mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

来年がラストチャンスか 今永昇太と目指す横浜優勝の夢



12月9日 初めての現役ドラフトはこうしている間にも非公開で行われているのだろう。


その一方で、ベイスターズの主力選手数人の契約更改に関する報道があった。


【今永昇太は単年契約で来年MLBを目指す】


今シーズンは左前腕部の肉離れという珍しい故障で開幕直前に離脱したが、5月6日の広島戦で復帰登板を果たすと、その後は札幌ドームでの日本ハム戦(6月7日)で自身初のノーヒットノーランという快挙を達成するなど、合計21試合に登板して11勝4敗の成績を残した。


規定投球回に到達して防御率2.26という好成績で2度目の二桁勝利を挙げても、本人の評価は、「最低限の最低限の最低限くらいの数字だと思います」と決して高くない。


まだまだ相手を圧倒する投球ができていないし、CSで勝てなかったところが物足りない、というのがその理由とのこと。


自分に厳しいというのは、逆に言えばそれだけ目標が高いということなので、きっと良いことなのだろう。


今回の契約更改では、4000万円アップの年俸1億4000万円でサインした。


昨年の契約更改では、当時の三原球団代表からMLBに挑戦する意思を聞かれ、興味があると答えていた今永投手だが、このオフには来年オフのポスティングでのMLB挑戦に向けてエージェントとの契約を検討しているという報道もあり、具体的な動きを始めているようだ。



今年の契約更改の話し合いの場でも、球団とMLB挑戦に向けて前向きな相談ができているようであり、ベイスターズの今永投手としてともに優勝を目指すのは来年が最後のチャンスになる可能性が高まってきたと思う。


DeNAがベイスターズのオーナー企業になってから、筒香嘉智、山﨑康晃、そして今永昇太という3人はチームの実力と人気を支えてきた生え抜きのスター選手であり、その今永投手がチームを離れることになるのは寂しい限りだ。


この気持ちは筒香選手のMLB挑戦の時と同じで、これから私はあの時と同様、選手本人の夢と幸せを願う気持ちに自分自身の切り替えを行なっていかなくてはならない。


簡単なことではないが、それができることは自分でもわかっている。


だから自分の夢に向かってひたすら進んでいってくれ、今永。




【ベテラン二人の契約更改】


伊藤光捕手と三嶋一輝投手はいずれも複数年契約を結んでおり、それぞれ現状維持で契約を終えた。


伊藤選手は年俸1億1000万円。


今年は4月にふくらはぎの筋膜障害で離脱し、復帰直後にコロナ陽性となるなど、出場試合数が40と少なかったが、打率 .277は「打てるキャッチャー」としての面目を保つものだった。


「僕の左ふくらはぎが被害者であって、僕の股関節であったり腰であったりが加害者になっている」という本人のコメントは、かつて故障のあった股関節や腰を庇ってふくらはぎを痛めてしまったということだろうか。


練習過多だった点を見直して、今後は身体のケアを十分行うことで故障の予防に努めるとのこと。


技術面では、阪神の梅野選手を参考にして、ワンバウンドのボールを止めるブロッキング技術を向上させることに精進するようだ。


これは落ちるボールを得意にするハマちゃんや入江投手などの能力をしっかり引き出すことで投手陣のさらなる安定をもたらすだろうし、ベテランの域に入った伊藤選手とバッテリーを組むことを通じて若い投手たちは配球やメンタル面など勉強する点が多いはずだ。


4年契約の最終年となる来シーズン、怪我なく伊藤選手本来のパフォーマンスを見せてくれれば、彼自身の言う「自分が軸になって(正捕手として)頑張る」と言う目標を達成することは十分できるはずだ。



三嶋一輝投手も年俸は1億2000万円と変わらず。


彼は難病の手術(5〜6時間を要したとのこと)の後、リハビリを順調にこなしており、現在は1日おきに40球の投げ込みを行なっているとのこと。


本人の感触では80%程度まで復活してきているらしい。


契約更改後の会見でも、仲が良くライバルでもある山﨑康晃投手の残留決定が嬉しかったと語っており、年始にはまた合同自主トレを一緒に行うことになりそうだ。


来シーズンは開幕からブルペンで中継ぎの座を勝ち取ることができるよう、これから状態を上げていくと言うことで、焦りは禁物だが、明確な目標がある方がトレーニングにも意欲が出るだろう。


入江、伊勢、エスコバー、ウェンデルケン、山﨑康晃と並ぶベイスターズの勝ちパターンに三嶋一輝が加わってくれれば、登板過多を避けながら盤石のブルペン運営が可能になる。


会見時に、彼は自身の名前にも含まれている「輝」の一字を挙げていた。


彼がこの字を選んだ意味は復帰を果たしてから説明すると言うことだが、我々ファンは彼がもう一度マウンドで輝く時が来ることを信じて、今まで以上の応援を送ろうぜ。




【現役ドラフト 速報】


ここまで書いたところで、現役ドラフトの結果について速報が入ってきた。


大方の予想通り、ベイスターズからは細川成也選手が中日に指名されて移籍することになったようだ。そして、逆に、中日から笠原投手がベイスターズへ。


両選手とも年俸は1000万円弱と言うことで釣り合いが取れているが、これだったら2球団間のトレードでも良かったのではないかという気もする。


5年前、細川選手がプロ入り後初めてのホームランを放った時の投手が中日の笠原投手だったことを考えると、この2人の間に何か因縁のようなものを感じる。


12球団全体では、オコエ選手が巨人に、巨人からは利根投手が広島に移籍するなど、色々と動きがあったようなので、明日の記事で改めて取り上げることにしよう。