段まで届く特大の一打だった。


佐野選手は恐らく中距離ヒッターという部類に入ると思うが、彼に特有の軸が全くぶれずコマのように回転するフルスイングはあれだけの飛距離を出すポテンシャルも秘めている。


1-3の6回一死一、三塁でセンターへのタイムリーツーベースを放った牧秀悟もさすがの勝負強さだった。8月10日以来となるマルチヒットで明日からのカープ戦に気分良く向かっていくことができるだろう。


このところ、佐野、牧、宮﨑、ソトのうち誰かが活躍してヒーローになる試合が続いている。本当に強いチームの勝ち方ができるようになってきた。


先制されても慌てず、勿論諦めずに連勝を続けていけるのは、安定したブルペンがあってこそ。


今日もエスコバー、伊勢、山﨑は走者を一人も許さず、中川はヒット一本を打たれたが前回に続いて素晴らしい投球だったと思う。中川投手が同点の6回に起用されたということは、ブルペンでの彼のポジションが上がりつつあるのではないだろうか?


入江大生に続いて中川投手も勝ちパターンに準ずる働きができるようだと、9月の超連戦もなんとかこなしていけるような気がしてくる。


リリーフ陣の中でも伊勢大夢のピッチングは特筆に値する。


相変わらず空振りの取れるストレートとフォークのコンビネーションで中田、ポランコ、岡本のジャイアンツの中軸を三者連続三振に打ちとったのは圧巻の一言。


今日のイースタンリーグ巨人戦で新入団のガゼルマン投手と森原投手も登板していた。


ガゼルマン投手は今日時点ではストレートが最速149km/hとまだ100%ではないようだがコントロールは安定しているように見えた。


森原投手は代わりばな、増田陸選手にソロホームランを打たれたが、その後は三者連続三振に打ちとっており、ポテンシャルの高さが見て取れる。


この二人も9月には1軍に合流してブルペンを支えてくれる新戦力になってくれるはずだ。


最後にどうしてももう一度言いたい。


有難う佐野キャプテン。


これからホームランシーンをYouTubeで30回くらい見直すよ!