mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

単なる普通の負け試合ですけど何か?




6月最後の試合はポケモンとのコラボレーションでグッズの打ち上げが物凄かったらしい。


世代から言ってもかけ離れているため、私自身はポケモンに対して特に思い入れは無いが、人それぞれの楽しみ方はあって良いと思うし、それで大好きなベイスターズのホーム球場での試合が盛り上がるのであれば大歓迎だ。



試合の方は、エース今永昇太が中日打線を7回まで0点に抑える快投を見せた。


一方、打線は4回に戸柱恭孝の内野ゴロの間に1点は挙げたものの、再三の好機に加点することができない。


こうした展開だとリードしているチームの方が重苦しく感じてくるものだ。


8回表、先頭の村松選手の当たり損ねのピッチャーゴロの処理にもそうした雰囲気の影響があったのかも知れない。


捕球した今永選手はそのままファーストに送球してもアウトにできたように思うが、目の前に迫っていた打者走者にタッチに行った。


村松選手はラインの内側に入ってタッチを避けたように見えたが、3フィートルールに抵触することも守備妨害と宣告されることもなくセーフとなり出塁した。


このプレーが今日の試合の分岐点だったと思う。


その後、先発の小笠原投手の代打、宇佐見選手が同点タイムリーツーベースを放ったのはこの流れの必然のように思えた。


今永は一昨年から中日戦での無失点記録を続けていたが、それも36イニングで途切れた。


好投を続けていた小笠原投手に代わった宇佐見選手が同点打を放ったと言うのは中日ベンチとしてはしてやったりの采配だったと思うし、これで相手チームをのせてしまったのは間違いない。


試合が決まったのは、9回に登板した伊勢大夢の与えたフォアボールとその後のツーベースヒット。


二死一塁で打席に入った髙橋周平選手への2球目だった。


初球の低めへのフォークボールを空振りさせて、次は高めのボールゾーンへのストレートの要求だったのではないかと思う。


伊勢大夢の得意とする外角高めにシュートライズするストレートはストライクからボールゾーンに抜けて行くもので、打者はつい手を出して高い確率で空振りさせることができる。


しかし、今日のこのボールは中途半端な高さで伸び上がりながら打ちごろのベルト付近に来てしまった。このコントロールミスが致命的だった。


折からの強風にのったボールは予想外にのび、レフトの関根大気は追いかけすぎてクッションボールの処理ができなかった。二死でスタートを切っていた一走が長駆生還して、これが決勝点となった。


9回裏には、楠本、宮﨑と代打攻勢をかけたが、ドラゴンズの不動のクローザー、ライデル・マルチネスの前に三者三振に倒れて1-2のままゲームセット。


逆転で4連敗を喫した。



インターネット上では、勝てた試合だったとか、大型連敗になりそうな負け試合だとか言うコメントが飛び交っているが、果たしてそうだろうか?


絶好調の大和選手の4安打固め打ちなどがあり走者は出すものの、あと一本が出ず、追加点が取れないまま相手チームに流れが行ってしまい僅差の逆転負け、と言うのは普通の負け試合の一例だと思う。


過剰に反応する必要はないだろう。


(渋い表情とピカチュウヘルメットのコントラストが絶妙な大和さん。会社の忘年会で仕方なく余興をやらされている中間管理職を思い出させる)


8回裏の二死一、三塁でピカチュウヘルメットの戸柱に一本出ていれば、と思う気持ちはよく分かるが、あの時も捉えた一打でファーストが好捕した惜しいプレーだったとも言える。



私が反省点として挙げたいのは次の2点だけ。


(反省点1)伊勢大夢は肝心なところで不用意なコントロールミスをしてしまった。


球威自体の問題ではなく、これは恐らく登板間隔が空いたせいだと思うので、これに懲りずに一定の間隔で登板させて欲しい。場合によっては僅差のビハインドでも良いのでは無いか。


(反省点2)連敗のせいか、三浦監督の采配がやや消極的になっているような気がする。


今日も最終回になって宮﨑敏郎を代打で起用していたが、遅きに失した感が強い。


延長戦を見越してのことだとは思うが、勝負所は思い切って欲しい。三浦さんは気力充実している時は、おやっと思うほど仕掛けが早い監督だと思う。失敗を恐れずに仕掛けてください。


それ以外は何も言うことはない。


明日のバウアーもポケモンファンであり、最高の機会だと言っているようなので、雨天ではあるもが気持ちよく投げてもらおう。


以前も彼が連敗を止めたことがあったが、あまり連敗の雰囲気に飲み込まれない彼のような投手が負の流れを断ち切ってくれることだろう。


大丈夫。明日は普通に勝つさ。