mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

続 練習試合は負けるが勝ち




2月16日 どうも練習試合では毎回10点取られることを今季の目標にしているようだ。


先日のブログでも書いたように、練習試合は負けるが勝ちと思うようにしよう。


”練習試合は負けるが勝ち”というのはもちろんいい加減なものだが、もし意味があるとすれば、練習試合、特に初期の練習試合の目的は勝つことではなく、課題を明確にして対策や改善方法を具体化することなので、その意味では、負けた方が得ることが大きい、と言うことだ。


ベイスターズ 7 - 10 マリーンズ


アトムホームスタジアム宜野湾


スターティングメンバー


1番 桑原(CF)


2番 森(SS)


3番 アンバギー(RF)


4番 ソト(1B)


5番 大田(LF)


6番 京田(3B)


7番 伊藤(DH)


8番 戸柱(C)


9番 林(2B)


投手


笠原祥太郎(2回、被安打1、奪三振0、四死球0、失点0)


濵口遥大(2回、被安打4、奪三振1、四死球3、失点3)


坂本裕哉(2回、被安打2、奪三振0、四死球2、失点2)


宮城滝汰(2回、被安打3、奪三振0、四死球1、被本塁打1、失点2)


三浦銀二(1回、被安打2、奪三振1、四死球2、被本塁打1、失点3)



【バッテリーエラーの予行演習】


火災訓練というものがある。


防火に万全を期すのはもちろんのことだが、万が一、火事が起きてしまった時の対策をしっかりしておくことも重要な防災対策だ。


今日のベイスターズバッテリーも、万一のバッテリーエラーを想定して、そうした訓練をしていたようだ(ですよね?)。


4回表には、ハマちゃんがフォアボールを出し、その後、戸柱がパスボール。その後、ヒット、フォアボールと続いて今度はワイルドピッチで2走が一気に生還。


非常時に備えて良い訓練ができたことだろう。



6回には一死1、3塁で3番手の坂本が2回続けてワイルドピッチ。これがいずれもタイムリー(?)となって2失点。


地面に叩きつけてしまったカーブを捕手2番手の山本祐大がレガースで強く弾いてベンチ前まで蹴り出す間に2走までホームイン。良い練習になったね。


そして終盤は被本塁打の練習だった。


7回には宮城滝汰が佐藤選手にバックスクリーンに飛び込むソロを被弾し、9回には三浦銀二がデッドボール、ストレートのフォアボール、福田選手のライトスタンドへのスリーランという満塁ホームラン製造機と呼ばれる坂本裕哉並みの効率で失点した。


まあ、ハマちゃんはほんの数日前に180球を投げていたので仕方ないという面もある(練習試合とは言え、登板の直前になぜそんなに投げ込んだのかは不明だが、おそらく、夏場の酷使の予行演習か何かなのだろう)。


坂本は先日森敬斗の頭部にデッドボールをぶつけた時のようにリリースポイントが不安定な印象。


とんでもないコースに行ってしまうボールも多かった。


このオフは筋力をつけて球速を上げることに取り組んでいたが、今のところ、その代償としてコントロールを失ってしまったように見える。



反面、先発した笠原が無難にまとめたのは良かった。球威で押すタイプではないが、ストレートがある程度走らないと自慢のチェンジアップも生きてこない。


今日の他の3投手とは違って、まとまりのある投球で試合を作る能力のあるピッチャーなので、ローテーションの5番手、6番手を狙って頑張って欲しい。



【バッティングは良いところもあった】


今日は13安打とロッテの12本を上回るヒットを放ったベイスターズ打線。


相変わらず得点効率はあまり高くないが、徐々にバットが振れてきた感じはする。


特に目立ったのは、3打数3安打の楠本泰史。


代打としての出場だったが、二塁打を含め、好調ぶりをみせた。


彼はバットコントロールが優れているので、積極的に振っていく思い切りの良さが出れば激戦の外野陣でレギュラーを奪う可能性が最も高いと思う。



そして、森敬斗もタイムリーとなった初回のセンター前ヒットを含め5打数2安打の活躍だった。


2三振というのはあまり褒められたものではないが、三振を気にして消極的になるのはもっと宜しくないのでまあ良しとしよう。石井コーチの戦術だとある程度三振が増えるのは仕方ないようにも思う。


ライバルの京田陽太が移籍後の対外試合初安打でタイムリーを放ったのも良かった。




その他、初回先頭打者の桑原のセンターオーバー、勝又温史のライトオーバーも思い切りの良い素晴らしいスイングだった。


伊藤光のライトオーバーのシングルヒットもいわゆる当たりが良すぎたというやつで、打撃自体は好調なようだ。



今日の負け試合では、特にバッテリーエラーに関して課題が多く出た。


これは良いことだったと捉えて、明日からのキャンプで予防策や逸らした後でも走者の二つの塁を与ないための対策などを徹底して欲しい。



”転んでもただでは起きるな。そこら辺の土でもつかんでこい”      安藤百福